2008年に日本統計学会75周年記念出版として刊行されました国友直人・山本拓監修『21世紀の統計科学』(全3巻)の増補版を, 日本統計学会のホームページを通じて提供することとなりました.本書の増補版の オンライン公開が統計科学の今後の発展に資することを期待しております. 第I巻 社会・経済の統計科学 (国友直人・山本拓編) 第II巻 自然・生物・健康の統計科学 (小西貞則・国友直人編) 第III巻 数理・計算の統計科学 (北川源四郎・竹村彰通編)
字面で見るとそんなに不思議な言葉ではないと思うんですよ、品切れ重版未定。 全然知らなくても日本語的に品切れてて重版する予定もないんだなーと解釈してくれると思うし、それで間違ってはいないです。 でもですね、これが実務的にはそうでもないんです。 だって本当は品切れてないんだもん。 あ、最初に自分の立場を説明しておくと、20年前に竹書房っていう中くらいの出版社(だいたい売り上げ的に30〜40位くらいだと思われます)に編集として入って途中で電子書籍黎明期の立ち上げに関わり4年前、急に紙も含めた営業を全部みましょーと思いたってこうだったらいいのになー、というのを無邪気にやってたら今に至ってる感じです。おかげさまで竹書房、苦しい市場のなかでもぼちぼちやれておりますのでそんなに間違っていないかなあ、と。 ので、これは竹書房という出版社で最近営業に関わった素人から見る一面的な見方にすぎません。それは違う、
業界の程よく中心から距離のある関係者視点で、電子書籍を取り巻く日本の事情について書いてみます。 ここ数日話題になってる「全部電子書籍でだせっていってんだろ」「くそ業界滅びろよ」っていう読者の声と、それに対する業界のいいわけじみたコメントに対するメモですね。 スタンスとしては、業界側の視点ではあるんですが、業界を擁護するつもりはありません。すべての業界や消費物と同じように、必要とされなければ声を荒げなくても滅びると思っているので(そして出版業界が斜陽であるのはもう周知の事実ですので)、ことさら擁護の必要もなければ罵声を浴びせる必要もない、というのが個人的な気持ちです。 読者側にも業界側にも各論はそれぞれあるとおもうのですが、今回述べたいのは、総論として「日本の出版業界は、日本の書籍市場に過剰適応してしまった」という点です。 この場合「日本の書籍市場」っていうのは、取次ぎのシステムであるとか、
これ、FAQっぽいんで、ちょっと私見を書いておこうと思います。 とくに技術書に関しては、Markdownで原稿を書きたいとか、修正はPull Requestでもらえると楽とか、そういう便利な世界を知っている人たちが執筆者なので、 「MS Wordで書いてもらった原稿を、こちらでDTPの担当者に組版してもらいます。修正は紙に赤字か、PDFをメールで送るので、そこにコメントを入れてください」という古き良き時代の出版社のやり方を目にすると、 「出版社って遅れてるよなー」という感想を抱かれることが多いのだと思います。 その結果、「自分たちはITのプロとして出版のためのプラットフォームを作れるだろうから、それを使ってもらえないものか」という方向の考え方に至るのはよくわかります。 しかし、これには、二つの面から「ちょっと認識が違うから待って」と言いたい。 まず「認識が違う」と思うのは、プレインオールド
皆さんは校正・校閲(こうせい・こうえつ)という仕事をご存知でしょうか? 出版社はもちろん、ライターや編集者にとっても欠かせない仕事の1つです。とはいえ、具体的にどういった仕事なのか分からない人が多いはず…ライターの根岸達朗が鴎来堂、かもめブックスの柳下恭平さんに話を聞いてきました。 こんにちは、ライターの根岸達朗です。 突然ですが、皆さんは校正・校閲(こうせい・こうえつ)という仕事をご存知でしょうか? 校正ってほら、誤字脱字がないかとか、文章のまちがいを指摘したりするアレで、校閲はうーんと…… なんて、あやふやな知識でこの仕事を捉えてる人も多いかもしれませんが、なにを隠そう、ぼく自身がそのあたりをイマイチ理解してなくてですね…… 「ちょっとー! 開き直ってるけどいいんですか。校正・校閲がなんたるかを知ることは、ジモコロの価値を高めることにもつながるんですよ?」 「そうなの? なんかすごい職
今月開催された図書館総合展において、新潮社の社長が図書館に対し一年間の貸出猶予を求めるとした報道が出ています。 news.tbs.co.jp 一応この場にいた人間としまして、本発言のニュアンスをできる限り正しくお伝えしますと あくまで「特定のタイトル」の貸し出しに対し「一定の配慮」を求める「お願い」であり、強制力はない。従わない図書館がいても構わない 所蔵副本冊数や具体的な貸出数等についての具体的制限は設けない。あくまで図書館側の自主的な配慮に任せる 本件を強く要望しているのは著者たちであり、出版社としてはそうした声を抑えきれない 出版社としては、図書館での貸出と新刊本の売上に明確な因果関係が現時点であると言い難いことは把握している。 こういうことは本のジャンルによる差が大きく、文芸書以外の分野では図書館が買い支えている側面があることも理解している。図書館との関係を悪化させるつもりはない
この50年間に世界で最も読まれた本ベスト10 たくさん売れる本が優れた本であるとは限りませんが、ベストセラーと聞くと内容が気になってしまうもの。 では、最も世に広まった本が何であるか、ご存知でしょうか。 過去50年で発行部数が多い書籍、ベスト10をご紹介します。 第10位 アンネの日記 2700万部 第二次世界大戦の最中のナチス・ドイツ占領下のオランダ・アムステルダムが舞台となっている。ナチスのユダヤ人狩りを避けるために咳も出せないほど音に敏感だった隠れ家に潜んだ8人のユダヤ人達の生活を活写したもの。執筆は密告(密告者はいまだ不明)によりドイツ秘密警察に捕まるまでのおよそ2年間に及んだ。彼女の死後、父オットー・フランクの尽力によって出版され、世界的ベストセラーになった。 アンネの日記 - Wikipedia 第9位 頭を使って豊かになれ(思考は現実化する) 3000万部 成功哲学の祖。19
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