品切れ重版未定とは品切れじゃないんだよ｜竹村響 Hibiki Takemura

字面で見るとそんなに不思議な言葉ではないと思うんですよ、品切れ重版未定。 全然知らなくても日本語的に品切れてて重版する予定もないんだなーと解釈してくれると思うし、それで間違ってはいないです。 でもですね、これが実務的にはそうでもないんです。 だって本当は品切れてないんだもん。 あ、最初に自分の立場を説明しておくと、20年前に竹書房っていう中くらいの出版社（だいたい売り上げ的に30〜40位くらいだと思われます）に編集として入って途中で電子書籍黎明期の立ち上げに関わり4年前、急に紙も含めた営業を全部みましょーと思いたってこうだったらいいのになー、というのを無邪気にやってたら今に至ってる感じです。おかげさまで竹書房、苦しい市場のなかでもぼちぼちやれておりますのでそんなに間違っていないかなあ、と。 ので、これは竹書房という出版社で最近営業に関わった素人から見る一面的な見方にすぎません。それは違う、

[cider_kondo]

というか拙者がこの用語を初めて知ったとき(たぶん今から30年ぐらい前)の表記は「版元品切れ重版未定」だったんで、それがいつの間にか先頭の2文字がなくなって分かりにくくなった印象。

[TakamoriTarou]

学術本で、主要ネット書店や在庫検索できる大手書店全滅、Amazonで定価三千円が2万円の値に、という状態で、ダメ元で大学生協に版元問い合わせかけてもらったら出てきたことあるわ。マジ助かった。

[behuckleberry02]

品切れの本を書店注文で奇跡的に確保するとちょっと汚れてたりするやつですね。あるある。

[kichine]

田舎の小さい書店でも頼んだら品切の本を「倉庫にあったそうですよ」と届けてくれたことがあったので（多少よごれありと言われた）すごくほしいならダメ元で注文するとよいことがある。

[Shin-JPN]

知ってた。と言うか自分のこの辺の知識は四半世紀アップデートされてないから「自分はもう判ってない」と思っていたのに、流通の仕組みも「出版社次第/書店次第」なのもあまり変わっていないんだな。

[mugi-yama]

“出版社の隠し在庫を探し出してくるのがめちゃくちゃ上手い書店員さんたち”　元書店員ですがコレの理屈がわからん。よーするに出版社の営業と仲がいいってこと？（そんなこと言ったら地方の本屋全滅やん）

[n_y_a_n_t_a]

目を引きやすいタイトルを入り口に、興味深い書籍の商取引の実態が大変上手に書かれている。（書評風）

[santec1949]

"ここでずっと言ってきた書店さんの注文とは委託の注文" なんでやねん、新刊配本以外の補充等「注文」は買切やろがい。

[takeshi1479]

出版印刷に携わっていた俺としては「あれ？これもう重版かかってない？」って思って読んでたらそうなってた。あと版元によっては奥付とか見て直接問い合わせると売ってくれるところもあるよ。

[ktasaka]

そーなんだよね。「版元品切重版未定」であって、流通途上にない訳じゃないから。hontoみたいなシステムもっと普及してほしい。hontoは丸善ジュンク文教堂の書店店頭在庫が見られる。/↓買切じゃない客注あるよ。

[screwflysolver]

大好評絶版中でもあきらめない話

[chakichaki]

“です”

[deep_one]

市場在庫って積極的に引き上げる方法はないんだっけ？

[marmot1123]

知らんかった。参考になる。感謝。

[egamiday2009]

“品切重版未定の本は必ず、日本のどこかの書店で売っています“”隠しステータス（客注のみ）”、しかしいまや不合理なシステムではないのかと。

[linus_peanuts]

なんつーか書店員やってた頃からなんも変わっとらんのな……取次ほんとなんも役に立たんからなあ

[eagleyama]

“我々がもし在庫を持っていても直接みなさんにお渡しすることはできません。面倒くさいかもしれませんが書店さんで頼んでいただかないといけない”

[tanayuki00]

先日アウトドア系の通販サイトでそこの出版物を買った。アマゾンでは在庫切れで中古価格が跳ね上がっていた本の新品が定価よりかなり安く手に入った。元々自前の通販サイトを持ってる会社が出版もやればいいのでは。

[obatakanae]

結局絶版がよくわからなかった

[call_me_nots]

“この品切れというのは「書店さん」に対して言ってるんですね。すいませんもう注文をもらっても出せる在庫がなくなりました、あとは皆さんがまだ持っているぶんをどうぞ売り切ってください…そんな感じの状態です”

[wuzuki]

書店でバイトしてたので興味深く読んだ。/ 10〜13歳の頃、自分が生まれた頃くらいに発売されたラノベや児童書のレーベルを、図書館で取り寄せては読み漁ってた。そのとき、絶版や重版未定などの言葉を初めて知った。

[uunfo]

直接売れよ

[rag3]

竹書房は爆破されてないで『雑誌』も電子で出してほしい。毎月10冊近く自炊するの大変なんですよ。 （4コマ漫画は単行本にならない作品がそれなりにあるから捨てたくない） 1年後に紙で欲しいと思っても買えない業界

[mr_yamada]

もう少し進んだと取り組みも進んでるんだけど、本当に上手く回るか？ 上手く回った時に、紙の本の需要がどれほどの残ってるか？ せめぎ合ってる状態かと。

[mutinomuti]

“本屋さんの事情で返品がされてきます”出版社の事情だよね(´･_･`)出版社が在庫動かせなきゃ書店でもムーブメントなんて限定的だろ/そもそも、品切れとかそりゃ末端在庫全管理できるわけないから本に限らない

[miki3k]

なるほど

[maketexlsr]

内部事情漏らす系の記事かと思って読み進めると知識が増えて、最後は自社の綺麗な宣伝になっているという美しい構造

[kash06]

今までの一般的に起こっていた現象を説明しながら、竹書房がどのように対応してきたかの取り組みを紹介する見事な記事だし、見事な対応だ。

[rascalrascal]

竹書房の四コマは、雑誌段階の連載打ち切りで見切りをしている印象。

[uturi]

『店員に問い合わせて運が良ければ見つかるかもしれませんが基本的には品切れです』ということで、顧客からしたら普通の品切れと区別する意味はほとんどないな。

[saka_nako]

わかりやすい

[b-wind]

“本当は品切れ重版未定なんてめちゃくちゃ業界用語なわけです”

[ryuukakusan]

出版社の編集者で、これだけ読みにくい文章なのか。

[itochan]

ごめんね…あとでよむ…ぶくまはする

[lm0x]

なんだかなあと思う制度だけど古臭い感じが読んでて楽しかった

[asakura-t]

おおむね知ってる話かな？と思ったら客注向け在庫の話は知らなかった（隠してるというよりはたまたま編集部にある在庫かもしれんけど）。最近は少部数で増刷する出版社が増えてる印象。

[yuchicco]

このあいだ版切れの講談社文芸文庫「鉄道大バザール」上下巻を無印良品で見つけたから買ったよね。

[terazzo]

本じゃなくてCDだけど新星堂さんのECで注文したら2週間ぐらいかけて全国の新星堂ショップの店頭在庫から探して来てくれたことがあったので本でもそういうルートもあるかも

[mjq]

こうもまどろっこしいことになるのは再販制度のせいだと思うんだけど、再販制度を見直す前にリアル本市場が消滅しそう