正直、そんな気持ちを抱えながら働いている人も少なくないだろう。このご時世、「仕事があるだけマシ。ワガママ言うな!」という声も聞こえてきそうだが……そんな“コレジャナイ感”を抱きながら働き続けるというのは、心身ともに結構つらいはず。 人間、できればやりたいことを仕事にして生きていきたいものだ。ミュージシャンとしてメジャーデビュー、趣味を活かしてカフェ経営、海外でビジネスを起こす。ああ、楽しそう……。どのみち不安定なご時世なのだから、お金よりもやりがい! 夢に向かってレッツトライ! そんな勢いも欲しくなる。 しかし、「やりたいことを仕事にするっていうのは、そういうことじゃないよ」と唱える本もある。『遊んで暮らす コレジャナイ仕事術』(ザリガニワークス/パルコ出版)がそれだ。著者は、もらった子どもをがっかりさせるという妙なコンセプトから生まれた「コレジャナイロボ」や、ガチャガチャ業界で220万個