『ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知』より。 22.成果をあげる人の共通点とは 私が知っている成果をあげる人は、気質と能力、行動と方法、性格と知識と関心など、あらゆることにおいて千差万別だった。共通点は、なすべきことをなす能力だけだった。 ということで、ドラッカーは「なすべきことをなす能力」として次の5つを挙げている。 1.時間を管理すること 2.世の中への貢献に焦点を合わせること 3.自らの強みに基準を据えること 4.力を集中すること 5.成果をもたらすよう意志決定を行うこと 粗っぽくまとめてしまえば、持ち弾を把握し、効果の高い獲物のみに狙いを定め、得意な撃ち方で、脇目もふらずに、まっすぐ撃ち込む。 この逆は、弾を無駄遣いして切らし、どうでもいい獲物に翻弄され、慣れないフィールドで体力を消耗し、荒野をふらつき、収穫ゼロに終わること。 注意すべきは、記録に残して振り返