トルコ共和国から新潟県柏崎市の施設に寄贈されたトルコ建国の父・ケマル・アタチュルク初代大統領の像が横倒しにされ、山道のような所に放置されている。こんな状況は「友好国トルコに対する非礼であり裏切り行為だ」とネットで騒ぎになっている。この状態を重く見た日本のトルコ大使館は、トルコと縁が深い和歌山県串本町への移設を求めているが、像がある土地をめぐって訴訟が起きるなどして、実現はなかなか難しい状況だ。 青いビニールシートを被せられ横倒し 「トルコから寄贈され、野ざらしになっている『友好の銅像』をなんとかしたい」。ネットでそんな呼びかけが活発になったのは2009年2月に入ってから。アタチュルクの像が青いビニールシートにくるまれ、横倒しで山道のような所に放置されている写真も出回った。もともとこの銅像は、96年にテーマパーク「柏崎トルコ文化村」オープンを祝い、トルコから寄贈されたものだった。 銅像が「野