[東京 27日 ロイター] 27日の東京外為市場でドル/円JPY=が安値から1円超、急反発した。海外市場で株式などリスク資産が急落しドル安を招いたが、3カ月ぶりの円高水準とあって、国内の輸入企業や個人投資家、投資信託などが一斉に円売りに動いた。 高水準に膨らんだ円キャリートレードが解消され円が急速に買い戻される中でも、低金利で運用難にあえぐ国内勢は、依然として円売りに前向きな構図が鮮明になった。 <国内勢の円売り vs 海外勢の円買い> 26日の海外市場から27日早朝にかけて、外為市場ではドル/円が120円前半から118.02円まで一気に下落、2円超の円高が進んだ。サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題への懸念をきっかけに米株が2月の世界同時株安以来の大幅安を記録したことで、株安が世界的な連鎖を起こせば、投資家がリスク回避に向けて為替市場でも持ち高の圧縮に動くため、高水