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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (2)

  • 自己啓発の歴史(2) サイケデリックの発見 – 橘玲 公式BLOG

    カナダのサスカチワン州でアルコール依存症患者の治療にあたっていたハンフリー・オズモンド博士は、LSDで人為的に譫妄症状をひき起こすという治療法を思いついた。酒に溺れた患者たちは、のっぴきならないところまで追い詰められてようやく生活を変える決心をする。だったらLSDで重度のアルコール中毒と同じ状況をつくり出し、断酒の決断をさせればいい――。 ところが驚いたことに、LSDでトリップしただけで依存症から回復する患者が何人も現われた。そこでオズモンド博士は、1000名ちかい重度のアルコール依存症患者に大量のLSDを投与する実験を行ない、50パーセントというきわめて高い治癒率を得た。博士は、この幻覚剤がこれまで知られているなかでもっとも効果の高い“こころの治療薬”であることを認めざるを得なかった。 LSDを投与すると感覚器官にいちじるしいねじれが生じ、色が聴こえたり、音が見えたりする。この非日常世界

    自己啓発の歴史(2) サイケデリックの発見 – 橘玲 公式BLOG
  • 自己啓発の歴史(1) CIAとLSD – 橘玲 公式BLOG

    予定外の仕事が入ってなんだかすごく忙しくなってしまい、ブログの更新ができないので、『残酷な世界』のために書いて、けっきょく使わなかった原稿をアップすることにします。 ********************************************************************* 1943年4月16日、スイス、バーゼルの製薬研究所で新薬の研究をしていたアルバート・ホフマン博士は奇妙な経験をした。麦角菌(小麦やライ麦に寄生する菌類の一種で、麦角アルカロイドと呼ばれる毒性を有する)の派生物から合成した薬物を偶然、指先からほんのすこし吸収してしまったのだ。 その体験を、博士は日記にこう書いた。 「目をとじて横になっていると、幻想的なイメージがつぎからつぎへとくるくる変わりながら浮かんでは消え、浮かんでは消えていった。どのイメージも実にありありと立体感にあふれ、カレイドスコ

    自己啓発の歴史(1) CIAとLSD – 橘玲 公式BLOG
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