ピアノの鍵盤は88。それに対して弦の数は、モデルにもよりますが、230本前後です。中音と高音は1つの鍵盤に対して3本ずつ弦を張り、低音は最低音に近づくにつれて3本、2本、1本と減らします。 さらに、低音から高音になるに従って弦の長さを短くしていきます。弦の太さも段階を追って変えていて、高音に行くほど細くします。低音は巻き線弦ですが、中音と高音は銅線を巻かない裸線を用いています。 中音や高音の弦を3本にするのは、音量を大きくするという目的もありますが、それだけではなく音の響きを豊かにする意味もあります。 同じ音程に合わせた1音3本の弦をひとつのハンマーでたたいても、そのハンマーへの接弦状態や弦の支持位置が1弦ごとに異なることから、3本の弦は全く等しい弦振動にはならず、そのことが打弦後の余韻を生じさせ豊かな響きになるのです。 3本の弦振動を故意に変えた音で比較してみましょう。 3本のうち1本は
Facebook 公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーションを支援しているローム株式会社 公式Facebookでも音楽支援関連情報を発信しています。 学校名:東京藝術大学大学院 ローム ミュージック ファンデーション奨学生の東田範子です。 私の専攻は民族音楽学で、専門のフィールドは中央アジアのカザフスタンという国です。 私は、その国の主要民族であるカザフ人の伝統音楽について研究しています。 <エスケネ村での演奏の様子> これをお読みの皆さんの中には、カザフスタンってどこだろう?と思われる方も多いかもしれませんので、国や音楽について簡単にご紹介します。 カザフスタンは中国の西、ロシアの南に位置し、日本の6倍以上の広さを誇ります。 カザフ人の他に、ロシア人など100を越える民族が住む多民族国家です。 カザフ人はトルコ(テュルク)系の民族で、20世紀初頭に社会主義国の版図に入るまでは遊
リモートワークショップ×バーチャルクワイヤ2022 〈Ensemble Salicusと歌う グレゴリオ聖歌とモンテヴェルディ〉 第5期募集中! 内容: ●オリエンテーション(6月に行ったオリエンテーション動画をお送りします) ●動画講座 ●リモートレッスン(Zoomを使用) ※各期につき30分を2回 ●バーチャルクワイヤ(Soundtrapを使用し、Ensemble Salicusの制作した仮歌に合わせて録音していただきます) ●参加者で制作した作品を後日Youtubeで公開 曲目: グレゴリオ聖歌 “Hodie Christus natus est” クラウディオ・モンテヴェルディ作曲 “Magnificat secondo” “Hodie Christus natus est” 募集定員: 女声:3名 男声:3名 第5期申し込み締め切り: 1/31(火)23:59 料金:
最近、脱ジャズ中級者というテーマでレッスンが進むことが多くなってきました。 ジャズ中級者とは、ジャズは一応弾けるけどなんか違う、でもどこが違うか分からないという人のことです。 100%ジャズのアプローチをしているはずなのに、なんかジャズに聞こえない、長年同じ内容の演奏から抜け出せない、新しいアプローチを試してもなぜか根本的に変わらない……という成長が止まってしまった状態。 最近、ようやくこの状態から抜け出すためのポイントが見えるようになってきました。 結論から言うと、視野を広げることで中級から抜け出すきっかけが生まれてきます。 といっても、 ジャズから一度離れてみるといったことではありません。 この場合の視野とは、何拍先、何小節先まで見えるかという意味です。 例えば、今弾いてる小節(コード)しか見えていない場合は、視野が狭いです。 次の小節(コード)が常に見えている人は視野が少し広い、4小
[ピアニスト 西川悟平さん]演奏時に手が硬直 医師に「一生弾けない」と言われ、死のうと…世界を変えたのは「7本の指」 今年9月、東京・銀座のサロンはピアノの音色と笑い声に満ちていた。鍵盤(けんばん)をたたくのは、右手の指5本と左手の親指、人さし指だけ。「奇跡の7本指ピアニスト」と呼ばれる。 ニューヨークでの演奏活動中に両手の演奏機能を失い、2001年、局所性ジストニアと診断された。筋肉が勝手に動いたり硬直したりする病気だ。日米の医師らから「一生、ピアノは弾けない」と言われたが、粘り強く練習を重ねた。 1999年、大阪を訪れた著名ピアニスト、デイビッド・ブラッドショー氏とコズモ・ブオーノ氏に才能を見いだされ、ニューヨークで指導を受けることになった。ドラマチックな演奏が得意で、程なくマンハッタンの著名なホールでデビュー。順風満帆だった。 だが、渡米の翌年頃から、ゆっくりとした演奏や特定の指遣い
僕がジャズミュージシャンとしてアメリカ留学やオランダでのセッション修行で得たことは、ジャズとの正しい距離感です。 僕は今でもジャズが自分のものになったとか、自分はジャズメンだとは全く思っていません。 文章などではそれを前提として書くこともありますが、本当のところはジャズとは距離があると感じていますし、その距離は一生埋まらないと確信しています。 海外での勉強や活動で得たのはそうした認識であり、決して「海外経験で俺は正しくジャズメンになれた!」とか「黒人の感覚を身につけた!」などとは思っていません。 (たぶんそう思っていると思われているんでしょうが…) ジャズは異文化であり、それに近づくことはできてもそのものにはなれない……だからきちんと勉強しなければならない。 それが海外経験を経た僕のジャズ観です。 さて、「ジャズは異文化だ!」と言えば「知ってるよ」「当たり前」と言われそうですが、本当にそれ
先日、横浜ギター教室の生徒さんのご要望でバッカスという国産メーカーの一番安いテレキャスを弾きました。 1万6千円ぐらいと仰っていたので、たぶんこれです。 bacchusdo.com バッカスといえば超廉価楽器メーカーとして有名です。 さて、弾いてみた感想は…… まず、楽器としての個体がしっかりしてます。 ネックも真っ直ぐだし、パーツも変にチープな印象もありません。 当たり前ですが、形もしっかりテレキャスです。 肝心の音もちゃんとテレキャスしてます。 ネックPUの「コッ」という暖かみのあるアタックや、ブリッジPUの「ギャンッ」という暴れもちゃんと出ていて、感心しました。 これで2万切るんだから大したもんです。 フレットはちょっと現代的に高めにしてあり、弾きやすいです。 さて、ここからが本題。 個人的にテレキャスはソフトピッキングのギターだと認識しています。 特に12Fあたりで超ソフトに弾いた
今回は30代未満の人向けです。 横浜でレッスンをはじめてから、若い人の音楽的幅の狭さに驚いています。 最初は興味が偏っているだけなのかと思っていましたが、どうやらそうでもなく、選択肢が多すぎて何を聴いたらいいのかわからず、結局自分の好きなものとその周辺だけしか聞かずに終わってしまうようです。 そこで、多くの人があまり馴染みのないジャンルでこれだけ聴いておけばいいよというアーティストとアルバムを挙げておきます。 熱心な音楽ファンなら「何を今さら」というものばかりになると思うので、そういう人はスルーしてください。 レゲエ ボブ・マーリィ ボブ・マーリー - Wikipedia www.youtube.com レジェンド~ザ・ベスト・オブ・ボブ・マーリー アーティスト:ボブ・マーリー,ウェイラーズ ユニバーサル ミュージック Amazon レゲエ作った人です。 意外と知ってそうで知らないレゲエミ
音楽を演奏する上での3つの段階をご説明します。 第1段階 物理的に弾けるかどうか 何らかの楽曲があって、それを最後までちゃんと弾けるかどうか。 また、タイムをキープできるか。 この段階は練習すれば誰でも(この段階の範囲内で)上にいけます。 といってもかなりの努力や忍耐、あとお金もそれなりにかかるので、耐えられずに脱落する人も大勢います。 この段階はアマチュアレベルです。 第2段階 音楽になっているか ここから一気に話がややこしくなってきます。 例えばジミ・ヘンドリックスのLittle Wingという曲を演奏するとします。 それがただフレーズやコードを弾けているだけなのか、それともちゃんとLittle Wingになっているのか、という問題です。 堅い言い方をすると「楽曲の解釈」です。 まず、当たり前ですが弾いているジミヘン本人の演奏はLittle Wingになっています。 わかりやすい例だと
会員登録(無料)していただくと、記事から任意の箇所を抜粋したり、メモをつけて保存できるようになります。 歌手とシャーマン 歌手の藤圭子が生前のインタビューで、「二十四時間、頭が痛い」「この二十年間、吐きまくりの人生でした」などと早口でまくし立てるのを見て、これは巫病(ふびょう)に似ていると思いました。巫病とは、南西諸島のシャーマンであるユタが、ユタになる前にかかる病で、神によってユタになるよう導かれる病とされています。巫病になったからには、親ユタの元で修行する必要があり、修行してユタになる人もいれば、稀に苦しんだまま亡くなる人もいます。 全盛期の藤圭子は声が美しく、音程に揺るぎがなく、発音が明瞭、という優れた歌手の持つ条件をすべて備えていました。そして歌っているときは、笑っているようで笑っていない。目が据わっています。昭和30年代初めまで存在した赤線で、日銭を稼ぐしかない薄幸な若い女性の心
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