漫画家の労働問題。 そもそも漫画を執筆するにはお金がいくら必要なのでしょうか?漫画は最低限、紙とペンがあれば描けます。作家の想像力が勝負。それだけに元手のかからないビジネスと思われがちですが、実際には人件費やら事務所の賃貸費用やら経費がかかります。 漫画制作に必要な経費を箇条書きで挙げてみます。 ちなみに僕の会社は、昨年、税務署の調査が入りました。前年の売上高は約2億9000万円、追徴課税は9万円でした。 経費項目 ・役員報酬 ・給料手当 ・法定福利費 ・福利厚生費 ・消耗品費、事務用品費 ・地代家賃 ・通信費 ・水道光熱費 ・新聞図書費 ・租税公課 ・接待交際費 他にもいろいろありますがとりあえずこのくらいで。1つ1つ説明していきますね。間違いがあればご指摘ください。 まずは「役員報酬」。役員報酬とは作家自身への報酬です。法人化している場合、役員(代表取締役や取締役など)に支払う給与であ
漫画家の労働問題。「僕が週刊連載をしていた頃はどんな感じだったっけ?」と振り返ってみました。20代後半の頃の「とある1週間の出来事」です。記憶を頼りに書き起こしたので正確じゃない部分や、エピソードが寄せ集めになっている部分もあるかと思いますが、大体こんな感じでしたかね? 1日目1:00 編集者へ原稿引き渡し&打ち合わせ(前日23:30原稿完成→スタッフ退社後) 担当編集者2名(社員編集者と編プロ編集者) 打ち合わせ内容 ・次回締め切りは5日後の23時59分59秒(ゴールデンウィークだったか年末進行か何かのため早目) ・急な締め切りの変更に「5日で原稿を仕上げることは不可能」と訴えるが、「原稿を落としたら雑誌が白紙のまま書店に並ぶことになる」と脅される ・2枚看板のシマコーと同時掲載したいので絶対原稿は落とせない ・「原稿を落としたら契約違反」と脅される ・連載契約を結んだ事実はない ・巻頭
昨日、公開した記事に対し、記事中で文章を取り上げたカクイシシュンスケさんから反論をいただきました。当該記事は下記。 「三田紀房先生に残業代を請求したことについて」というブログを読んで感じたこと カクイシさんの反論。 「印税が欲しいのであれば、役員となって経営に参加するしかないでしょう」??マンガ家がアシスタントに印税を支払う義務がないなんてことは百も承知で書いてんですよ!印税まで取れるなんて思ってませんよ!でも納得はできないから書いたんですよ! 印税ほしいなら交渉するしかないって、そんな交渉しっかりできるアシスタントがどこにいますか!?マンガ家とアシスタントの間には大きな立場の差があることくらいわかってるでしょう!マンガ家として独立してこそって価値観でアシスタントから自信奪っておいて、交渉すればいいって?? できることからやるしかないから法律に則って残業代請求したんでしょうが!「どうしたら
漫画家の三田紀房さんの元で11年と7カ月間、アシスタントをしていたというカクイシシュンスケさんのブログを読みました。 三田紀房先生に残業代を請求したことについて このブログは下記の記事に対して書かれたもの。 「週休3日、残業禁止、「作画完全外注」――漫画家・三田紀房が「ドラゴン桜2」で挑む働き方改革」元記事には以下の記述があります。 「現在、三田のアシスタントが働くのは9時30分から18時30分まで。休憩は自由にとることができるが、残業は禁止されている。彼らは原則週4日勤務で、長期休暇を含めて年間約160日の休みが与えられている。」 それに対し、カクイシさんは「残業は今までさんざんしましたよね?」と疑問を呈しています。 「休憩を自由にとることができるというのは、トイレに行ったりコーヒーをいれに行ったりすることのことですか?それも休憩と言えば休憩かもしれませんが、ものの数分ですよね。喫煙者の
「佐藤秀峰さんには頭が上らない……」『やれたかも委員会』吉田貴司の屈辱の日々と、ウェブ漫画家としての生きる道 ■『やれたかも委員会』が話題になってザマア! ――再び佐藤さんのところで働きつつ、自分の作品も描いていた? 吉田 描いてはいたんですけど、『シェアバディ』の泥沼で心が折れ、もう編集者と何かをするのがイヤになっちゃって。だったら、ネットで描いて自分で電子書籍を出せばいいんじゃないかなと思うようになりました。 ――ネットでの展開というのは、佐藤さんの影響も大きいんじゃないですか? 吉田 そうですね。佐藤さんのところで電子書籍の仕事を担当してたので、電子書籍のストアのことや契約の仕方など、見て勉強させていただきました。それで、自分でネット展開するに当たって、どうすればいいかなと考えて、まあ考えてもわからないので、とりあえずTwitterに1ページ漫画を毎日上げるというノルマを課しました。
最近ではウェブ上での展開を中心にしている漫画も増えてきたが、その中でも異彩を放つ作風で話題となっているのが『やれたかも委員会』だ。 あの時、もう一歩踏み出していたら、あの娘とやれたんじゃ……。 そんな甘酸っぱ~い思い出を『やれたかも委員会』が「やれた」のか「やれたとは言えない」のか判定するというこの作品は、新作が公開されるたびに「いや、やれただろう!」「ねーよ!」などのザ・不毛な議論がネット上でヒートアップし、作品外での盛り上がりも見せている。 有料サイトで連載され、それをまとめた第1巻が双葉社より6月28日に発売。さらに2巻に向けての制作費を募るクラウドファンディングもスタートと、紙の雑誌で連載して原稿料をもらうという形ではない、ネット発のヒット作となった『やれたかも委員会』。 ネット時代の漫画家は、どうやって生き抜くべきなのか!? そしてネット漫画で本当に食えるの? ……などなど、作者
2月3 第1話 気がついたら全てが失われていた 美容ローラー更新のちょっと後ぐらいのお話でした 【→】続き!!! 新生「銀十字社」初仕事です。買っていただけると助かります トークライブやります。この話もします。 たぶん全部税金になります。宜しくお願いいたします。→→→今週はもう一回ぐらい更新の予定です カテゴリなしの他の記事
@tsutomunihei 一度目の涙はいったい・・・!!涙なくしては語れません・・・(笑)そして娘さんが大きくなった時にこの記事をhttp://kc.kodansha.co.jp/SEP/04783/02/kyojin/inv/02.html …
色んな気持ちが自分の中で渦巻いていて 更新できませんでした。 あのままの気持ちでブログなんて書いていたら キルアくんを傷つけてしまいそうだったから。 ありのままの気持ちを書いていたら 醜い自分を晒すだけだと思って。 自分でよく考えて思ったんだ。 やっぱりりくはキルアくんが好き、大好きで 世界で1番愛してる。 だからいやだった。 すごく傷ついた。 なんで兄妹でこんな事してるのって、泣いた。 キスされてキルアくんがちょっと嬉しそうなのが余計ムカついた。 りく以外にこんな事するキルアなんて死ねって思った。 抱き合ってるのも見た瞬間PC壊しそうになった。 アルカにキスされた時点でキルアくんはもう純潔じゃなくなった。 もうキルアくんの頬っぺた触れない。 ただただ泣いた。 醜いりくの恋した結果がこれだよ。 これがりくなんだ。 アルカなんて死ねばいいと思った。 むしろりくが殺したくなった。 でも、そした
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——ホッとした。 受賞の連絡を受けた時に、まっさきに浮かんだ感情です。自信過剰なやつだと思われますか? ——まだ生きることを許された気がした。 二番目に浮かんだ感情です。大げさな表現だと思われますか? 少し説明させてください。小説を書く人にとって、そのきっかけは様々あるとは思いますが、僕の場合は、もう文章を書く以外にできることがない、というものでした。 数年前まで漫画家として活動してきました。主に石岡ショウエイというペンネームで、週刊少年ジャンプで連載していたこともあります。 しかし年中無休24時間フルタイムの頭痛と強烈な倦怠感により、絵を描く姿勢を長時間保つことが困難となりました。それどころか、ただ身体を起こしていることすらつらく、一日中ベッドで横になって過ごす日も多々あるようになりました。 後にその原因は脳の血流障害から起こる諸症状であろうということが分かるのですが、原因は分かっても、
2011年02月21日17:10 カテゴリお知らせ漫画以外のお仕事絡み 【ボイルドエッグズ新人賞受賞】 ご報告です。 僕、石岡ショウエイはこの度、応募した長編小説において、「第12回ボイルドエッグズ新人賞」という文学賞を受賞しました。 いまや直木賞候補にも名を連ねている万城目学さんを輩出したことでも知られる賞です。 美術展における出品料のようにエントリー料がかかるなど、本気の人以外お断り、というスタンスが明確な賞です。実際、二回に一回は受賞該当者なし、という結果になっています。 一方で受賞作は単行本化されることが確約されているので、僕が小説家としての活動をスタートさせることが決まったといえます。 受賞に関してのコメントは、ここではごくシンプルにお伝えします。 ――この身体で継続的に可能な創作活動は、もうキーボードを打つことしかない。 正式なコメントはあさって23日、ボイルドエ
今年も確定申告の季節がやってきました。2010年分の確定申告は2011年2月16日(水)からスタートします。個人事業のクリエイターさんをはじめ、アルバイト収入を得ている学生の方にも他人事ではありません。ただ、納税は義務ですから確定申告ってどうしてもやらなければいけないことだとわかっていても、税金の事なんて難しくてよくわからないし、ついつい敬遠しがちになってしまいます。 そんな貴方に、ハーヴェスト出版発行の『のうぜい! ~同人作家のための確定申告ナビ~』(著:まことじ、フルカラー、税込み1500円)はいかがでしょう。帯には「これならわかる!確定申告をマンガでマスター! 元税務署員が執筆した“使える”フルカラーコミック!」と書いてあります。「同人作家のための」とありますが、それは特に同人作家が確定申告をする際につまずきやすいポイントを中心にまとめてあるためで、実際に読んでみると職業や活動に関わ
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