女性が画像投稿サイトで公開したイラスト。スマートフォンの画面に「反AI」のマークを描いた=サイト画面より 「あなたの画像が改変されています」 2022年12月、関西地方に住むクリエーターの女性はツイッター(Xに改称)の利用者から、そう教えられた。 女性が数日前に画像投稿サイトに掲載した少女のイラストが、ほぼ同じ構図のまま細部が変えられ、身に覚えのないブログに載せられていた。 イラストには、生成AI(人工知能)の利用に反対するマークを描いていたが、消されていた。一体誰が、何の目的でやったのか。
世界初の「歯生え薬」の実用化に向けた研究が、日本のチームによって進められている。先天的に永久歯の数が少ない人に対し、薬を投与して歯を生やすことを目指した治験を2024年7月から始め、30年の実用化を目標とする。動物実験の段階だが、この薬を使って乳歯、永久歯に次ぐ「第3の歯」を生やすことにも成功した。歯生え薬は、歯の再生という新たな歯科治療を切り開くのか。 「歯を生やすのは歯医者の夢。大学院生の頃から、ずっとそのテーマに取り組んできた。絶対にできると確信がありました」。研究を主導する北野病院(大阪市北区)の高橋克・歯科口腔(こうくう)外科主任部長は、研究を始めた1990年代をそう振り返る。その決意から30年あまり。まもなく歯生え薬の治験開始という段階にこぎ着けた。 歯の数が生まれつき少ない「先天性無歯症」の人は、人口の約1%いる。特に6本以上の歯の欠損は遺伝が大きく関係している遺伝性とされ、
山上徹也容疑者が発射した場所から約90メートル北にある立体駐車場の壁に、弾丸のような金属片が埋まっていた=奈良市で2022年7月13日午前6時58分、林みづき撮影 奈良市で街頭演説中だった安倍晋三元首相(67)が銃撃されて死亡した事件で、山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が手製銃から撃った流れ弾とみられる金属片が13日、発射地点から約90メートル離れた立体駐車場の壁に食い込んだ状態で見つかった。奈良県警は山上容疑者の手製銃が十分な殺傷力を持っていたことを裏付ける物証とみて、詳しく調べる。 県警は13日早朝から、捜査員約50人態勢で、事件現場となった近鉄大和西大寺駅北口付近で現場検証を実施した。その際、捜査員が発射地点から約90メートル北にある立体駐車場の側面部分に、少なくとも3カ所の弾痕とみられる穴があいているのを見つけた。うち1カ所に弾丸のような金属片がめり込んでいた。
山上徹也容疑者宅のあるマンションに爆発物などを警戒しながら家宅捜索に向かう捜査関係者ら=奈良市で2022年7月8日午後5時11分、滝川大貴撮影 奈良市で街頭演説中だった安倍晋三元首相(67)が銃撃されて死亡した事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された山上徹也容疑者(41)宅から奈良県警が5丁の手製拳銃のようなものを押収していたことが捜査関係者への取材で判明した。いずれも安倍氏の銃撃事件に使われた手製拳銃と似ており、県警は山上容疑者が周到に準備して事件に及んだとみて、押収した手製銃器類の製造経緯や殺傷能力の有無などを調べる。 捜査関係者によると、事件現場で押収された手製拳銃の銃身部分は複数の金属筒をテープのようなものでまとめた構造だった。銃身の長さは約40センチだった。
安倍晋三元首相が銃撃された現場(右下)付近の献花台に集まる大勢の人たち。献花を待つ人の列が長く続いていた=奈良市で2022年7月9日午後5時17分、本社ヘリから 安倍晋三元首相(67)が奈良市内で参院選の街頭演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された元海上自衛官の山上徹也容疑者(41)が「特定の宗教団体トップを襲う計画を立てたがうまくいかず、狙いを安倍氏に切り替えた」と供述していることが捜査関係者への取材で明らかになった。このトップへの接触が難しかったという情報がある。 山上容疑者は「母親がこの団体にのめり込んで破産した。安倍氏が団体を国内で広めたと思い込んでいた」と説明していることも判明。奈良県警は団体に対する恨みが安倍氏への一方的な強い殺意につながった疑いがあるとみている。
警察の車両に連行される山上徹也容疑者=奈良市の近鉄大和西大寺駅前で2022年7月8日午前11時45分、久保聡撮影 街頭演説中に銃撃された安倍晋三元首相(67)が亡くなった。捜査関係者によると、殺人未遂容疑で逮捕された山上徹也容疑者(41)は特定の政治団体や暴力団などへの所属は確認されていない。また、事件では手製の銃が使われたとされる。近年の海外でのテロは組織に属さない「ローンウルフ(一匹オオカミ)」型が増加しているが、今回も同様の可能性がある。 オシントの重要性とその限界 テロ対策を進める警察当局にとって、ローンウルフは特に事前の察知が難しいとされる。 警察はトラブルをもたらす可能性のある組織を把握し、所属する人物を調べることでテロを未然に防いでいる。ただ、組織に加わらな…
安倍晋三元首相が銃撃された事件をどう受け止めるか。識者らに聞いた。 東京工業大の中島岳志教授(政治学)の話 今回の事件のような非合法な暴力の目的は、私たちの社会を恐怖によって萎縮させることであり、許されることではありません。今、私たちが取るべき態度は、動揺せず、昨日と同じ今日を生きることです。毅然(きぜん)とした態度で事件が世の中に与える影響を最小限に抑えることが、テロに勝つことにつながるからです。 現在、与野党ともに選挙運動をストップさせていますが、それはやってはいけないと思います。今回の事件が週末の参院選の結果に大きな影響を与えてしまうことは、テロが社会を動かすのに有効だと認識されることにつながり、テロの連鎖を引き起こすことにもつながりかねません。私たちは動揺せず、選挙と今回の事件を切り分けて参院選の投票にも挑むべきです。
【パリ三沢耕平】フィリップ・フォール元駐日フランス大使(68)がパリ市内で毎日新聞の取材に応じ、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン容疑者の逮捕に強い不快感を示した。日本政府は逮捕容疑に関する詳細な情報を提供すべきだとし、国際社会で日本が信頼を失う事態に発展しかねないと警告した。 「日本のことを友人だと思っていたのに……」。フォール氏は険しい表情でこう語り始め、逮捕について「とにかく驚いている」と繰り返した。 ゴーン前会長の逮捕容疑は役員報酬の虚偽記載。通常、有価証券報告書の記載内容は企業や監査法人が責任を負うため、フォール氏は「なぜ逮捕されなければならなかったのか、今も謎だ。仏政府は日本に対しもっと情報提供を求めるべきだ」と指摘。「もし、同じようにトヨタ自動車の会長がフランスで逮捕されたら日本は怒るだろう」と述べた。 フォール氏が駐日大使を務めた時期は2008年2月~11年9月。ゴーン前会
日産自動車代表取締役会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)ら2人が金融商品取引法違反の疑いで逮捕された事件で、他の取締役の報酬の一部がゴーン会長に流れていた疑いがあることが関係者への取材で明らかになった。ゴーン会長には、取締役への報酬総額を配分する権限があったといい、東京地検特捜部がゴーン会長を巡る会社資金の流れを追っている模様だ。 関係者によると、日産は2010年以降、株主総会で取締役の報酬総額は毎年約30億円で承認されていたという。だが、実際に取締役に支払われた報酬の総額は承認額より毎年約10億円少なかったという。有価証券報告書で開示が義務づけられているのは年間1億円以上の役員であるため、ゴーン会長以外の大半の役員報酬は外部からは分からない。
はごろもフーズは国分グループ本社と協力し、主力商品「シーチキン」と国分の「コンビーフ」を混ぜ合わせた「K&K シーチキンコンビーフ」を商品化した。国分から20日に発売される。内容量は80グラムで参考小売価格は360円(税別)。 シーチキンは最も売れている「シーチキンLフレーク」(キハダマグロ油漬け…
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