アミノ酸系界面活性剤(洗浄剤)を使用したシャンプーが「洗浄力控えめで髪や頭皮に優しい」と市場に出回るようになりました。 界面活性剤の長所も短所も周知されるようになったのが背景にあるのでしょうか。短所である洗いすぎの弊害を避けるべく、いわゆるアミノ酸系シャンプーの商品化が進み、広まったと想像します。 本日は、このアミノ酸系界面活性剤について解説していきます。 アミノ酸系界面活性剤の解説の前に「洗いすぎの弊害」について考えてみます。 現在の日本人は毎日洗髪するのが当たり前になっています。だから、従来のシャンプーでは洗浄力が強く、洗いすぎる傾向が出てきます。もちろん洗浄力だけの問題ではなく、個人個人の洗い方の上手下手もあります。 いずれにしても、洗いすぎると髪と頭皮を傷め、乾燥、フケ、べたつき、かゆみなどの症状が現れてきます。その結果、枝毛、切れ毛に始まり、長年続けていると細毛、薄毛……に繋がり