ブックマーク / kenbuchi.hatenablog.com (10)

  • 『正義の教室』 飲茶 - 毎日一冊! Kennie の読書日記

    「人間は完全な正義を知りようもない。 それでも、何が正しいか分からない世界の中でも、『正しくありたい』と願い、『善いこと』を目指して生きていく。 きっとそれこそが、人間にとって唯一可能な正義だ」 タイトル : 正義の教室 作者   : 飲茶 オススメ度 分かりやすさ   ★★★★★ おもしろさ    ★★★★★ 腹オチ度     ★★★★★ 総合オススメ度  ★★★★★ 要約 功利主義「最大多数の最大幸福」 vs 自由主義「人の自由を害さない限り自由」 vs 直観主義「人は誰もが同じ良心を持っている」 「正義」を追い求め続けること自体が正義だ!! 生徒会長の山下正義は、幼なじみの最上千幸、副生徒会長の徳川倫理、上級生の リバティ・自由(ミユウ)・フリーダムと共に「焼きそばパン買い占め転売」など学校で起きる出来事の是非を考えていた。 倫理の教師 風祭封悟が「正義」について考えさせる。 千幸は

    『正義の教室』 飲茶 - 毎日一冊! Kennie の読書日記
    juliajewelkali
    juliajewelkali 2020/03/13
    興味ある本でした。今度、読んでみます。
  • 『これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学』 マイケル・サンデル - 毎日一冊! Kennie の読書日記

    「公正な社会は、ただ効用を最大化したり選択の自由を保障したりするだけでは達成できない。善良な生活の意味をともに考え、避けられない不一致を受け入れられる公共の文化を創り出さなくてはいけない」 タイトル : これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学 作者   : マイケル・サンデル オススメ度 分かりやすさ   ★★★★★ 「正義」の分析  ★★★★★ 結論の妥当性   ★☆☆☆☆ 総合オススメ度  ★★★★☆ 要約 「正義」 への3つのアプローチとして「幸福」「自由」「道徳」を挙げている。 「幸福」を重視する功利主義の立場では「最大多数の最大幸福」を目指すものだ。ここでは「誰のためのどんな価値」なのかは無視される。 「自由」を正義と結びつける立場では、市場主義的な自発的選択が正義を根拠とする。その中には、経済的に不利な状況などは是正した上でなければ、真の自由ではないと考

    『これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学』 マイケル・サンデル - 毎日一冊! Kennie の読書日記
    juliajewelkali
    juliajewelkali 2020/03/08
    初心者向けの、良い哲学書ですよね。
  • 『AIとBIはいかに人間を変えるのか』 波頭 亮 - 毎日一冊! Kennie の読書日記

    The difficulty lies, not in the new ideas, but in escaping from the old ones. タイトル : AIとBIはいかに人間を変えるのか 作者   : 波頭 亮 オススメ度 AIの分析       ★★★★☆ BIの分析     ★★★☆☆ AIとBIの出会い  ★★★★★ 総合オススメ度  ★★★★☆ 要約 AI - 人工知能とは AI 第3次のブームを迎え「ディープラーニング」で「特徴量を自律的に学習する」ことが可能となり「人間の分かり方」に近づいた。重要な特徴を重みづけることで人間的に「捨てることを知った」といえる。 ハードウェアの急速な進歩、インターネットの拡大によるデータの充実と相まって、ブレイクスルーを迎えている。 一方で現状の AI は特定タスクをこなす「特化型AI」で、「汎用型AI」や意識を持ち自律的判断が

    『AIとBIはいかに人間を変えるのか』 波頭 亮 - 毎日一冊! Kennie の読書日記
    juliajewelkali
    juliajewelkali 2020/02/15
    働かなくていい世界でも働いてそうな自分が、容易に想像できる…笑
  • 『人として軸がブレている』 大槻ケンヂ - 毎日一冊! Kennie の読書日記

    タイトル : 人として軸がブレている 作者   : 大槻ケンヂ オススメ度 ロックンロール? ★★★☆☆ 月刊「ムー」?  ★★★☆☆ サブカル?    ★★★★☆ 総合オススメ度  ★★★☆☆ 感想 大槻ケンヂさんのエッセイ。 月刊「ムー」のオカルト記事、B級映画や格闘技など、サブカル寄りの話だったり、筋肉少女帯の再結成をはじめとした音楽業界の話だったり、大槻ケンヂ氏らしい、力の抜けた素晴らしいエッセイだった。 大槻ケンヂ氏は、役者、作家、タレントからロックンローラーまで、幅広い分野に首を突っ込んでいるし、主張している内容も結構周りを気にしてちょこちょこ変えている。そういう意味では「人として軸がブレている」のかもしれない。 ただ、自分が興味を持ったことを「徹底的に面白がってやろう」という好奇心や、ライブのお客さんやの読者を「徹底的に面白がらせてやろう」というサービス精神はブレてない。

    『人として軸がブレている』 大槻ケンヂ - 毎日一冊! Kennie の読書日記
    juliajewelkali
    juliajewelkali 2020/02/10
    絶望先生思い出しました。懐かしい(笑)
  • 『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』 丸山 俊一 - 毎日一冊! Kennie の読書日記

    欲望の時代に立ち向かう「新実存主義」を提唱するマルクス・ガブリエル氏の言行録です。ポストモダンの思想家に感じるシニカルさを超えて、人間に対する愛と信頼を感じさせます。 タイトル:マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する 作者  :丸山 俊一 オススメ度 分かりやすさ   ★★☆☆☆ 斬新さ      ★★★☆☆ アジテーション度 ★★★☆☆ 総合オススメ度  ★★★☆☆ あらすじ・概要 日を駆け抜けて マルクス・ガブリエル氏の日滞在時の断片的な言葉を集めている。 人間がインターネットという巨大有機体の要素となっている。技術のために人間が利用されている時代だとも考えられる。ある意味技術的特異点(シンギュラリティ)はすでに起きているともいえる。 ガブリエル氏の故国ドイツでは道徳的行為は主観的な判断で、客観的な視点はきにしない。日では客観的な対面を気にしているようにみえる。日は今でもア

    『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』 丸山 俊一 - 毎日一冊! Kennie の読書日記
    juliajewelkali
    juliajewelkali 2020/01/08
    これは興味深い
  • 『ハッタリの流儀 ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を集める方法』 堀江貴文 - 毎日一冊! Kennie の読書日記

    「ハッタリをかませ!」そして「そのハッタリに追いつけ!」 堀江氏著作の集大成的な感じですが、今までにない重みを感じます。ハッタリをかましながら生きる堀江氏の音が漏れちゃってます。 タイトル : ハッタリの流儀 作者   : 堀江貴文 オススメ度 分かりやすさ   ★★★★★ 実用性      ★★★☆☆ ホリエモン度   ★★☆☆☆ 総合オススメ度  ★★★☆☆ あらすじ・概要 挑戦とハッタリの効用、共感を呼ぶ方法を堀江氏自身の経験を交え解説する。 労働は要らない AIやロボット技術の発達で面倒な仕事は機械が肩代わりしてくれるようになってくる。またネットやシェアの技術で、その気になれば生活コストを下げることも可能になっている。 「うために働かなくてはならない」という考え方はなくなっていく。 ハッタリで共感を得る 損得勘定を超えた「好き!」という思いで遊び尽くす。「役に立つ」より「面白い

    『ハッタリの流儀 ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を集める方法』 堀江貴文 - 毎日一冊! Kennie の読書日記
    juliajewelkali
    juliajewelkali 2020/01/03
    これは参考になる本です
  • 『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』 飲茶 - 毎日一冊! Kennie の読書日記

    「史上最強の哲学入門」の第2弾です。西洋の哲学史を解説した第1弾に続き、東洋哲学についての入門書です。 西洋哲学とは性質の違う東洋哲学を、別のアプローチで説明しようとしています。入門書ではあるけれど飲茶さんの他のを先に読んでおいた方が理解しやすいでしょう。 書もやっぱり「刃牙」が参考文献筆頭でしたね。 タイトル 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち 作者 飲茶 あらすじ・概要 東洋哲学とは 西洋哲学は真理というゴールを目指し階段状に進歩してきた。 一方で東洋哲学は「ゴールした」状態から始まる。ゴールに達した人から人々に広まっていく段階で解釈が分かれピラミッド状に広がっていく。 また東洋哲学は言葉で理解させることを諦めていて、を読んだり話を聞くだけでゴールにたどり着けるとは考えていない。 インド哲学 悟りの真理 ヤージュニャヴァルキヤ 紀元前600年頃のインドの哲学者。 当時インドでは「

    『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』 飲茶 - 毎日一冊! Kennie の読書日記
    juliajewelkali
    juliajewelkali 2019/12/21
    刃牙が参考文献って面白いですね
  • 『あたらしい哲学入門 なぜ人間は八本足か?』 土屋賢二 - 毎日一冊! Kennie の読書日記

    土屋氏の大学での講義をにまとめたものです。 タイトルの「なぜ人間は八足か?」をみて「相変わらずナンセンスなギャグが好きだなぁ」と思ったのですが、書を読み印象が変わりました。 「無意味な言葉を積み上げることのバカバカしさ」を笑い飛ばすことが、土屋氏の哲学的態度の表明だったのですね!! タイトル あたらしい哲学入門 なぜ人間は八足か? 作者 土屋賢二 あらすじ・概要 土屋氏の大学での哲学講義の内容をまとめたもの。 問題が無意味になるとき 「なぜ人間は八足か?」という問題は、「なぜ」のあとに事実に対応していない言葉が来ているので、いくら考えても答えることができない。 20世紀のウィトゲンシュタインは、「言葉は事実と対応していなければ無意味」だとし、哲学の問題は「問題として成り立っていない」とした。 古くはアリストテレスも言葉の問題を取り上げている。 ゼノンは「飛ぶ矢は飛ばない」というパ

    『あたらしい哲学入門 なぜ人間は八本足か?』 土屋賢二 - 毎日一冊! Kennie の読書日記
  • 『14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト』 飲茶 - 毎日一冊! Kennie の読書日記

    飲茶さんの「哲学的な何か、あと科学とか」が大変面白く、コメントでも紹介いただいたこちらのも読んでみました。 タイトルに「14歳からの」とあるけれど、14歳向けのという訳ではありません。哲学は14歳くらいで経験する「中二病」が入った「極端で幼稚な発想」から生まれているのだ、という主張です。 合理主義から実存主義、構造主義、ポスト構造主義という流れを単純化して解説してくれます。書もものすごく分かりやすい説明で感服しました。 タイトル 14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト 作者 飲茶 あらすじ・概要 近代以降の哲学の流れを 合理主義→実存主事→構造主義→ポスト構造主義として、主な哲学者の思想を中心に説明する。 14歳からの哲学 ニーチェ 14歳的な哲学の代表としてニーチェの紹介から始まる。 ニーチェは宗教が力を失い「ニヒリズム」が広がると考え、結果「生きる喜び」が失われてしま

    『14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト』 飲茶 - 毎日一冊! Kennie の読書日記
    juliajewelkali
    juliajewelkali 2019/12/11
    この人のホームページはよく読んでました。本も買わねば!
  • 考える教室 大人のための哲学入門 NHK出版 学びのきほん - 毎日一冊! Kennie の読書日記

    プラトン、ルネ・デカルト、ハンナ・アレント、 吉隆明 たちの著作を題材に 「と対話し、自分の考えを深めていくこと」を説くです。 分かりやすい哲学入門書でした。 【タイトル】 考える教室 大人のための哲学入門 【作者】 若松英輔 【あらすじ・概要】 プラトン、ルネ・デカルト、ハンナ・アレント 、吉隆明の 著作をベースに「考えること」を説く哲学入門。 プラトン「ソクラテスの弁明」-「対話する」ことについて- ソクラテスは「無知の知」として 「自分が無知であることを知る」ことが大事だとした。 自分が無知であることを認識するがゆえに 他者との対話を大事にしたが、 その姿勢が人々に怖れられ、処刑されてしまう。 自分の「無知」を認め向かい合うには 自問自答を繰り返す「力量」と「勇気」が必要だとする。 またソクラテスは、永遠の問いを繰り返しながら 人生をかけて「魂」を磨き上げることに取り組んだ。

    考える教室 大人のための哲学入門 NHK出版 学びのきほん - 毎日一冊! Kennie の読書日記
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