大手アパレル会社勤務後、独立して渋谷で古着屋を経営。そのかたわら “渋谷の母” として、日々悩める方々にとって頼れる占い師の顔も持つ。10代の頃から洋楽邦楽問わず、ライブ会場に足しげく通い、新宿ロフトでのBOØWYデビューライブをはじめ数々の伝説を目撃している、リマインダーのフォレスト・ガンプ的存在。 https://twitter.com/ronnietanaka
かつて表参道の同潤会アパートにあった丸玉商店 同潤会青山アパートメント。現在表参道ヒルズがある場所には、大正15年に竣工された歴史的な集合住宅が表参道のシンボルだった。80年代の半ばからは、この建物にハイセンスなブティックやギャラリーが数多く入居。ラバーソールをはじめとするロンドンから直輸入されたシューズを扱う “丸玉商店” もそのひとつ。 当時、いわゆるラバーソールは入手困難品。クラッシュのメンバーがこの靴を履いている姿を雑誌で見て原宿の老舗店に行くがサイズがない。何とかならないものかと男性のラバーソールを履いたが、ぶかぶかに加えて重過ぎる。これに3万円近くは出せないのが本音。売っている店は限られていたし、値段も当時としては高価だった。 そもそもレディースのサイズがないから仕方ない。でも、クラッシュと行動を共にしていた女性シンガー、パール・ハーバーのように履いてみたい。知り合いのデザイナ
レディースの先輩からのメッセージ「5/11 ロフト 19時」 いわゆる “伝説” が生まれる瞬間に遭遇したことがある。 最初から鳴り物入りのトリッキーなタイプや、後に評価されるが初期は日の目を見なかったパターンなど色々ある中、今回の話は、たまたまそこに居合わせたことが希少な価値を持つパターンである。 私の通っていた都立高校は “自主性を重んじる” 校風のもと、私服で授業も選択制だった。これは学校を終え、ライブや映画に行くのに非常に好都合だった。当時、私の通学私服は基本古着とデザイナーズブランド。これが他校のいわゆる不良の目に留まり呼び出しを受けた。 「あの南京錠付けてる女、駅で化粧して網タイツで帰って行くから裏番に違いない」 裏番というのは “裏の番長” の意味だ。レディース暴走族のリーダーが街中のメンバーを80人くらい引き連れ私を取り囲む。 私は「裏番なんかじゃない! 私はライブや映画に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く