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差別と文学に関するkanimasterのブックマーク (11)

  • コンビニ人間と発達障害と見世物小屋と普通の差別(追記アリ)

    「コンビニ人間」という小説を読んだ。 主人公は異常な言動を繰り返す女性だ。恐らくアスペ(ASD)をモデルにしているだろう主人公は、自分を受け入れない日常の中で、コンビニに生を見出す。そんな話だ。 ネット上での感想は、「普通が何かわからなくなる」とか「こんな人間怖い」などと言った、自分とは違う存在に対する存在に対する感想がメインだ。 だが、私は全く別の感想を持った。「ただの日記じゃないか」。どこにも不自然さや意外性を感じなかった。 いわゆる日常系の話は、理想の青春を体現したような、面白おかしい事が毎日起こる愉快な人生を描く。 しかし、「コンビニ人間」は当に私の日常を書いていた。人に合わせて上手くやっていると思ったら変人扱いされていることに気付く瞬間。私が招かれない普通のイベント。私の異常性を許容してくれていると思っていた人から突然つきつけられる異常性への嫌悪。全て日常だ。私が日記を書いてい

    コンビニ人間と発達障害と見世物小屋と普通の差別(追記アリ)
  • 寝た子を起こす-- 村上春樹と中上健次 | 私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

    「中上が被差別部落の出身とは知らなかった」と、柄谷行人がある場所でインタビューで答えていた。10年前、あるいは15年ほど前だろうか。 私は言葉を失った。そんなことがありえるのかと思ったのだ。もちろん被差別部落出身であることをカミングアウトしている人は、圧倒的少数派で、中上も何もいわなかったのだろう。それでも、中上文学を読んでいてわからないなんて、信じがたいことだった。 『紀州』という彼自身による中上文学ガイドがある(彼は当時評判の映画『ルーツ』になぞらえていたと記憶する)。上原善広さん風にいえば、このドキュメントは中上版『紀州の路地を歩く』だった。書の解説にも出てくるが、若き中上は野間宏らが編纂した『差別・その根源を問う』で、アメリカにおける黒人の人種差別と日の部落差別の違いについて問い、狭山集会で無実の石川青年を思って涙した青年について語った。三人称だけれど、彼自身であることは明白だ

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    kanimaster 2012/10/19
    部落差別問題。
  • asahi.com(朝日新聞社):差別用語は追放すべきか ハックルベリー新版めぐり論争 - 国際

    ニューヨーク州にあるマーク・トウェイン資料館に保存されているマーク・トウェインの代表作「ハックルベリー・フィンの冒険」の初版=AP  【ニューヨーク=田中光】米国の作家マーク・トウェインの代表作「ハックルベリー・フィンの冒険」で、文中に出てくる黒人に対する差別用語「ニガー」を、中立的な「奴隷(slave)」という表現に言い換えた新版が今月、出版された。差別用語は追放するべきか、それとも原文を尊重するべきか、論争の的になっている。  1885年に発表された「ハックルベリー」は、米国で奴隷制度が残る南北戦争以前の南部が舞台。逃亡した奴隷ジムと、家を飛び出した白人のハック少年が、自由を求めてミシシッピ川をいかだで下っていく物語。現代まで100を超える版を重ね、米国を代表するベストセラー小説として知られる。  原書には、出版された当時は日常的に使われていた「ニガー」という語が200回以上、登場す

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    kanimaster 2011/02/17
    またハックルベリーか!
  • 79.「表現」とは、原則として「悪い快感」のためにある。:日経ビジネスオンライン

    日直のボウシータです。前回にひき続き、〈正しいことを、自動的に、声高に言う人たち〉の話です。 先日も「萌えキャラ満載の男子用ライトノベルは女をオブジェ化し家父長制に利する男権的コンテンツであるから、批判されるべきである」的な糾弾発言を、表現をめぐる学術シンポジウムの場で耳にしました。 この発言をしたのはXさんという学者で、昨今のライトノベルにも通暁していらっしゃいます。「正しいもの」ではない文学作品を見つけたら、黙っていられない。胸毛ボーボーに勇ましい口調で差別を糾弾する。ライトノベルオタク文化のなかにあるさまざまな表象を、「大義」にのっとって、これは合格、これは失格、と仕分けできる勇ましい人でした。 この専門家によれば、戦前のある少女雑誌の編集方針には、大いに批判されるべき点があるそうです。それはなにかというと、編集部が「わが誌は投稿欄に投稿する読者たちをプロの作家にしない、したことが

    79.「表現」とは、原則として「悪い快感」のためにある。:日経ビジネスオンライン
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    来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…

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    kanimaster 2009/09/29
    ワレワレハ世間デアル。
  • 2009-09-04

    正岡子規の『墨汁一滴』には、明白な被差別民に対する差別的な句が載せられている。 「鶴の巣や場所もあらうに穢多の家」 という。 青空文庫では、 http://www.aozora.gr.jp/cards/000305/card1897.html 「この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる可能性のある表現がみられます。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫) この作品には、被差別部落民に対する蔑称が用いられています。その旨をここに記載した上で、そのままの形で作品を公開します。(青空文庫)」 とある。しかし岩波文庫では、さらに厳重な但し書きがつけられている。 「不適切と受け取られる可能性のある」どころか、明白な差別であり、「蔑称」の問題ではなくて差別そのものである。青空文庫の但し書きは十分とは言えない。そこはさすがに岩波のほうが厳密で、これが差別そのもの

    2009-09-04
    kanimaster
    kanimaster 2009/09/04
    逆にいうと、藤村はきわめて進歩的だったということにもなりますね。
  • 島崎藤村 破戒 - Chikirinの日記

    1962年製作の映画を見ました。しかも描かれている時代は、製作年のずっと前の、戦前のお話。 島崎藤村の映画化した「破戒」っていう映画です。 内容ご存じの方も多いと思います。暗い映像です。テーマも重い。 被差別部落に生まれた主人公がその出自を隠して生きることに耐えられなくなって告白するお話ですね。は大昔に読みました。でもこの映画は、私がその読む前にできています。 教育映画として作られたわけじゃないのに、こんな時代にこういうテーマで直球映画を創るというのは、結構すごいことなんじゃないかと思いました。 客はお金払って映画館にこれを見に行くわけですよね、それって、かなり文化度高くないとできない気がします。 7−8年前かな、被差別部落名のリストを購入した企業があるとかの新聞記事を見ました。 なんだかなあ、という感じです。この前、京都に行ったときに、タクシーの運転手さんが“籍地って好きに変え

    島崎藤村 破戒 - Chikirinの日記
  • 新美南吉「がちょうの たんじょうび」 - ねこの森へ帰る

    あまりここにふさわしいとはいえない堅い話です。 ーーー id:rhbさんがブックマークしていた青空文庫、新美南吉「がちょうの たんじょうび」を読んだ。非常に面白く読んだのでrhbさんには感謝したい。ありがとうございます。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/4726_13211.html がちょうの たんじょうび 新美南吉 ある おひゃくしょうやの うらにわに あひるや、がちょうや、もるもっとや、うさぎや、いたちなどが すんで おりました。 さて、ある ひの こと がちょうの たんじょうびと いうので、みんなは がちょうの ところへ ごちそうに まねかれて いきました。 これで、いたちさえ よんで くれば、みんな おきゃくが そろう わけですが、さて、いたちは どう しましょう。 みんなは いたちは けっして わるものでは ない ことを し

    新美南吉「がちょうの たんじょうび」 - ねこの森へ帰る
  • ようこそパルーシアへ

    キーワード 1.差別 用語 2.文学にあらわれた差別問題   「無人警察」筒井康隆、「ピノキオ」 3.障害者を主題にした作品 「古事記」「楢山節考」 「過ぎ越しの祭り」 文学にあらわれた差別用語を点検し、削除又は改正、あるいはそのものの絶版を求める運動がある。またこれに対して「言葉狩り」だという批判がある。文学の中で障害者はどのように描かれてきただろうか。それを差別だと言う前に、この文学が成り立っている社会と歴史総体の中に生きた障害者をとらえたいと思う。はじめに指摘された差別用語を見よう。つぎに、差別文学とされたホットな話題の問題が何であるかを理解したい。そして、障害者を主題にした作品を三つ取り上げたいと思う。 1.差別 用語 ひごろ何気なく使っている言葉に障害者を傷つける言葉があり、指摘されて初めて自覚することがある。時には激しい糾弾によって認識することになる。「差別用

  • 作者が差別主義と知ったとき - spongey

    先日ドイツのノーベル賞作家が、実はナチスの親衛隊だったことを告白して議論になってた。わたしは(映画「ブリキの太鼓」を見ただけで)この人の小説を読んだことがないし全然知らないので、今度読んでみてわたしなりに考えてみようと斜め前向きに考えていたのだけど、今日はこれとは違うショックなことを知った。 こっちは別に今まで隠していたわけではなく、当時の新聞にしっかり人が書いてることなのだけれど、「オズの魔法使い」の原作者ライマン・フランク・ボームは、アメリカ原住民を皆殺しするべきだと主張し、新聞の社説にも書いていたんだと。オズの魔法使い(1900)が出版される10年くらい前の南ダコタ新聞にこう書いている。以下ウィキペディアから抜粋、あとわたしの訳。 The Whites, by law of conquest, by justice of civilization, are masters of t

    作者が差別主義と知ったとき - spongey
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