神奈川県立病院機構が運営する県立精神医療センター(横浜市港南区)は9日、60代の看護師が自傷行為を繰り返していた20代の入院患者に「そんなに(自傷行為を)したければ、山奥ですればいい」と暴言を吐いていたと発表した。
神奈川県立病院機構が運営する県立精神医療センター(横浜市港南区)は9日、60代の看護師が自傷行為を繰り返していた20代の入院患者に「そんなに(自傷行為を)したければ、山奥ですればいい」と暴言を吐いていたと発表した。
千葉県鴨川市内で約1キロ離れて東西に並走する2本の県道を結ぶ市道貝渚大里(かいすかだいり)線(大里-花房)が開通した。 県道は鴨川保田線と千葉鴨川線。東京湾アクアライン方面から鴨川市街地に向かう千葉鴨川線の慢性的な渋滞が緩和されて観光がしやすくなり、地域経済が活性化することや、災害時に緊急車両がスムーズに通行できることが期待される。
東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌(おおつち)町で、その教訓を忘れないようにと高校生が制作した絵本の朗読会が14日、千葉県習志野市の複合施設・プラッツ習志野で開かれる。絵本は、被災時の記憶をたどりながら県立大槌高校の当時1年生だった生徒が作った。朗読会では県立実籾高校(習志野市)演劇部の生徒が、その思いを語る。(保母哲) 町が海のようになっていました。家がぷかぷか浮いていて、見たことがない光景が広がっています。また、津波の浸水により車や住宅から火事が発生し、そしてそれは住宅のプロパンガスに引火し、あちらこちらに火が広がっていて、まるで火の海のようでした あっちゃんは、高台に逃げず家族と家に戻ってしまった友だちをなくしました。(略)家族を亡くした人もたくさんいます。日々の生活や家族みんなで当たり前のようにいられることに感謝をしながら生きて行ってください(抜粋)
一般企業などには就職が難しい障害者が軽作業をして工賃を得る「就労継続支援B型事業所」を、埼玉県内の3市で展開していた「ベル・エンプロイメント・サポート」(本部・越谷市)が、障害者の工賃や職員の給料を払わないまま事業所を廃止していたことが関係者への取材で分かった。事業所の運営は公費で賄われ、不適切な運営があれば自治体は給付金の返還を請求しなければならないが、社長の男性とは連絡が取れない状態となった。各市とも対応に苦慮している。(足立優作) 就労継続支援B型事業 障害があって一般企業での就労の難しい人が働く場として利用する福祉サービス事業の一つ。障害の比較的軽い人が多く、雇用契約を結んで最低賃金以上の時間給を保障する「A型」に対し、「B型」は事業所との雇用契約を結ばずに作業所などの軽作業を行う。生産活動の対価は「工賃」と呼び最低賃金が適用されるA型の賃金よりも低い。 関係者によると、さいたま市
2015年7月、群馬県桐生市に住む黒田正美さん=仮名=の携帯電話が鳴った。声の主は同市福祉課の職員だった。 当時、黒田さんは30代後半。父の杉本賢三さん=仮名、当時(61)=と市営住宅で同居していたが、結婚で独立し、杉本さんは単身生活を送っていた。駆け付けると、ライフラインは全て止められ、石油ストーブの燃焼筒に外で拾い集めた木くずを入れてマッチで着火し、わずかに残ったコメを煮炊きしていた。窮状を見かけた近所の住民が市へ通報したのだという。 杉本さんは料理人として働いていたが、心臓疾患などによる体調悪化で就労困難な状態が続いていた。黒田さんは市福祉課に相談したが、「家族で支え合って」「実家に戻りなさい」と相手にしてもらえなかった。同年8月、杉本さんはやむを得ず市内の実家で暮らす妹、黒田さんにとっては叔母の家に身を寄せる。
病気やけが、老化などで生活機能が低下した患者の回復を助ける「リハビリ専門職」の賃金は20年来、横ばい状態が続く。この間、同じ国家資格でも看護師や薬剤師などの賃金は増加傾向にあり、医療や福祉、介護分野における「職種格差」が広がっている。春闘の季節、政府が経済界に「物価上昇を上回る賃上げ」を呼びかける中、リハビリの現場でも待遇改善を訴える声が大きくなっている。(佐藤航) リハビリ専門職 「座る、立つ、歩く」など基本動作の回復や維持を支える理学療法士、「食事、入浴、家事」など生活動作の回復や社会復帰をサポートする作業療法士、言葉を使ったコミュニケーションの訓練や検査を担う言語聴覚士、視覚の矯正訓練や検査に携わる視能訓練士などがある。これら主要4職種はいずれも国家資格。厚労省によると2022年末現在の有資格者数は理学療法士が約20万2000人、作業療法士が約10万9000人、言語聴覚士が約3万80
「普通におしっこできる、ありがたい」患者数100万人超え、中高年男性に朗報 「前立腺肥大症」に相次ぐ新治療 排尿障害を引き起こす「前立腺肥大症」は、中高年男性と切っても切れない病気だ。ぼうこうの下にある前立腺が年齢とともに大きくなり、尿道を圧迫する。治療は、まず薬物療法だが、進行すると尿の通り道を確保するための手術が必要になる。近年は体への負担が少ない方法が相次いで保険適用となり、選択肢が広がった。(植木創太) 愛知県日進市の男性(76)は数年前から、前立腺肥大に伴う排尿障害に悩んできた。夜は1時間おきに尿意を催し、慢性的な睡眠不足に。昨春には尿が出せなくなり、ぼうこう内に尿が満ちているのに出ない「尿閉」の状況になった。投薬も効果は薄く、尿道に細い管を挿して排尿することになったため、8月に愛知医科大病院(同県長久手市)で手術に踏み切った。 受けたのは、内視鏡を通じて尿道に光ファイバーを入れ
県は、千葉市稲毛区の総合スポーツセンターの新たな体育館の基本設計をまとめた。延べ床面積は約1万950平方メートルで、バスケットコートが4面取れる。2028年度中のオープンを目指す。
「心的外傷後ストレス障害(PTSD)は誰にでも起こり得る」とのメッセージを発信しようと、千葉大発のベンチャー企業「Smart119」(千葉市中央区)が、症状を分かりやすく解説するイラストを作成した。近年は新型コロナ禍で未知の苦しい経験をしたことで発症する例も多いという。学校や企業、公共機関などが同社ウェブサイトから無料ダウンロードし、利用・配布できる。(加藤豊大) PTSDは自然災害や事件をはじめさまざまな原因で、生死に関わる体験や強い恐怖感を経験した人に起きやすい精神疾患。時間がたっても無意識にその状況を思い出し、日常生活に支障を伴う。 イラストでは、三大症状として(1)追体験(フラッシュバック)(2)回避(記憶を思い出すきっかけとなる状況を執拗(しつよう)に避ける)(3)過覚醒(常に気持ちが高ぶったような緊張状態)があると解説。放置すると重症化の恐れがあり、医療機関の早期の受診を勧める
北海道浦河町。精神障害がある人も、街中で当たり前に暮らす町だ。当事者研究の第一人者で知られる社会福祉法人「浦河べてるの家」の向谷地生良(むかいやちいくよし)理事長(67)らが40年以上かけ、それぞれがありのままに暮らせる素地を作ってきた。精神障害者の「入院、拘束やむなし」の風潮に、向谷地さんは「精神医療分野は、遅ればせながら大きな地殻変動が起きている」と話す。 だが、精神医療の現場には、長期入院や身体拘束を肯定する考えが根強く残る。民間の精神科病院でつくる公益社団法人・日本精神科病院協会(日精協)の山崎学会長(82)は本紙の取材に「治療の一環で拘束している。患者さんの安全を考えて拘束して、なぜ心が痛むの?」「地域で見守る? 誰が見てんの? あんた、できんの?」などと持論を展開した。
看護師による暴行事件が起きた東京都八王子市の「滝山病院」問題の余波が収まらない。転院や退院を促進させるため、当事者や支援者、議員らでつくる「連絡会議」が23日に発足した。精神科病院での虐待が繰り返される中で、精神医療を変える転換点になるか。(木原育子)
「厳しい現場で暑い日も寒い日も働いてきた障害当事者の仕事がなくなってしまうことが残念でなりません」。東京都の障害者通所施設から、本紙「ニュースあなた発」にこんな声が寄せられた。調べてみると、トラック運転手の残業規制に伴う物流危機「2024年問題」を背景に、ヤマト運輸と日本郵政が歴史的な提携に踏み切った陰で、全国1200人の障害者の仕事が失われかねない状況が見えてきた。(原田晋也) 新宿区にある精神障害者の通所施設「オフィスクローバー」は05年から、チラシやカタログといったメール便の配達作業の一部を障害者向けなどにあっせんする「クロネコDM便配達事業」の業務受託契約を、ヤマトと結んでいる。しかし7月上旬、ヤマトから契約を来年1月末で終了すると告げられた。情報を寄せた松田暁子(あきこ)施設長は「施設運営に打撃で、大きな不安を抱えています」と話す。 契約終了の理由は、6月に発表されたヤマトと日本
南房総の道の駅「富楽里(ふらり)とみやま」(千葉県南房総市二部)がフロア増築などをして二十一日、リニューアルオープンする。飲食、物販を拡充した。 富楽里とみやまは二〇〇三年四月開業。富津館山道路鋸南富山ICから約三分で、富津館山道路から利用できるハイウエーオアシスの機能も担う。運営は南房総市が100%出資する「ちば南房総」(社長・石井裕市長)。長寿命化や地域振興の強化を目的に、二一年度から大規模改修工事をしていた。 飲食店が五店から七店に増え、二階に約二百席あるフードコートができた。天井が高く、広々とした空間に、和牛専門店や郷土料理「さんが焼き」などの地元の食文化を楽しめる店が入る。一階の直売・物産売り場も増築。採れたての新鮮野菜や魚介類などを直売する。
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