ノーク・リサーチでは,前回取り上げた中堅・中小企業のサーバーOS利用実態のアンケート調査の結果を受けて,WindowsとLinuxを利用しているユーザー8社を選定し,面接調査を実施した。その結果は定量調査の結論である「中堅・中小企業のサーバーOSにおけるWindowsのデファクト性」を,さらに裏付けるものだった。同時にLinuxの中堅・中小企業における位置付け=住み分けも,改めて確認された。 基幹系はWindowsが主流,Web系でLinuxが共存 まずアンケート調査で明らかになった,次の2つの結果を説明するための面接を実施した。 ヒアリング対象の選定にあたっては,公平な意見を聴取するためにWindows及びLinuxの双方を導入・利用中か,もしくは過去にLinuxを導入・利用経験しWindowsに戻ったユーザの2タイプをピックアップした。 【タイプA】 サーバーOSは「WindowsとL