ブックマーク / matsumura-chiro.jp (11)

  • カイロプラクティックの効果って何?

    私の考えるカイロプラクティックの効果は一言でいうと、「感覚の正常化と運動機能の効率化」です。その効果によってどんな良いことがあるかというと、無駄な力みや悪い癖がなくなりますので、それらが原因でおこる張りや痛みなどの症状は改善します。また普段の動作も軽快になりますので、心理的にも自由にもなれます。 人間は、自分自身の身体の情報をリアルタイムですべて正確に把握し、それを精密に思った通りに動かすような仕組みにはなっていません。中枢神経の中で、いつかの時点の身体モデルを保持し、それに基づいた感覚を入力として受け取り、対応する運動をそのモデルにさせるような出力を行います。それはイメージ上のカラダと実物のカラダにズレがあるかもしれないということを示唆します。 カイロプラクティックは手技によって、関節や筋肉についているセンサー(感覚受容器)に刺激をあたえ、その身体モデルの情報が最新となるように促します。

    カイロプラクティックの効果って何?
  • 手をつくと手首が痛い

    マッサージセラピスト 30代 女性 数日前、背中の筋肉がとても固い男性顧客をマッサージした直後から、手をついて体重をかけると手首周辺に痛みがでるようになった。 週末のみセラピストをされている、非常に細身の体格の方でした。発症は大柄な男性への施術直後だったとのことで、手首に過度な負担がかかったのはお話だけで十分理解できるものでした。 そのため外傷に類するものがないかという適応禁忌の判断と負担が一点に集中するような運動パターンがないか予防の観点に留意して検査しました。結果、症状は手根骨という手首にある小さな骨の集合のうち月状骨(上の図の赤枠内の骨)とよばれているものが可動する時に痛みを出すことが分かりました。この骨は8個からなる手根骨(指の付け根)のうちの一つです。その中でこの骨は、手首を曲げたり伸ばしたりする時に主に可動するものですが、その性質から、筋肉の腱などが付着しておらず外力によって動

    手をつくと手首が痛い
  • 立つ、歩くと足の付け根とおしりが痛い

    会社員(営業) 50代 男性 立つ、歩くと足の付け根とおしりが痛い。3年ほど前から徐々に痛みを感じていたがここ数ヶ月痛みが強くなってきた。営業中に歩くのも辛いので医療機関で診察をしてもらったところ右股関節の関節のスキマがせまくなっている。しばらく様子を見て、ひどくなったら手術を検討しましょうといわれた。 来院時、つらそうな表情から生活や仕事に大きな支障をきたしていることがうかがわれました。立ったり、歩いたりするときの足の付け根(おしり、股関節)や膝の痛みはQOL(生活の質)を著しく下げます。慎重に進めつつもできるかぎり早く症状を和らげることを念頭に検査しました。 結果、左の仙腸関節の問題から左の股関節まわりの筋肉に力がはいりづらくなっており、右のおしり(殿筋群)、足の付け根(大腿筋膜張筋)が固くなっていました(上の図の赤枠内の筋肉)。固くなった筋肉を動かす際にそれらが、伸ばされるるかまたは

    立つ、歩くと足の付け根とおしりが痛い
  • 手を握ると痛いので物が持てない

    主婦 40代 出産後、家事育児をはじめて間もなく、手を握ると手首や親指のあたりの関節が痛いので物が持てなくなった。最近は、包丁をもつのも辛く、腕、肩まで痛くて家事がままならない。 この方は、帝王切開での初産、そして母乳育児をされておりました。出産の負担から身体が回復しきらないうちにはじめての育児が始まり、身体的に負担が耐えられない程度にまできていると推測しました。手をにぎる時の痛みをできるだけ早く解消することと、負担が一か所に集中するような動作を改善することを念頭におきました。 検査してみると、症状は物など持つなど、右手を握るときに親指を動かす腱に過度な負担がかかって痛くなる、いわゆる「腱鞘炎」が疑われるものでした。ただ親指の腱だけでなく、手から腕にかけて屈曲する( 肘を曲げる、手首をまげる、手をにぎる)動作に関連する筋肉(上の図の右側の肘から指先に向かう筋肉群)すべてに緊張が強くでており

    手を握ると痛いので物が持てない
  • 長時間、歩いたり立っていると腰に擦れるような痛みがある

    会社員(デスクワーク) 60代 男性 5~6年前から長時間歩いたり、立っていると左側の腰に擦れるような痛み、きしむような痛みがあり立っていられなくなる。しばらく座りこんで休まないと再び立って歩けない。 遠距離通勤をされており電車で座れない場合大変お辛いとのことでした。お話の中に腰痛の原因のひとつである「脊柱管狭窄症」を思わせるものがありますのでカイロプラクティックで扱えるものか医療機関にかかるべきものか、慎重に判断すべきと考えました。また「擦れるような痛み」という特異な表現から、直接的な原因箇所を特定することも心がけました。 検査してみると、神経に対する検査は陰性でしたが左股関節の外転筋群に機能低下が見られ、骨盤にも「ゆがみ」が見られました。また腰椎の一番下の部分と腸骨の間の筋肉の固さが顕著で、深部の筋肉の触診がまったくできない程でした。長年にわたった骨盤の「ゆがみ」に伴い腰椎が下部で「ね

    長時間、歩いたり立っていると腰に擦れるような痛みがある
  • 息が深く吸えないので苦しい

    事務職 30代 女性 日中に息苦しく感じることが多くなり、先日人間ドックにいった際に検査時の深呼吸ができないことに気がついた。頭痛、肩こりもあるが背中がくすぐったいので、マッサージや整体でもあまり改善しない。 書類を多く扱うお仕事をされており、勤務時間内のデスクワークがとても長く、最近いそがしくて眠る時間も短いとのお話でした。息苦しい、深く息を吸う事ができないなどの「息切れ」の症状は、呼吸器系や心臓など循環器系の疾患による可能性があります。ただ、この方は慢性的なものであること、また人間ドックの検査結果も良好で、医師からはストレスを指摘されたとのことでしたのでカイロプラクティックの観点から、身体全体を確認することにしました。 お身体の傾向としては、痩せ型で筋肉量が少ないけれど、全体的に筋肉は柔軟であるように思われました。ただし、肩があがり気味で、首の緊張が強く、肋骨も常に引き上がっており神経

    息が深く吸えないので苦しい
  • 上を向くと手がしびれ、首の付け根から肩甲骨まで痛い

    会社役員 60代 男性 一週間ほど前にゴルフをプレーし、その翌日あたりから首の付け根から肩甲骨のあたりに痛みがあり、右手指先までしびれる。上を向いたり、ずっと座っていると特に辛くなる。 医療機関で受診したところ、頸椎にヘルニアが見られるのでしばらく様子をみて、ひどくなるようなら手術を検討するというお話であったそうです。悪くはなっていないが、良くもなっていないため他にできることはないかと来院されました。 検査してみると頸椎6番、7番神経の皮膚感覚領域にしびれがあるようでしたが痛覚や皮膚感覚は問題ありませんでした。脊柱を触ってみると、胸椎の後弯が強く(いわゆる背)、上部胸椎から頸椎7番までの可動性が低いため、6番以上の頸椎が動きすぎている状態(カイロプラクティックの用語でハイパーモビリティ)でした。肩甲骨周辺の痛みについては、筋肉のはりはありましたが圧痛はなく首の他動伸展によって再現されたた

    上を向くと手がしびれ、首の付け根から肩甲骨まで痛い
  • 腕を上げると肩の前が痛む

    ライター 50代 男性 海外でジムトレーニングした後から腕を上げると肩の前が痛むようになった。医療機関を受診したところ五十肩といわれ痛み止めを処方された。まだ痛みが気になるので来院した。 五十肩は疾患名ではなく一定の年齢に達した人の腕の上げづらさ、肩の動きづらさや動かしたときの痛みを示す一般名称です。ですので原因はさまざまで、中には外傷に起因するものなど医療機関でしっかり治療すべきものもあります。この方は医療機関での受診後に来院されていましたが具体的な原因箇所についてはご自身で把握されていなかったため、カイロプラクティックでの対応が可能なものか判断すること、原因箇所をしっかり特定することを念頭に検査を行いました。 検査の結果、肩が前に巻き込みがちで背ではありましたが、肩甲骨の動きや肩関節(肩甲上腕関節)にも大きな制限はありませんでした。ただ肩を前方から上にあげる動作、上腕二頭筋の収縮時に

    腕を上げると肩の前が痛む
  • 肩甲骨のあたりが凝る

    会社員(デスクワーク) 20代 男性 ここ数週間、背中、特に肩甲骨まわりが凝るような違和感がある。朝がもっともつらくて、時間がたつにつれて気にならなくなる。 背中に痛みではなく張り、凝りのような違和感が常にあるとのことでした。動作や姿勢によって変化しない痛みは、内科系疾患の疑いがあるため問診検査をしっかり行いました。体格がとても大柄の方で、検査してみたところ、背中は脊柱起立筋、広背筋、僧帽筋などの筋肉がとても大きく発達していましたが、トーン(適切な筋緊張)が低下し、筋肉自体に柔軟性、伸縮性を欠いておりました。聞くと、長年柔道をやっていたが今はやっておらず、最近は仕事が忙しく2か月程前からジム通いもできていないとのことで、思えば症状もそのあたりから始まったように思うとのこと。また体重がここ最近増えているとうかがいました。 結果として、内科的な疾患の兆候も病歴もなく、脊柱に由来する機能低下も少

    肩甲骨のあたりが凝る
  • 座る時や立つ時に腰が痛い

    会社員(デスクワーク) 50代 男性 2週間前ゴルフに行った次の日から腰痛がはじまった。特に座ったり立ったりする時に痛む。その後からずっと痛みがおさまらず、逆に痛みを感じる瞬間が増えてきている気がする。 中肉中背の男性、仕事は主にデスクワーク。定期的にジムに通っており、今までに肩こり腰痛等をあまり意識したことがないとのこと。以前一度だけギックリ腰を経験したが自然に治った。今回はずっと痛みがひかないので心配になって来院された。 慢性腰痛ではなく、きっかけが明確とはいえない腰痛が徐々に悪くなっているという経緯は、なんらかの内科系疾患を予想させるものです。この方の場合、ゴルフの翌日からということですが、当日の契機はわからないという点では注意が必要だと思いました。ただ座る時、立つ時などに痛みを感じる、いわゆる「動作時痛」という点では筋骨格系の不調である可能性もありました。 検査してみると、なんらか

    座る時や立つ時に腰が痛い
  • 右太ももの裏がしびれる

    会社員(デスクワーク) 20代 女性 腰痛がひどくなって、右太ももの裏側がしびれるようになった。学生時代から慢性的に腰痛があり、2か月前にギックリ腰になってからは腰痛に加えて右太ももの裏側あたりに痛みとしびれがでるようになった。長時間座ったり、寒くなると辛い。 整体やマッサージにいってみたが効果がなく、医療機関では脊柱管狭窄症による座骨神経痛の疑いとされたそうです。電気療法などで様子を見ていたが、症状が辛いので来院されました。 口ぶりは落ち着いていましたが、お話しの内容や表情からは焦燥されていることが伝わり、症状の辛さがうかがえました。根的な改善はもちろんですが、症状をいち早く取り除くことが重要なケースと感じました。 しびれや痛みが右太ももの裏側とのことでしたので、殿筋、梨状筋、ハムストリングと確認しましたが、程度の大きな緊張や硬化はみられませんでした。また体幹腰部における伸展屈曲動作で

    右太ももの裏がしびれる
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