「断捨離」「終活」「シンプルライフ」 必要ないモノはどんどん捨てようというのがブームになってどれぐらいたつでしょうか。 確かに不要なモノのない、すっきりした暮らしは魅力的です。 でも、本当にそれだけでいいのだろうか? そう問いかけるのが、ことし90歳を迎える、作家の五木寛之さんです。 ことし出版した本「捨てない生き方」が、話題となっています。 “捨てないことも悪くない”という、五木さんに、高瀬耕造アナウンサーが、その真意を聞きました。 高瀬:五木さん、よろしくお願いいたします。 五木(以下敬称略):はい、よろしく。 高瀬:今回この「捨てない生きかた」、こちらの著書が、非常に多くの方に読まれていて反響が大きいとうかがっていますが。 高瀬:どういったところが受けていると思われますか? 五木:たぶんね、今の人たちの暮らしの中で「断捨離ブーム」というのが、日本だけじゃなくて国際的にも広がっていて、