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ブックマーク / premium.kai-you.net (13)

  • 崩壊したVTuber事務所ライヴラリ代表が語る「誰にも想像できないゴール」とは?

    業界に名を馳せる個性的なタレントを輩出しつつも、その全員が活動を終了し、“失敗したVTuber事務所”となったライヴラリ。その運営企業である株式会社ゆにクリエイトの代表取締役・望月陽光氏への独占取材記事となる。 前編からの繰り返しとなるが、成功から得られる知見と同等かそれ以上に、失敗から学べることも多い。 なぜVTuber事務所「ライヴラリ」は崩壊した? 代表自ら語るその経緯 『ライヴラリ』というVTuber事務所がある──いや“あった”と書くほうが、実態には即しているだろうか。「今日は何の日」という動… そして、得てして失敗談は語られず粛々と藪の中に溶けていくものだが、今も生き残っている当事者が存在する成功談よりも、来は失敗談こそが残されるべきである。それは、VTuberファンのためというよりも、業界の健全な未来について考えるためにだ。 前編では、ゆにクリエイトと『ライヴラリ』の立ち上

    崩壊したVTuber事務所ライヴラリ代表が語る「誰にも想像できないゴール」とは?
  • スマホゲーム『リバース:1999』が傘に隠した切実な主張 香港ポップカルチャーの闘い

    スマートフォンゲームの中には、社会問題をモチーフとした作品がある。そしてそれは『リバース:1999』も例外ではない。 そのテーマを語ることはリスクを伴う。どのようなリスクが存在するのか。読みさえすれば納得していただけると思う。 まず最初に香港製作のSF映画『未来戦記』の話をさせてほしい。香港の会社、香港のVFXスタジオでつくられたSF超大作である作は、作中に出てくる「共産主義の脅威をメタファーとして描いた50年代のSFホラー映画」に対し、香港の名優ラウ・チンワンが「結末は自分たちで決める!」と啖呵を切る。 これは、香港の未来は自分たちで決めるという決意に他ならない。この話は、今からする『リバース:1999』の話と無関係ではない。 『リバース:1999』はスマートフォンおよびPC向けに配信されている世紀末タイムリバースRPGである。開発・運営は中国広東省広州市に拠点を置くBLUEPOCH。

    スマホゲーム『リバース:1999』が傘に隠した切実な主張 香港ポップカルチャーの闘い
  • VTuber文化がタイで花開いた──黎明期から関わる日本人が語ったタイの文化事情

    の大手VTuber事務所として世界規模での人気を得るホロライブ。その運営を担うカバー・谷郷元昭社長も株式上場の機会に際して、北米圏や東アジアに次ぐ市場展開先として東南アジアへの注目を語るように、日とも文化・地理的距離が近い東南アジア圏各国での状況は見逃せないものとなっている。 そんな東南アジアにあって、世界中から観光客が訪れるアジアの人気旅行先としてもおなじみの国、それがタイだ。 特に首都バンコクは世界有数の都市として通りには多くのクルマやバイクが行き交い、昼夜を問わずマーケットは多くの店と現地人と観光客が入り混じる多様な人々で賑わっている。 様々な人々、そして文化が行き交うこの国でも今、日から始まったVTuber文化が盛り上がり始めている。 日でも人気を博した『2gether』はじめ、タイはBL作品の隆盛では知られているが、実は国産IP創出には苦戦している側面がある。果たしてV

    VTuber文化がタイで花開いた──黎明期から関わる日本人が語ったタイの文化事情
  • 中国で“海賊版ポケモンカード”が異常進化──パチモンカードゲームの語られざる歴史

    2023年10月28日、中国土で『ポケモンカードゲーム』が正式発売されてからまる一年の月日が経った。 現在進行形で高騰を続ける市場価格、中国現地でのポケモン人気の高さも相まって、今や中文版のカードが他言語版より高値で取引されるケースも珍しくない。 中国大陸が“ポケモンカード空白地帯”だった史実も、今は昔と言えるだろう。 ……とは言え、建前上“ポケモンカード空白地帯”という言葉は使ったが、実際これまで中国大陸にポケモンカード文化がなかったのかと言えば、それは違う。1999年には台湾で繁体中文版が発売されたこともあったし、ここ10年ほどはバイヤーが海外で買い付けた並行輸入品が大量に流通、海外のユーザーから「爆買い」と揶揄されることもあった。 そしてなにより、ポケモンカードが正式発売されていないのを良いことに、“勝手に”つくっていたからだ。 現在市場に蔓延っているスーパーコピーとは似て非なる、

    中国で“海賊版ポケモンカード”が異常進化──パチモンカードゲームの語られざる歴史
  • バーチャルという“膜”があるから、本心を伝えられた

    今、バーチャルシーンで最もヒップホップシーンに近いVTuber・オシャレになりたい!ピーナッツくん。反対にヒップホップからバーチャルに最も近いラッパー・Kamui。 シーンにおける「フィクサー」だと互いに認めあった前編では、二人がコラボした『YC2.5』の制作裏話から、サイバーパンク的世界観への見解、両者が共有する「シティ」という舞台設定、東京という街……と様々な話題について語り合ってもらった。 後編では、ラッパーとしての表現者論、ボーカロイドという存在、そして「キャラクター」のメタ認知にまで議論が及んだ。 この二人のアウトサイダーが共鳴するのは、サイバーパンクという表層においてのみではない。両者の深部には、インディペンデントに活動するアーティストとしての多くの葛藤が渦巻いているはずだ──自らをキャラクター化し、それを何度も問い直すプロセスの上に、現在の二人が立っている。 ピーナッツくんは

    バーチャルという“膜”があるから、本心を伝えられた
    kujoo
    kujoo 2022/10/21
  • なぜ美術史家は「プリキュア」を面白いと思うのか?

    ロマン主義絵画史と近代挿画史を専門に、「神絵師になりたい」という学生向けにも講義を行う美術評論家・松下哲也さんへのインタビュー。 前編では、松下さんが大学でどのような講義をされているのかをうかがう中で、キャラクターデザインの源流が西洋美術にあるという点にも触れた。 後編ではさらに、現代ポップカルチャーにおいて注目するべき表象とは何かについて、話題が広がる。 目次美術界における「キャラクター表現史」は存在しなかった?アートの転換点 “教養ゲーム”からエンタメへ研究における制約? ポップカルチャーを扱う難しさ「プリキュア」は変化がないから面白いなぜ「美少女イラストはエロい」とされるのか 答えは美術様式史にあり様式が換骨奪胎され、新たな表現になる時 美術界における「キャラクター表現史」は存在しなかった? ──松下さんがキャラクター表現史を研究分野とされたのは、どのようなきっかけだったのでしょうか

    なぜ美術史家は「プリキュア」を面白いと思うのか?
    kujoo
    kujoo 2022/03/30
  • 「最初は詐欺だと思った」VTuber中国進出の先駆者、神楽めあの挑戦

    いまや日や世界で、様々なバーチャルYouTuber(VTuber)が活躍していますが、神楽めあさんほど毀誉褒貶の激しいVTuberもあまりいません。 問題児、トラブルの種と敬遠するVTuberファンは少なくありません。検索すれば彼女が配信で起こした様々な事件がヒットします。実際、配信で見る神楽めあは口が悪く、アイドルのような他の女性VTuberたちとはほど遠い存在に見えます。 一方で、彼女と親しいVTuberたちは「神楽めあは天才」「真面目」「いい子」だと異口同音に彼女を褒めます。 中国の配信プラットフォーム・bilibiliでも早い時期から活動を始め、現在まで日VTuberとしてはトップクラスの人気があります。歌声も素晴らしく、そして何より可愛く、彼女を愛するファンは非常に多いです。 2018年6月末にYouTubeでデビュー。企業グループに所属しない個人勢ながら活動歴は長く、Yo

    「最初は詐欺だと思った」VTuber中国進出の先駆者、神楽めあの挑戦
    kujoo
    kujoo 2022/03/07
  • きっかけは「祖母の介護」日本のVTuberが中国で築いたシンデレラストーリー

    で始まり、いまや世界中で人気の高いバーチャルYouTuber(VTuber)。もちろん日で人気の高いVTuber海外からデビューするVTuberもいますが、日発で海外で活躍するVTuberもいます。 今回取り上げる緋赤エリオさんもその一人。個人で活動しながら中国の配信プラットフォーム「bilibili」で現在48万人以上のファンを抱え、彼女の配信を数万人が見ています。 幻想騎士団団長を名乗る緋赤エリオさんにちなんで、彼女のファンは「幻士」と呼ばれ、彼らは緋赤エリオさんを「団長」と呼びます。 緋赤エリオさんは2019年5月に個人VTuberグループ「ちゅこらら」の新メンバーとしてYouTubeデビュー。早くから日だけでなくbilibiliでも活動し、2020年10月に突然注目されブレイク。 2020年12月に上海で開催された大型イベント「Bilibili Macro Link-V

    きっかけは「祖母の介護」日本のVTuberが中国で築いたシンデレラストーリー
  • 『ジョジョリオン』論 後編──災厄の時代を生きる“幸せのイメージ”

    目次宇宙ステーションが回転している理由──重力と「宇宙の一巡」「なぜ自分なのか」運命と向き合ったプッチ神父の思想神を越える方法──多元宇宙を提示した第7部「重力」の質史上最悪のスタンド “ワンダー・オブ・U”──災厄と運命超ひも理論 科学的視座から描かれている『ジョジョ』「幸せのイメージ」を持つということ ディオの系譜を克服する方法 宇宙ステーションが回転している理由──重力と「宇宙の一巡」 なぜ宇宙ステーションはわざわざ回転していたのか。宇宙ステーションが回転することで、遠心力が生じ、重力があるのと同じ状況になります。無重力状態は筋肉が衰えたりだとかで長期滞在に向いていないため回転させていたそうですが、無重力状態での実験を行う都合上、回転させなくなったそうです。 回転によって遠心力が生じ、それによって生まれる引力は「見かけの重力」ではなく「物の重力」である。これを証明したのが、かのア

    『ジョジョリオン』論 後編──災厄の時代を生きる“幸せのイメージ”
  • 5000人のオタクが集う議員VTuberのディープなネットコミュニティに潜入

    生粋のオタク議員が主宰するコミュニティ「バーチャル大田区Discord支部」。ネットと政治との結節点は、成立し得るのか? コミュニティを覗いてみた。 今、「議員系VTuber」の運営するネットコミュニティが盛り上がっている。 コロナ禍以降、現実で対面するコミュニケーションが困難になって久しい。趣味やカルチャー、ビジネスの現場がそれぞれ工夫し、ネット配信やリモートワークを絡めた体制を模索している。 そしてそれは、政治の現場も同じだ。政治家にとって有識者や利害関係人、各種団体の意見に耳を傾け取りまとめることは活動の生命線とも言える。コミュニケーション無くしては成立し得ない政治活動にも他の活動と同じくコロナ禍の困難は降りかかる。 そんな困難を解決する試みの一つが、ネット上にコミュニティを成立させることだ。 東京都の大田区議会のおぎの稔議員は、無料チャットアプリ・Discord上に「バーチャル大田

    5000人のオタクが集う議員VTuberのディープなネットコミュニティに潜入
  • ミームという亡霊は、いかにして“壁”を越えるか 日本アニメの脱文脈化を辿る

    亡霊がインターネットを徘徊している。ミームという亡霊が。 ミーム。進化生物学者リチャード・ドーキンスが『利己的な遺伝子』(1976)のなかで提唱した概念。人から人へと情報や概念を伝達していく自己複製子。ただし現在では、ミームという概念自体が変異を重ね、ネット上に遍在するインターネット・ミームのような概念を生み出すに至っている。 すなわち、さながらウィルスの如く(はたまた呪いの如く)模倣と変異を繰り返しながらネットの海を回遊=伝染していくミームの存在。それは、姿が消えたと思えば、まったく別の場所に幽霊の如く回帰したり、伝達の過程で情報に誤配が生じ、元とはまったく別様の形で受容されたりもする。遺伝子と同様、ミームも変異し、そして進化を遂げていく。 この記事では、ミームそれ自体ではなく、ミームが変容するプロセスに注目する。ミームはある閾値を越えると変異を引き起こすが、それがもっとも顕著に現れるの

    ミームという亡霊は、いかにして“壁”を越えるか 日本アニメの脱文脈化を辿る
  • イラストレーター兼VTuberしぐれういインタビュー 理解者よりも、本当に必要なもの

    青春という限られた時間が放つまばゆい輝きを瑞々しく描き出す。「女子高生がとにかく好き」と語るしぐれういさんのイラストの魅力は、好きだからこそ込められる情熱によって生み出されるものだ。 2021年4月よりTVアニメも放送されるライトノベル作品「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」のイラストや、VTuber・ 大空スバルさんのキャラクターデザインを手掛けるなど、人気イラストレーターとして活動を展開するしぐれういさんだが、彼女の活躍はイラストレーターのフィールドにとどまらない。 群雄割拠のVTuber界において40万人以上のチャンネル登録者数を有す人気VTuber、それがしぐれういさんの持つもう一つの顔だ。元々はデザインを手がけた大空スバルさんの配信にゲスト出演していただけだったのが、やがて個人としても配信活動を開始。 イラストレーターが自らデザインを手がけ、VTuberとしてデビューするケースは

    イラストレーター兼VTuberしぐれういインタビュー 理解者よりも、本当に必要なもの
  • 月ノ美兎から見たスパチャ、大石昌良から見たVTuber文化

    2020年末にはLiSAの「炎」がレコード大賞を受賞するなど、今なお大きな変化の最中にありかつてない熱気を見せるアニソンシーン。そのすぐ近くで、すべてを過去にするほどのスピードで発展し、だれもが目を背けることのできない規模にまで成長したカルチャーが存在した。それがバーチャルYouTuber(VTuber)だ。 2017年末の爆発的なムーブメントから急成長を遂げていることはもはや周知のとおりで、音楽面をフォーカスすると多くのメジャーリリースや大型イベントの開催など、華々しい展開を続々と見せている。 音楽クリエイター/歌手・大石昌良との連続対談であるこの連載にも登場した田中秀和、堀江晶太、草野華余子といったクリエイターも、楽曲制作に参加している。 VTuberが1万人を突破したというニュースも今や昔、強烈な才を持つ者たちが覇を競うシーンにおいて、大石昌良が連載で初めて対談相手として指名したV

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