情報技術の発達によって、家電製品をはじめ、様々な製品にコンピュータやソフトウェアが組み込まれるようになり、IPAでは2006年から、組み込み機器における情報セキュリティに関する調査に取り組んでいます。これまで情報家電や自動車等を対象にしてきましたが、昨今、医療機器でも他の組込み機器同様に、機器の小型化、携帯化、汎用技術の利用が進展していることや、一部の医療機器では近距離無線等の通信を利用した機能が搭載されるなど、他のIT化された組込み機器でも発生した情報セキュリティ上の脅威が顕在化する可能性があることから、2013年度は医療機器を対象としました。 海外では2008年頃から情報セキュリティ上の脅威が顕在化しており、調査では、事例として内外の脅威、医療機器における情報セキュリティへの取組みを収集しました。 また、今回の調査では、医療機器業界関係者や医療従事者等に対して、医療機器における情報セキ