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ブックマーク / book.asahi.com (5)

  • 【特別版】芥川賞・九段理江さん「芥川賞を獲るコツ、わかりました」 小説家になりたい人が、芥川賞作家になった人に聞いてみた。|好書好日

    九段理江さん=撮影・武藤奈緒美 第170回 芥川龍之介賞受賞作「東京都同情塔」 舞台は、ザハ・ハディドによる国立競技場が世論に翻弄されることなく完成した、もう一つの東京。犯罪者を同情されるべき人々=「ホモ・ミゼラビリス」として手厚く扱うべきという社会学論が一世を風靡し、まるでタワマンのような刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。建築家・牧名沙羅は、それが当に建てられるべきなのか、生成AIやナンパした美しい青年・拓人と言葉を交わしながら自身の考えを構築しようとするが――。 読むより先に書いていた 「私、よく人間ぽくないって言われるんですよ。小さい時から親にも、りえちゃんは人間じゃないからねって言われてました」 そう言って逆光のなか悠然と微笑む九段さんは、たしかにVRのようだ。 受賞歴も常人離れしている。2017年、18年と2年連続で文學界新人賞の最終候補に。2021年で見

    【特別版】芥川賞・九段理江さん「芥川賞を獲るコツ、わかりました」 小説家になりたい人が、芥川賞作家になった人に聞いてみた。|好書好日
    linus_peanuts
    linus_peanuts 2024/04/06
    “柴崎友香さんがはっきりおっしゃったんです。『芥川賞っていうのはね、枚数なんだよ』って。そばで村田沙耶香さんや羽田圭介さんもウンウンって頷いていらっしゃって。”
  • 文藝賞優秀作・佐佐木陸さん 最終選考落ちは4度、「落選が辛すぎて架空の選評を書きました」 連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#8|好書好日

    文藝賞優秀作・佐佐木陸さん 最終選考落ちは4度、「落選が辛すぎて架空の選評を書きました」 連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#8 佐佐木陸さん=撮影・武藤奈緒美 第60回文藝賞 優秀作「解答者は走ってください」 過去の記憶がない27才の怜王鳴門(れおなるど)は、ある日「パパ上」のノートパソコンに届いた自分の過去についての物語を読み始める。それは「パパ上」とはまた別の「パパ」が書いた回顧録。そこでは怜王鳴門は父乳(ふにゅう)によって「パパ」に育てられ、驚異の記憶力でクイズ王となり、やがて世界を牛耳るように。クイズチームで共に無双した「サッちゃん」と「パパ」は一体どこへ、そして今ここにいる自分は一体なんなのか――。複数の世界線が縦横無尽に爆走するマルチバース小説。 中3で腫瘍発覚。「檸檬」に救われて 佐佐木さんが小説に目覚めたきっかけは、中学3年生の時に突如襲われた病。立って

    文藝賞優秀作・佐佐木陸さん 最終選考落ちは4度、「落選が辛すぎて架空の選評を書きました」 連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#8|好書好日
  • すばる文学賞・大田ステファニー歓人さん 1文字も書かないで「概念小説家」やってました 連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#6|好書好日

    第47回すばる文学賞 受賞作品「みどりいせき」 学校に馴染めず不登校気味の高校2年生の「僕」は小学校時代にバッテリーを組んでいたピッチャーの 春と再会し、知らないうちに怪しいビジネスの手伝いをすることに。隠語と煙で充満する隠れ家でグミ氏やラメちたちとつるみ、不健全で抗いがたい、鮮烈な青春にまみれていく――。 ふぁにーちゃんって呼んで 受賞の言葉にまず驚いた。 「どもう、ステファニーだお このたび、わらいありなみだありのすったもんだのすえ、スーパーすばるちゃん人形を手にしました。次はクリスタルすばるちゃん人形をゲトりたいので、グットシット期待してね。」 な、なんなんだ、この文体は⁉ 続いて受賞作「みどりいせき」を読んで、また驚いた。受賞の言葉×100の自由すぎる文体が完成度をもって最後まで貫かれていたからだ。そして、ペンネームは「大田ステファニー歓人」。 私、大田さんの話していることがちゃん

    すばる文学賞・大田ステファニー歓人さん 1文字も書かないで「概念小説家」やってました 連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」#6|好書好日
  • 堀静香さん「せいいっぱいの悪口」インタビュー ふつうの生活をしているわたしが書く意味と、よく分からない自信|好書好日

    堀静香(ほり・しずか) 1989年神奈川県生まれ。山口県在住。歌人集団「かばん」所属。中高非常勤講師のかたわらエッセイや短歌を手がける。ZINE「せいいっぱいの悪口』(2019)は1000冊を売り上げた。晶文社スクラップブック「うちにはひとりのムーミンがいる」連載(2020〜2022)。 ――今回のは、2019年冬の「文学フリマ」で販売されたZINEがもとになっているそうですが、ZINEを作ろうと思ったきっかけはなんでしょうか。 大学時代からの友人で書き手としての仲間だと勝手に思っていたような人たちが、にわかに注目され始めているぞ、みたいな機会がいくつかあったんですね。そういうのを見て何かわたしもやってみようかなという気持ちになりました。ちょうど30歳になる直前だったので、節目かなというのもあって、「ちょっと一発、作ってみよう」という感じです。 ――エッセイの中に、周囲の人が注目を浴びて

    堀静香さん「せいいっぱいの悪口」インタビュー ふつうの生活をしているわたしが書く意味と、よく分からない自信|好書好日
  • 本屋ロカンタン(東京) 自宅の一室が本屋。38歳店主の、山あり谷あり人生に本あり|好書好日

    ある日の13時過ぎ、見知らぬ番号から着信があった。折り返してみると、訪ねる予定の屋ロカンタンの店主、萩野亮さんからだった。 「あの、今日いらっしゃる予定ですよね」 「はい、14時に」 「えっ、13時でしたよね?」 なんと私が約束時間を、勘違いしていたのだ。到着を待っていた萩野さんを知る由もなく、この日最終回だった韓流ドラマを見終わってゆっくり支度をしていた私は、急いで西荻窪に向かった。 JR西荻窪駅の南口からgoogleマップをたよりに6分ぐらい歩くが、マップが指し示す場所に屋は見つからなかった。着信アリの番号に再度かけなおしてみると、バス通りに面していないドアから萩野さんが姿を見せたので、5.5坪のスペースに招き入れてもらう。ここは自宅兼屋だと、萩野さんは語った。 マンション1階にある屋ロカンタンは、大きな「。」の文字が目印。 「じゃあ2階に部屋があるんですか?」 「いえ、ここ

    本屋ロカンタン(東京) 自宅の一室が本屋。38歳店主の、山あり谷あり人生に本あり|好書好日
    linus_peanuts
    linus_peanuts 2021/01/23
    いろいろありすぎだけどおもしろいな
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