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bookに関するlll_nat_lllのブックマーク (34)

  • 【読書感想】限界集落の真実 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    限界集落の真実―過疎の村は消えるか? (ちくま新書) 作者: 山下祐介出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 50回この商品を含むブログ (37件) を見る 内容説明 「限界集落はどこも消滅寸前」は嘘である。危機を煽り立てるだけの報道や、カネによる解決に終始する政府の過疎対策の誤りを正し、真の地域再生とは何かを考える。 内容(「BOOK」データベースより) 高齢化が進み、いずれ消滅に至るとされる「限界集落」。だが危機を煽る報道がなされているのに、実際に消滅したむらはほとんどない。そこには逆に「限界集落」という名付けをしたことによる自己予言成就―ありもしない危機が実際に起きる―という罠すら潜んでいる。カネの次元、ハードをいかに整備するかに問題を矮小化してきた、これまでの過疎対策の責任は重い。ソフトの問題、とりわけ世代間継承や家族の問題を見

    【読書感想】限界集落の真実 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    lll_nat_lll
    lll_nat_lll 2012/10/02
    "勝者・敗者の色分け"←→"共生の理念"
  • 【読書感想】二世兵士 激戦の記録: 日系アメリカ人の第二次大戦 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    二世兵士 激戦の記録: 日系アメリカ人の第二次大戦 (新潮新書) 作者: 柳田由紀子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/07/17メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 日人の血を引きアメリカで生まれた「二世」。アメリカと日、そしてヨーロッパやアジア、太平洋の島々で、二世兵士は日人の美徳を発揮し、壮烈に戦った。その姿は、米大統領の心をも揺さぶるものだった。米陸軍史上最強の第一〇〇大隊、第四四二連隊、“米軍の秘密兵器”情報語学兵、そして日兵になった二世、GHQ、朝鮮戦争…。未だ激戦の記憶が生々しい元兵士たちの膨大な証言から浮かび上がる第二次大戦。 「2つの祖国」のあいだで翻弄された「二世兵士」たち。 戦場では「アメリカ陸軍最強部隊」とまで賞賛され、「情報語学兵」として「敵国・日」を解析し尽くした彼らの

    【読書感想】二世兵士 激戦の記録: 日系アメリカ人の第二次大戦 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】ルポ 子どもの貧困連鎖 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ルポ 子どもの貧困連鎖 教育現場のSOSを追って 作者: 保坂渉,池谷孝司出版社/メーカー: 光文社発売日: 2012/05/18メディア: 単行購入: 1人 クリック: 43回この商品を含むブログ (12件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 駅前のトイレで寝泊まりする女子高生、車上生活を強いられる保育園児、朝を求めて保健室に行列する小学生…大人たちからハンディを背負わされた子どもに今、何が起きているのか。 なんでこんなことになってしまったのか…… 読んでいて、なんだかやりきれなくなってきました。 これまで「子どもの貧困」に関する新書も読んできましたが、このの場合は、実際の子どもたちのエピソードが紹介されているだけに、なおさらこのあまりにも厳しい現実に打ちのめされてしまうのです。 このでは、定時制高校に通う子どもたちから、中学校、小学校とどんどん年齢が下がっていって、

    【読書感想】ルポ 子どもの貧困連鎖 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 商店街はなぜ滅びるのか - 自治体法務の備忘録

    商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 (光文社新書) 作者: 新雅史出版社/メーカー: 光文社発売日: 2012/05/17メディア: 新書購入: 12人 クリック: 323回この商品を含むブログ (59件) を見る 東日大震災で津波により被災した石巻市では、地域住民やボランティアの尽力により商店街機能し始めているといいます。一方で、それほど離れていない多賀城市では、一部が再開し始めたとはいえ、大規模なショッピングモールにはボランティアの姿はほとんど見られないそうです。 商店街はたんなる商業集積施設ではない。津波の後も、商店街に住み続ける人がいて、家が流されてもそこに戻ろうという人がいて、商売の再開を願っている人がいる。商店街は、商業地区であるだけでなく、人々の生活への意志があふれている場所である。だからこそ、商店街の復興に少しでも役に立とうとするボランティアが後を

    商店街はなぜ滅びるのか - 自治体法務の備忘録
  • ノンフィクションで面白い本を教えて! - 本読みのスキャット!

    引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/books/1330601831/ 1 :無名草子さん:2012/03/01(木) 20:37:11.15 伝記、体験記、旅行記、タレント、健康、裏話など、 図書館にありそうな面白いを教えて下さい。 3 :無名草子さん:2012/03/04(日) 20:57:35.63 「成功はゴミ箱の中に」レイ・クロック自伝 マクドナルド創業者の自伝。意外な経歴があったり、会社を興した当時の 苦労などが興味深い。 4 :無名草子さん:2012/03/05(月) 03:05:16.60 累犯障害者 5 :無名草子さん:2012/03/05(月) 09:08:08.26 孤闘 斉藤実 単独ヨットレースで優勝したドキュメント。数年前にニュースでこの人を知った。 元気なおじいさん、って感じの人でを出していることを知り図書館から借

    ノンフィクションで面白い本を教えて! - 本読みのスキャット!
  • 原発再稼働を急ぐ理由 - エキサイトニュース

    【原発ってどうして動かしたいの?】 原子力発電事業の不思議なところは、「どうして電力会社や政府は原発を再稼働させたいの?」ということだ。 これだけ大きな事故を起こしたのだ。「こりゃたまらん、稼動させたくないな」ってなるんじゃないの? 損害賠償や抱えきれない責任の大きさを考えるだけでも、政府や電力会社は「再稼働反対!」って言いたくなるべきではないか。 原子力設備を作っているプラントメーカーや建設業者が、動かしたいと考える構造は、以前紹介した座談会「原発の安全なたたみ方:資金・賠償・人材」で少し納得できた(記事:原発でボロ儲けできる理由)。 「原子力損害賠償法」という古い法が残っていて、まったくリスクを背負わなくていいという非常識な商売が可能なのだ。いびつな「おいしい」状況が温存されてしまっている。 では、電力会社そのものはどうなんだろう? 「原子力損害賠償法によって、東京電力だけに責任を課す

    原発再稼働を急ぐ理由 - エキサイトニュース
  • http://bukupe.com/summary/4104

    http://bukupe.com/summary/4104
  • 『商店街はなぜ滅びるのか』+求ム翻訳x2 - HONZ

    前回の投稿に引き続き、商店街を紹介したい。著者は1973年北九州生まれ、炭坑の街北九州の酒屋の息子である。角打ち(酒屋で立ち飲みすること)で店兼自宅の周りは毎日酔っぱらいが囲む騒がしい環境で育ち、その環境を忌み嫌い、また両親も酒屋を継ぐ必要はないと子どもたちに伝え、子どもたちは家業を継ぐことなくみな大学へ進学。酒屋は時代の波に乗るように流されるようにコンビニに業態変換を行い、20人のアルバイトを雇っている。著者の両親は昼夜問わずコンビニの現場で働き続けている。ここまでが書のあらすじ、ではない。これは書のあとがきの一部である。 話は飛んで東日大震災。多賀城市と石巻市、著者が現地に足を運んだ復興の現場風景。石巻市の取り組みはメディアにも頻繁に取り上げられてきた。しかし、被害状況の差はあれど同じく被災した多賀城市の現状は語れることは多くはない。二つの都市の違いは端的に言ってしまうと、商店

    『商店街はなぜ滅びるのか』+求ム翻訳x2 - HONZ
  • 恩田陸●土曜日は灰色の馬 - 気になるフレーズ❤この本、この1行

    ** 初めての絵も、児童文学も、かつてお話のほとんどは三人称だった。文字通り、絵や児童文学で、世界を傭放し、自分を外側から見ることを覚えていったように思う。 それに、私の印象では、かれこれ三十年も前は、一人称を使うのは、一人称を使うこと自体にお話の仕掛けがあるか、 かなり突っ張った、既成の大人社会への抵抗を示す場合のみだった。 だからこそ、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』や庄司薫が若者に熱狂的に受け入れられたのであり、今現在、村上春樹が世界で「青年の文学」として人気を博しているのだと思う。 そのいっぽうで、私は小説を書き始めたころから、一人称というものが言わば「禁じ手」のように感じられていた。 ――「一人称の罠」 ●土曜日は灰色の馬|恩田陸|晶文社|ISBN:9784794967510|2010年08月|評=○ <キャッチコピー> 小説家・恩田陸さん。汲めども尽きぬ物語の源泉はい

    恩田陸●土曜日は灰色の馬 - 気になるフレーズ❤この本、この1行
  • [書評]毒婦。木嶋佳苗100日裁判傍聴記(北原みのり): 極東ブログ

    屋で見かけてぱらっと手にしてから、連続不審死事件の木嶋佳苗被告(37)がどういう人間だったのか、事件に関わる事実と裁判の具体的な情景はどのようなものだったのだろうか、という、いわば週刊誌的な関心を今頃になってもち、読んでみた。 1974年生まれの木嶋被告を、1970年生まれと年代の近い女性として筆者、北原みのりがどう描くのかというのにも関心をもった。書籍は「週刊朝日」の連載を元にしたらしく、読みやすく書かれ、実際さっと読み終えることができた。書籍としては、面白いとしかいいようがない。 で、木嶋被告はどうだったのか? 事件はどうだったか? それ以前に、筆者北原みのりはどう彼女を見たか? 答えは出てないと言っていい。著者北原は大きな不可解な謎に直面して呆然と立ち尽くしている。無理して大衆受けのする結論みたいなところから引っ張るのではなく、同じ時代を生きた女性としてどう理解できるのかと懸命にア

  • 困ってるひと - 情報考学 Passion For The Future

    ・困ってるひと 元気でビルマの難民研究に取り組んでいた女子大学院生が、突然に自己免疫疾患の難病を発病し、生き地獄のような闘病生活へ突入する。絶望のあまり死にたいとさえ考えるが、医者や看護師にも支えらて、なんとか前へ一歩ずつ進んだ日々を振り返った。難病であるから、簡単に治るわけもなく、今も彼女は闘病中だ。 生きる勇気をもらえるだ。陰々滅々とした闘病記ではない。気合一発で乗り切る根性でもない。著者は冷静に自分の苦境を分析して、生きるための戦術を立てる。常時高熱で薬漬けだから、ただ暮らすだけでも重労働なのに、病院外へ決死の外出を試みる。難病同士で恋までしているのは驚きだ。 次々に彼女を襲う悲惨な症状。だがユーモア感覚たっぷりに地獄の日々を語ってみせる。おしりの肉が腐って流れてしまっても「おしり大虐事件」発生だ、我ながらすごい話だな~、とネタ化してみせる。文章も抜群にうまい。ある意味これはエ

  • 『こびとづかん』なばたとしたか(長崎出版) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

  • SFは時代を映す鏡たりえるか/ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』感想 - 書評人(The Reviewers)

    世界を変えてしまう作品というものがある。どんなジャンルであれ、創作物は先行作品を踏み台にしながら発展していく。しかし時々、以前の作品から一段飛ばし、二段飛ばしで進んだ作品が登場する。すると、あらゆる作品がその作品と比較して語られるようになり、環境が一変してしまうのだ。 『ニューロマンサー』は、そんなマイルストーン的な作品のひとつだ。この小説が無ければ、映画『マトリックス』も『攻殻機動隊』も誕生しなかった。ジャンルの壁を越えて、様々なクリエイターに影響を与えた大傑作といえよう。 ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF) 作者: ウィリアム・ギブスン,黒丸尚 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1986/07 メディア: 文庫 購入: 27人 クリック: 524回 この商品を含むブログ (258件) を見る 脳とコンピューターを直結できるようになった時代、犯罪の街“千葉シティ”でケイスは自暴

  • 作家を、プロデュース「小説作法ABC」

    小説を書く基技術がひととおり。 新米作家の教則として読んでもいいし、深い読書への手引書として扱ってもいい。「小説は、Why? とBecauseで推進される」とか、「読書の快楽は予定調和とドンデン返し」といった基礎だけでなく、「同じ村上でも、春樹は回想、龍は実況」や、「谷崎は変態、三島は売れない俳優」といった、著者の文学観をも垣間見ることができる。 なかなか実践的なのは、各章のおしまいに「練習問題」がついているところ。たとえば、既読の小説のあらすじを100字にまとめろという。要約することで、いわゆる「読ませどころ」へ向かわせる物語の軌跡が見えてくるんだと。さらに、要約した小説の帯コピーを50字でまとめろという。キャッチコピーを考えることで、その小説の「最大の売りどころ」を見抜けという。要は「目玉」やね。おもしろそうだとそのとき感じた作品を漫然と読んできたわたしにとって、いい刺激になる。

    作家を、プロデュース「小説作法ABC」
  • 〈独占公開!ジェフリー・ディーヴァー初来日記念講演録 part1 〉創作の秘密はレバー味の歯磨き粉? - エキサイトニュース

    11月10日(水)都内・丸善丸の内店にて、ジェフリー・ディーヴァーのトーク&サイン会が開催された。ディーヴァーが日にやってくるのは今回が初めて。 代表作〈リンカーン・ライム〉シリーズの印象が強いせいか、〈知的で偏屈で毒舌(でも、じつはやさしい)〉というキャラクターを想像していたけれど……実際のディーヴァーは驚くほどフレンドリー。サービス精神旺盛で、ところどころに小ギャグをちりばめながら「創作のひみつ」を語ってくれた。その内容をエキサイトレビューが独占公開! (詳しい作品レビューはこちら) ■を書くことは「ビジネス」である つい最近、最新刊最新刊『ロードサイド・クロス』(文藝春秋)が出版されました。が、今日はその話はしません。というのも、私の仕事を書くこと。すでに書き上げたの話をするのは、二度仕事をすることになってしまうのでフェアではない(笑)。 でも、ご心配は無用です。〈の話

    〈独占公開!ジェフリー・ディーヴァー初来日記念講演録 part1 〉創作の秘密はレバー味の歯磨き粉? - エキサイトニュース
  • ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章について

    ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章について 山形浩生 草思社の倒産で一時はどうなるかと思った『銃、病原菌、鉄』邦訳だが、無事に復活して文庫にもなって、まずはめでたい。おもしろいだし非常に含蓄があるので、これが入手困難になるのは大変痛かったもので。 しかし、アマゾンのレビューを見ていると、変な記述に出くわした。これだ: 翻訳されていない一節 (Tsiroeht Emag) 訳されなかった章がある? そんなバカな。草思社が(愚かにも)参考文献をカットしたのに怒ってみんなで訳したときに、原書はちゃんと見ているがそんな章はなかったぞ。(なお、草思社も知恵をつけて、その後参考文献をウェブで公開したうえ、文庫版にはちゃんと載せているのでご安心を。)それも日人に関する章で人間宣言がどうしたこうした? そんな最近の話を扱っているわけもないと思って、コメントにもそう書いたんだが…… 調べて

  • 「若者を見殺しにする国」を読んでこの国の3階層構造がわかった気がする。

    ことの発端はコレだった。フリーライターの赤木智弘さんの呟きを使わせてもらったまとめ、この中に 俺は『若者を見殺しにする国』で、「主婦になりたい」という章を書いた。なかなか評価されることのない章だけど、個人的にはあそこが一番大切な章。だって、あの章は主婦労働と賃労働の均衡を計ろうとする章だから。(元のツイートはコレ) ということでその大元の「若者を見殺しにする国」を読んでみようと思ったのだ。 で、図書館で予約して読みました(すみません、買わなくてw)。そうすると2007年に書かれて2011年の震災後に文庫化されたこのが、今の時代のキレイに塗り固めた書割の様な上っ面の下のエグい現実をスパっと切り裂いてくれていることに気づいたのであった。 若者の凶悪犯罪の増大という嘘、如何に女性の自立(仕事+による強者化)がなされたか?「希望は戦争」という赤木さんの書いた文章に対する批判への回答、どうやって貧

  • R-style

  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: Google Earth のような人類史「銃・病原菌・鉄」

    Google Earth が愉快なのは、バスケットボール大の地球を、文字通り「手玉に取る」ところ。数千キロをぐるりとまわし、見たいピンポイントをズーミング。バードビューからサテライトビューまで自由自在。 この感覚で人類史を解説したのが書。 数千~数万年単位の歴史を、猛スピードでさかのぼり、駆け下りる。大陸塊を横長・縦長で比較しようとする巨大視線を持つ一方で、たった16キロの海峡に経だれられた文化の断絶ポイントを示す。時間のスケールを自在にあやつり、Google Earth をグルグルまわす酩酊感と一緒。地球酔いしそうだ。 ■ 書のテーマとアプローチ 「東大、京大、北大、広大の教師が新入生にオススメする100冊」のNo.1がこれ。 世界の富や権力は、なぜ現在あるような形で分配されてしまったのか? たとえば、なぜヨーロッパの人々がアフリカや南北アメリカ、オーストラリアを征服し、どうしてその

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: Google Earth のような人類史「銃・病原菌・鉄」
  • 『黄金の王 白銀の王』 沢村 凛著 政治という物は、突きつければこういうものだと思う。けど、こんな厳しい仕事は、シンジくんじゃなくても、世界を救えても、ふつうはだれもやりたがらないんじゃないのか? - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    評価:★★★★★5つのマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ) 二人は仇同士であった。二人は義兄弟であった。そして、二人は囚われの王と統べる王であった――。翠の国は百数十年、鳳穐(ほうしゅう)と旺廈 (おうか)という二つの氏族が覇権を争い、現在は鳳穐の頭領、ひづちが治めていた。ある日、ひづちは幽閉して来た旺廈の頭領、薫衣(くのえ)と対面する。生まれた時から「敵を殺したい」という欲求を植え付けられてきた二人の王。彼らが選んだのは最も困難な道、「共闘」だった。 あらすじ このを読んで思い出したのは、パレスチナ紛争と中東のことでした。この世界、翠の国は、まさに部族社会でであって、各部族が凄惨な殺し合いを重ね続けるという「復讐の論理」によって歴史が積み重ねられている国です。この中で特に、王位を争う鳳穐(ほうしゅう)と旺廈 (おうか)という氏族のそれぞれの頭領がこの物語の主人公です。 素晴らし

    『黄金の王 白銀の王』 沢村 凛著 政治という物は、突きつければこういうものだと思う。けど、こんな厳しい仕事は、シンジくんじゃなくても、世界を救えても、ふつうはだれもやりたがらないんじゃないのか? - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために