地下室増築のための掘削工事が行われている英ロンドン西部の邸宅(2015年3月6日撮影)。(c)AFP/JUSTIN TALLIS 【3月23日 AFP】英ロンドン(London)の高級住宅街では、引っ越すより安く、市が定めた建築物高さ制限にも違反せずに床面積を増やせるとして、地下室の増築が1990年代後半から流行し始めた。 増築工事に使われた機材の一部はそのまま置き去りにされ、市内の地面の下には約1000台もの重機類が埋もれたままになっている。報道によると、重機を地上に戻すだけで本体価格よりも高くつくためだという。 ケンジントン・アンド・チェルシー(Kensington & Chelsea)地区では2013年、既存住宅に地下室を増築する工事の許可申請が450件に上り、10年前のわずか20件から激増した。 ロンドン市長を監視するロンドン議会(London Assembly)のムラド・クレシ(