中国の不動産開発大手の恒大集団(エバーグランデ)傘下の電気自動車(EV)メーカー、恒大新能源汽車集団(恒大汽車)の株価が5月27日、同社の買い手が現れたとの報道を受けて急騰した。 香港に上場し、苦境にある恒大グループのEV部門の株価は、27日に一時113%急騰した。26日の提出書類によると、親会社の清算人は同社の29%の株式を取得する可能性のある買い手を見つけたと述べ、将来的にさらに29.5%の株式を購入するオプションもあるとしている。しかし、買い手の名前は明かされていない。 香港を拠点とするエバーブライトの証券ストラテジストのケニー・エンは、投資家はこのニュースを歓迎したと述べている。提出書類によるとこの買い手は、恒大汽車の継続運営を支援するための資金を提供する可能性があるという。 しかしエンは、どのような取引もまだ確実ではないと注意を促した。さらにいうと、世界最大のEV市場である中国に