神戸市立東須磨小学校での教員間暴力事件が発覚して、1カ月半になる。過熱化した報道は鳴りをひそめた感もあるが、神戸市にかぎらず、全国各地の学校関係者や教育委員会の反応はどうだろうか。「加害者は二度と教壇に立つな」、「あれは気の毒だし、ひどいことだが、稀なことだ(≒うちには関係ない)」とだけ片付けたのでは、いけないと思う。 というのは、東須磨小と神戸市に対してはもちろんのこと、社会全般に学校への不信が広がった事件だと思うからだ。 わたしは、これまでもこの問題を取り上げてきたが、きょうは、学校は信頼を取り戻せるのかについて述べたい。 【参考】 【神戸教員間暴力】教育委員会は何をするべきか(1)神戸方式の廃止や弁護士の調査だけでは不十分 【神戸教員間暴力】教育委員会は何をするべきか(2)未然防止と早期対応に向けてできることは多い 【神戸の教員いじめ、傷害】特異な事件なのか、よくあることなのか 神戸