会計サービスをはじめ、バックオフィス向けクラウドソフトを提供するfreee。単純作業を効率化し、ユーザーが本質的な仕事に集中できる環境を提供するために、AI技術を駆使したさまざまな取り組みがなされている。 「ユーザーにとって本質的に価値があること(同社では「マジ価値」と呼ばれる)を届けきる」をコミットメントとして掲げる同社の、AI技術を使ったアプローチ方法を連載形式でお届けする。 第3回のテーマは、機械学習の開発環境。 機械学習やディープラーニングの自社開発を続けるうえで、その開発環境について考えるべき事項は多い。データ基盤の開発に始まり、分析やモデル開発、運用までスムースにこなせることに加えて、さまざまなアプリケーションやデータベースとの接続といった部分への配慮も欠かせない。 今回はfreeeの機械学習開発・研究を支えるインフラ基盤とその仕組みを同社AIラボの田中浩之氏に紹介いただく。