TISはユーザーの発言を心理カウンセラーのように傾聴し、ユーザーに共感した発言をするAI(人工知能)チャットサービス「ふう」の実証実験を始めた。ユーザーの日々の不安を軽減することを目指す。 ユーザーは「田舎のおばあちゃん家のネコ」をモチーフにしたキャラクター「ふう」と会話する。ユーザーが悩みや不安などについて「ふう」にチャットで話しかけると、独自のデータベースに基づいて、発言内容がポジティブかネガティブかなどを判定し、それらの判定結果に基づいて生成AIに送るプロンプト(指示文)を生成する。これによって、心理カウンセラーが話し手に自己洞察を促す「傾聴技法」をチャットに再現させる。
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