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ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (16)

  • 私の異常なお見合い・序 または私は如何にしてインポを乗り越えお見合い相手の秘所をお手製ディルドをもって突いたか - Everything You’ve Ever Dreamed

    僕の日曜日は不幸のメールで終わる。今週は「小栗旬の石田三成は今週もチャラチャラしていて全然ダメですうーウケにもタチにもなれないハンパ者ですうー ノッピー☆」。ノッピー☆は先日お見合いしたシノさんのコスプレ時の名前だ。彼女はスザンヌ似の25歳、戦国時代好き西軍派、趣味コスプレ。毎晩十時の無差別中傷メールは酷くなる一方で、小栗旬バッシングが内容のほとんどを占める大河ドラマ「天地人」感想に加えて「戦国BASARA」「メイちゃんの執事」「仮面ライダーなんとか」「黒執事」「ハルヒ」の感想が送られてくるようになった。 そのうえ、母親からは「この縁談がまとまらなかったらもう終わりだと思え。身の程知らずのインポ息子。あんたの定額給付金は牛角で使わせてもらったから」という意味内容の話を、生命保険受取人の確認と共にされ、シノさんの母親からは「早く我が家に遊びに来てねムコ殿オホホ。ウチの娘を傷モノにしてただで済

    私の異常なお見合い・序 または私は如何にしてインポを乗り越えお見合い相手の秘所をお手製ディルドをもって突いたか - Everything You’ve Ever Dreamed
    masapguin
    masapguin 2009/06/18
    完結の暁には単行本化希望
  • 私の異常なお見合い または私は如何にして心のタガを外しアナルパールの話をお見合いでするようになったか - Everything You’ve Ever Dreamed

    正月に話を持ちかけられて以来、「無理」「駄目」「嫌」「眠い」「多忙」といって断り続け、一時は逃げ切ったと思っていたのだが、母の執念たるや侮りがたく、「私の顔を立てろ」「誰が産んだと思ってる?」「金返せ」「親不孝者」という脅迫めいたメールを昼はスナック、夜はデニーズから、昼夜問わずドコモへ執拗に送り続けてくるものだから、日を追うごとに僕の精神は衰弱し、判断力は失われ、酒に逃げ、泥酔し、うっかり一度だけ「うるせーわかった」と返事をしてしまい、こないだの日曜はお見合い。相手は母の友人の25歳の娘さんで、漫画の格好をするのが趣味、らしい。コスプレ?他に情報はないのかと訊ねると母はふふと不穏な笑みを浮かべ、一枚の写真を一瞬見せ「あとは当日のお楽しみ」などとふざけたことを言うので眠れない夜が始まる。 で、当日。エクセレントなことに母と母の友人とその娘は待ち合わせの時間に待ち合わせ場所の喫茶店に到着して

    私の異常なお見合い または私は如何にして心のタガを外しアナルパールの話をお見合いでするようになったか - Everything You’ve Ever Dreamed
    masapguin
    masapguin 2009/02/04
    パールコーティング
  • Everything you've ever Dreamed

    僕はフミコフミオ品会社の営業部長だ。中小企業なので新規開発営業だけでなく、既存のクライアントとの交渉も一部、任されている。僕と同じフミオという名前を持つ首相が、春闘の集中回答日に大手企業の「満額回答」「満額を超える回答」といった良い感じの回答が相次いでいることを受け、中小企業の賃上げの流れを期待したい、という内容のコメントを出しているのをニュース番組で見た。僕は大手の満額回答も、首相のコメントも、冷凍倉庫にいるような冷めた気持ちで受け止めていた。確かに、中小企業からの製造コストや労務コスト増大を転嫁した価格アップ要請を不当に排除することは禁止されており、悪質な企業は公表されることになっている。僕のXのポストにもそういうレスがついている。 ウチの会社からの値上げ要請を受け付けなかった大企業様が満額回答で賃上げしている様子を冷めた目で見ている。世の中小企業なんてこんなものではないかな。 —

    Everything you've ever Dreamed
  • 暇なオッサンがまたまたステンドグラスをつくってみた - Everything You’ve Ever Dreamed

    天気がよかったのでビールを飲みながらベランダで寝転んでいた。空は突き抜けるように青く、雲ひとつなかった。「夏も終わり…」「厳しい残暑…」。昨夜。近日中にプロ野球のスター選手との熱愛が発覚するに違いないお天気お姉さんが涼しげな顔で夏の終わりを言葉のなかに刻んでいた。昨夜。FMヨコハマからは森山直太朗の歌が流れていた。「夏のおーわーりー」。僕よりもずっと年下なのに「お姉さん」なんて見栄を張り、嘘を付いている奴の言うことなんて僕は信用しない。森山直太朗はよく知らないけれど、そのフレーズは「さくら(独唱)」幻の四番だろ。さくらは春だ。 この青い空を見ろ。夏の予感で満ち満ちているじゃないか。蝉の鳴き声もまばらだ。9月だって?6月の間違いだろう?シックスナイン間違ってるだろう。お願いだ。そう言っておくれよ。何か大きな世界システムみたいなものが僕を騙しているって言っておくれよ。何もやってないんだ。恋。コ

    暇なオッサンがまたまたステンドグラスをつくってみた - Everything You’ve Ever Dreamed
    masapguin
    masapguin 2008/09/09
    いいウッドデッキ
  • あなたとは違うんです - Everything You’ve Ever Dreamed

    「あなたとは違うんです」とは中華料理屋の壁のちょっと高いところに置かれたナショナル製14型テレビから飛び出してきたメガネをかけたちょっと偉そうなハゲの言葉で、僕はカウンター席で醤油ラーメンをズズッズーとすすりながらそれを聞いて「うわっ人間くせえオッサンだなあ」という感想しか出てこなかったのだけれど、後ろのテーブルでさっきまでパチンコ大負け選手権をしていたオッサンたちが一斉にハゲを罵りだしたのはなんだか可笑しかった。政治家としては、昔の全日プロレスに喩えると打ち合わせにない投げっ放しジャーマンを喰らわせるようなもので、おいおい昨日のマットと違うことされても困るんだけど、聞いてないよって感じでお世辞にもほめられたものではないけれど、オッサンたちがパチンコでウン万円負けたこととはまったく別の次元の話だ。「最近パチンコでねーウゲッ」「今月いくらつぎこんでると思うんだーオエー」「馬もこねーウェ」オ

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    masapguin
    masapguin 2008/09/05
    社会風刺いっぱい DISるおっぱいのrhyme
  • 駄菓子屋ガール・ロックンロール - Everything You’ve Ever Dreamed

    地元にある駄菓子屋は婆さん一人で切り盛りしてるような小さい店でお世辞にも綺麗とはいえない。もう25年も前の話になるのだけれど、婆さんの駄菓子屋の店頭にはカラフルな飴玉がつまった瓶、駄菓子、水風船、零戦ヒコーキが溢れ、毎日のようにボンクラ小学生が取り囲んでいた。僕もそのうちの一人で「うまい棒」や「よっちゃんイカ」や「ベビースター」を毎日のように買っていた。そこは僕らの宝島だった。 ガンプラが流行ったとき、プラモ屋が「ド・ダイYS」とザクの「武器セット」を抱き合わせにするような阿漕な商売をして、「あそこではもうプラモ買わねー」「エンガチョ」「店の前に犬のウンコ置いちゃおうぜ」「立ちションしよーぜ」と百円玉3枚を握り締めたボンクラ小学生の失望と顰蹙と怒りの標的になったけれど、婆さんはそんな商売っ気を微塵も見せることなくガンプラが入荷するや否や「シャーガンダムあるよ〜」と僕らに声を掛けてひとつずつ

    駄菓子屋ガール・ロックンロール - Everything You’ve Ever Dreamed
    masapguin
    masapguin 2008/07/24
    おっぱいがない展開
  • あの夏、地上最大のオッパイが。- Everything You’ve Ever Dreamed

    ピーチジョンのエロティックな広告写真。ホームに滑り込む電車の騒音をバックミュージックに、それを舐めるように見ている僕の後ろを一人の淑女が通り過ぎて行った。振り返り横顔を見る。間違いない。彼女だ。あの夏、僕の人生を、僕の未来を変えてしまった地上最大のオッパイの主。ヴィーナス。声をかけようとしたが名前を思い出せなかった。あれほど追い求めた存在であったのに。 1991年の夏。高校三年生だった僕と悪友の西ヤンは腐っていた。真面目にやっている連中、反抗している連中、すべてを斜めから見ていた。授業。夏期講習。体育祭の創作ダンスの練習。すべてをサボタージュして大半の時間を第二校舎の屋上で潰していた。僕らは屋上を「ヘヴン」と名付けて、毎日のように、流れていく雲や富士山のシルエットを眺めたり、昼寝をしたり、買ってきたエロを模写するという意味のない行動をしていた。空は青く、太陽の陽射しは心地よかった。いつか

    あの夏、地上最大のオッパイが。- Everything You’ve Ever Dreamed
    masapguin
    masapguin 2008/06/02
    こらえきれずにおっぱいタグを新規作成せざるをえないボーイ・ミーツ・オパイ
  • 甲殻のガールフレンド - Everything you've ever Dreamed

    奇蹟なんてそう滅多に起きるものじゃないなんてことは僕にだってわかっている。たとえば大事故のニュース。生存者の見込み無し。「無し」。わかってる。そんなことは。でもさ、そんなとき、一人でも、一人でいいから救われて欲しいと思う。暗いニュースを見るたび、そんな奇蹟が起きるのを僕は信じてやまない。 昼、天津丼をべていた。卵にとじられた蟹の欠片を箸で持ち上げ、口に運ぶ。味の染みたご飯をかきこむ。そんな事の最中に、ふと、蟹を飼おうと思った。川原にいる地味な奴や、アメリカからやってきた海老っぽい面をした奴じゃなくて、ズワイかタラバ。個人で飼育できる生き物なのかどうかは知らないけれど。そして卵から孵った子ガニ達を海へ放つんだ。 挨拶に毛が生えたようなメールを送ることなく消している。送り先のアドレスと電話番号を自棄になって消してしまったせいで送れないのだ。お酒が入るとそんなことを忘れてしまう。いざ送信しよ

    甲殻のガールフレンド - Everything you've ever Dreamed
  • 僕のカイシャ、ダメ。ゼッタイ。- Everything You’ve Ever Dreamed

    得意先での打ち合わせの後、先方の担当者と少し談笑した。仕事以外の話題が主の気楽な会話。仕事が順調にいっているときってこんなものだ。別れ際に彼は言った。「御社の部長、もう連れてこなくていいですよ」ハイ?返事の声が上ずった。 「顔が暗いし、あの目がね。睨まれてるみたいで恐いんですよ。それに話の意味まるでわからないから」スミマセン。申し訳なさそうな顔をしておいた。営業としての心得を僕が教授しないといけないななんて思いながら。「それとご人は意識されてないと思うのですが『ナルヘソ』って言われると馬鹿にされているみたいで正直不快です。今後はフミコさんだけでいいですよ」…了解しました。そう答えて会社へ帰った。仕事自体は順調。それだけが救いだった。 午後五時。月次定例営業会議が行われた。会議というだけで憂な気分になる。いつものとおりどうでもいい会話が展開した。僕はいつものとおりウンウンと頷きながら聞き

    僕のカイシャ、ダメ。ゼッタイ。- Everything You’ve Ever Dreamed
    masapguin
    masapguin 2008/05/16
    おとなのファンタジー
  • 暇なオッサンがステンドグラスをつくってみたよ - Everything You’ve Ever Dreamed

    昼過ぎからベランダでビールを飲んでいた。アルコールが入ると絵を描きたくなってウズウズするのだけれど、今日は水彩画ではないものを描きたいなあなんて思い、部屋の隅に転がっていた素材を使ってステンドグラスみたいなものをつくってみた。お絵描きシリーズ第七弾『京都 清水寺』。作り方は簡単。鉛筆で下書きを書いて、半透明のシートをカッターやハサミでチョキチョキと切って、貼っていくだけ。最後に白と透明のアクリルボードに挟みこんで完成。 背後霊のような陰気なオッサンが反射して映ってしまって申し訳ない。夕焼けと薄い雲の色合いの動きみたいなものは描けたかな、と思う。作り終えたときに雲の切れ間から夕焼けが射してきたので、おおこれ天啓!と透かしてみた。 夕焼けに透かしてみると大自然の力で僕の絵も魅力三割増しだ。厳密に言ったらステンドグラスではないけど、まあいいだろう。話は飛ぶというか私信なんだけれど、絵がいつもより

    暇なオッサンがステンドグラスをつくってみたよ - Everything You’ve Ever Dreamed
    masapguin
    masapguin 2008/05/06
    これはモテる
  • ゴメーン、彼女のオッパイは僕なんだ。 - Everything You’ve Ever Dreamed

    買い物帰り、公園に立ち寄った。大人が遊ぶにはサイズの小さいジャングルジムとすべり台と鉄棒。住宅地の端にあるありふれた公園だ。ベンチに腰をかけミネラルウォーターを飲みながら、すべり台が風に揺られてキイキイと奏でる様子を眺めているうちに、僕は眠っていた。 肌寒さで目を覚ますと、僕の向かいにあるベンチに腰をかけている男女の姿が目に入った。いつからいたのだろうか。17、8才の高校生。揃いのブレザー姿。女の子の茶髪が男の子の右肩に寄りかかっていた。男の子の腕は女の子の右肩に回されていた。彼女は眠っているようににも、眠ったふりをしているようにも見えた。僕は見てはいけない事実に気づいてしまった。女の子の肩を経由した男の子の手のひらが胸に軽く触れていた。男の子が目線を上げ僕と目が合った。余裕と憐れみがその瞳に伺えた。 やれやれ。こういう光景を目の当たりにすると、溜息をついてしまいそうになる。とんとんと優し

    ゴメーン、彼女のオッパイは僕なんだ。 - Everything You’ve Ever Dreamed
    masapguin
    masapguin 2008/03/02
    今にもオッパイ教を起こせそうな理論体系
  • 大佐になりたい - Everything you've ever Dreamed

    天に召されるまで、あと何回、こんな夜を駆け抜ければいいのだろう? 前から気になっていた店に行くことになった。軍装をした女の子が接客してくれる店。「その店、僕のことを大佐って呼んでくれるかな?」僕は思わず幼いころからの願望を口にしてしまう。今回の作戦を発案した同僚は「軍隊だからね、当然だろ。問題ないよ」と屈託のない笑顔で応えた。 ※大佐イメージ ミッションには綿密な準備が必要だ。僕は、仕事の合間に店のホームページを見つけ出した。無意味に素早いマウス操作で在籍している女の子のインフォメーションに到達。すかさず電光石火のクリック。モニターは何故か女の子全員の写真がシークレットになっている様子を映し出した。不安になって同僚の元に駆け寄った。しかし同僚は「ははは、当たり前じゃないか。軍隊だからね。軍事機密というやつだよ。格的じゃないか。僕は俄然やる気になってきたよ」なんて言って笑い、僕の不安などま

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    masapguin 2008/02/29
    「キミのケータイのアドレス帳や着信履歴と連動してゲームが進行するよ!」と同系統の断層。んなものあったらゲームなんざしてねえんだよ系の哀愁。
  • 俺は側室をつくるぞジョジョー!! - Everything You’ve Ever Dreamed

    呆けているうちにひと月あまりが過ぎてしまった。我に返り、自室の机の上をみると郵便物が山のようになっていた。紙の山は、過ぎてしまった時間を「ほらご覧、これだけの時間がキミの頭の上を通り過ぎてしまったのだよ」と頼んでもいないのにあらためて突きつけてくれる。 僕は、頂上から切り崩すように、ひとつひとつの郵便物を手に取り、目を通していった。山の大半は年末商戦向けの派手な色をしたフォントと煽動的な数字ばかりのDM、残りは請求書や引落し明細だった。それらはもう過ぎてしまった時間の遺物といえた。僕宛ての手紙はひとつもなかった。ただの一通も。 そのうち、紙の山から一枚の年賀状がでてきた。見慣れた絵柄。当たり前だ。僕が年が明けたあとに慌てて出した年賀状だからだ。一年に一度しか働く機会を与えられない不憫なプリンターから一枚一枚吐き出されるのを眺めていたのだから、その絵柄を見間違えるはずもない。 裏をみると「あ

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    masapguin
    masapguin 2008/02/14
    日常に忍び寄るファンタジー
  • オッパイを救って世界を幸せにしよう- Everything You’ve Ever Dreamed

    世界が幸せになる方法を僕なりに考えている。 乳房のことを考えている。たとえば、居酒屋の呼び出しブザーを押すとき。たとえば、山々や月といった、自然の風景を眺めるとき。僕はそこに乳房の影をみてしまう。そうだ。僕は四六時中乳房のことを考えている。朝起きて、眠るまで。休むことなく、乳房について考えている。そのうち、僕自身が乳房になってしまうのではないか。そんな錯覚にとらわれる。僕の頭部が乳首、首から下が乳房といった具合に。僕は壊れ始めているのかもしれない。 クリスマス。電車の中。正面に座った女性。目撃。物理法則に反抗して持ち上げられ、強引に寄せられた乳房。偽りの谷間。僕は悲しくなる。乳房になった僕は息苦しくなる。窒息しそうになる。鎖と縄で締め付けられたかのような苦しみ。鞭で打たれる痛み。古の奴隷の気持ちがわかるような気がする。これは圧政だ。ブラジャーによる乳房への。 そんなもの外しちゃおうぜ。無理

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    masapguin
    masapguin 2007/12/26
    オッパイ解放宣言
  • 飛べないパンチラのために僕は祈る - Everything You’ve Ever Dreamed

    結局のところ、彼女のために、僕が出来ることといったら祈ることだけなんだと思う。だから僕は祈る。どれだけ傍迷惑と思われようとも。嫌われようとも。人のために祈るって、たぶんそういうことだ。 夕暮れ時、駅へと繋がるビルディングのエスカレーター。僕の前にはパンツが見えてしまいそうなほど丈の短いスカートをはいた女子高生がいた。僕にとって、パンツなんて性器と肛門を隠すだけの布切れだ。パンチラ一瞬、怪我一生。あらぬ疑いをかけられないよう、僕はちょっとわざとらしいくらいに、大袈裟に、身体を横に向けて、窓の外を眺めることにした。ささやかな、静かな幸福を守るためには、一層の慎重を要するのだ。 窓ガラス越しの景色は、エスカレーターが昇っていくにつれ、変化していった。建物の間の夕空は大きくなっていった。人間はこの空を飛ぶことを、許されなかった。優秀な頭脳と、言葉と、手先の器用さは与えられても、翼だけは与えられなか

    飛べないパンチラのために僕は祈る - Everything You’ve Ever Dreamed
    masapguin
    masapguin 2007/12/12
    パンツ界の星。
  • はやくぶっかけて - Everything you've ever Dreamed

    職場の飲み会があった。金曜の夜ということもあって、雑居ビルの二階にある居酒屋は、満席で、騒然としていた。遅れて到着した僕は、その店の騒がしさと派手な看板にげんなりする。何がそんなに楽しいのだろう。ここは天国なのかい?この暖簾の向こう側に、しあわせは、あるの? 乾杯をして宴会がスタートした。続々と料理が運ばれてくる。大皿の料理を小皿にわけるのが、端の席に着いた僕と総務のマヤちゃんの役目になった。テーブルの端というのはそういう席だ。マヤちゃんは仕事では見せない器用さを発揮して、丁寧に、手早く、サラダを取り分けていく。水菜の緑とオニオンの白。色取り鮮やかなサラダが小皿に作られていく。プチトマトがそれぞれの頂にちょこんと置かれているのが可愛らしかった。終始、その作業は迅速だった。効率化されていたというべきか。 普段のぶっきらぼうからは想像できない、意外な才能に感心しながら、手先を観察していた僕に、

    はやくぶっかけて - Everything you've ever Dreamed
    masapguin
    masapguin 2007/11/13
    青春私小説
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