日本政府と靖国神社が、強制売春の慰安所経営者を護国英霊として「祀った」事実が、初めて明らかになった。 29日付の東京新聞によると、日本の国会図書館が28日に公表した「新編 靖国神社問題資料集」で旧厚生省と靖国神社が、第2次世界大戦中にインドネシア・バタビア(現ジャカルタ)で、慰安所を経営していた日本人を靖国神社に合祀した記録が確認された。 1967年、旧厚生省援護局の合祀事務の担当課長ら7人と神社側の担当者2人の会議内容を記録した同資料集には「法務死亡者(一般邦人)は合祀する」と記され、その中に「櫻クラブ経営者。(訴因、婦女子強制売淫刑十年受刑中病死)」という内容が記録されていた。 BC級戦犯裁判に詳しい研究者たちは、この経営者は1943年9月から1945年9月まで、バタビアで欧州系の女性たちに強制的に売春させた日本人だと説明した。この経営者は、オランダ軍の戦犯裁判で有罪判決を受け1946