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ブックマーク / xtech.nikkei.com (68)

  • 通信障害が発生したら、真っ先に「アルミ製LANケーブル」を疑うべき理由

    企業のネットワークで通信障害が発生──。その原因には様々なものが考えられるが、意外なところにも原因が潜んでいると最近の取材で分かった。今回はそれを紹介しよう。 LANケーブルは8の心線で作られている。心線は2ずつより合わせてあるため、より対線と呼ばれている。心線を構成する導体は電気抵抗の低い銅でできており、ここをイーサネットのデータ信号が流れる。 ところが、導体の表面だけが銅製で、内部がアルミニウムでできているLANケーブルが市場に出回っている。このLANケーブルは「CCAケーブル」「銅クラッドアルミケーブル」などと呼ばれている。 わざわざ導体内部をアルミニウムにするのは、銅よりもアルミニウムの価格が安いからだ。また、アルミニウムのほうが軽いというメリットもある。だが、このCCAケーブルが通信障害の原因になるのだ。

    通信障害が発生したら、真っ先に「アルミ製LANケーブル」を疑うべき理由
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    messiquo 2019/12/26
    内部がアルミでできている「CCAケーブル」または「銅クラッドアルミケーブル」の問題。通信だけなら問題は少ないが、PoE (Power over Ethernet)での使用時にアルミの電気抵抗による発熱が問題になる。
  • 長年筆者を悩ませてきた“ビール在庫問題”

    問題解決力はとても大切なスキルである。プロジェクト管理でも業務効率化でも、結局は起こっているさまざまな問題をいかに解決するかがキーになる。大小さまざまな問題を解決するには、使える手法をたくさん持っておくことが大切になる。この点、IT技術者はどの業界の人よりも多種多様な問題解決のモデルを持っている。具体例を紹介しよう。問題として、長年筆者を悩ませてきた“ビール在庫問題”を取り上げる。 簡単にこの問題を説明する。我が家でビールを飲むのは筆者だけなので、冷蔵庫に缶ビールを冷やしておくのも筆者の責務である。この管理で最も重要な要件は、「いざビールを飲もうと思ったときに冷えたビールが1もない」という事態にならないようにすることである。 このためには、飲んだ後にビールをちゃんと補充すればよいのだが、これがなかなか難しい。なぜかというと、ビールを飲み終わったときには酔っ払っているので、冷蔵庫にビールを

    長年筆者を悩ませてきた“ビール在庫問題”
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    messiquo 2012/07/17
  • 「顧客のクレームで外された」非協力的な前任者からの業務引き継ぎで失敗しました

    Q:「クレームで外された」前任者からの引き継ぎで失敗しました 以前(ISO9001認証を受けることが流行した時期)、それまでとあるお客様を担当していた古株かつリーダー格の要員が、お客様からの「要求した文書を作らず、ISO9001にのっとった業務遂行に非協力的」というクレームを公式の理由として外されることになり、私が後任として着任したことがあります(当初は、その更迭の事情は知らずにいました)。 その前任者から引き継ぎを受けることが第1の仕事とされていましたが、前任者は外されることに納得していないわけです。引き継ぎを受けるに際し、私が引き継ぎスケジュールの叩き台を作って前任者とスケジュールについて話をしようとした時には「あんた相手に引き継ぎをやる気がしない」と言われましたし、責任転嫁と思われるようなことをかなり言われました。結果的にまともな引き継ぎにならず、私自身もそのお客様から外れ、その仕事

    「顧客のクレームで外された」非協力的な前任者からの業務引き継ぎで失敗しました
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    messiquo 2012/07/03
  • Autorunsを使いこなす

    よくこんな質問を耳にします。「なぜ私のコンピューターでは、こんなにたくさんのものが動いているのですか?」そして、「取り除くことはできますか?」と続きます。 Microsoft Windowsオペレーティングシステムは、拡張性の高いプラットフォームです。プログラマは、ユーザーが実行を選択できるアプリケーションを書くだけでなく、ユーザーがプログラムの開始に悩まないようにソフトウェアを自動開始するという“価値”を追加することができます。例えば、WindowsエクスプローラーやInternet Explorerに表示または非表示の機能を追加したり、独自のハードウェアとやり取りする、または既存のハードウェアを動かす仕組みを変えるようなデバイスドライバーを提供したりして、自動開始機能を組み込みます。 ユーザーのためのせっかくの“価値”も、ときには不審なもののように見えることがあります。他の人にとっては

    Autorunsを使いこなす
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    messiquo 2012/06/05
  • IT営業を「見える化」しよう

    「顧客企業はシステム投資に意欲的だ。しかしなぜか商談が具体化しない」。ITサービスの営業に携わるビジネスパーソンなら、一度や二度はこんな煮え切らない顧客との商談を経験しているだろう。なぜ商談に手応えがないのか。「顧客に響く提案術」や「キーパーソンをつかむ営業力」といったスキルを高める努力の前に、まず顧客に対するあなたの理解度、自社と顧客の関係などを振り返り、点検し直すことを勧めたい。「IT営業の見える化」である。 「顧客を知らない」ことに気付く ITサービス企業のコンサルティングなどを手掛けるネットコマースの斎藤昌義CEO(最高経営責任者)は、顧客への理解度や自社の立ち位置などを把握する重要性を説く一人だ。営業プロセスなどを改善する方法論の前段階として、ITサービス案件の「状態を可視化」するための評価法も提唱している。今回はこの一部を紹介しよう。 IT営業に携わる方は、具体的な顧客企業を思

    IT営業を「見える化」しよう
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    messiquo 2012/06/05
  • なぜ技術者に「営業の真似事」が必要か

    「提案書を作れるようになりたいので図の描き方のを紹介して下さい」。 これは、筆者の会社に中途入社した技術職の社員から受けた相談である。「図の描き方の前に身に付けることがあるだろう」と思いつつも話を聞いていくと、どうやら上手な図が描ければ提案が通る、という趣旨の記事を読んだらしい。 彼に限らず、IT技術者がある程度経験を重ねると「提案書を作る」ことを求められるようになる。提案書の目次の構成やサンプルはインターネットを検索すればたくさん出てくるが、いざ自分の場合に当てはめて提案書を作ろうと思うと手が止まってしまう、という人は多い。 連載では5回に分けて、提案書の作成を求められるIT技術者のために、最初に押さえなければならない基について解説していく。今回はなぜIT技術者に提案書作成が必要であり、良い提案書を書くために必要な基礎スキルとは何かを説明する。 技術者のステップアップに必要な提案書

    なぜ技術者に「営業の真似事」が必要か
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    messiquo 2012/06/04
  • 再び注目され始めた「送信ドメイン認証」

    今から6~7年前、メールが正しいアドレスから送られてきたかどうかをチェックする「送信ドメイン認証」技術が注目されたことがあった。フィッシングや迷惑メール対策として有効との考えからだ。しかし、今に至るも送信ドメイン認証はさほど普及していない。しかしここにきて、再び送信ドメイン認証に注目が集まり始めている。友人/知人をかたるメールから始まる標的型攻撃への対抗策としてである。 標的型攻撃の始まりにはさまざまなパターンがあるが、典型的なのは、実在の人物を騙って偽のメールを送り付けてくる手法だ(写真)。攻撃者はターゲットとなる企業の担当者の情報を事前に収集するなどして、友人や知人、あるいは関係する業界団体などになりすましてメールを送りつける。そしてそこに、罠を仕掛ける。 具体的には、ウイルスが自動的にダウンロードされるようなWebページへのリンクを記述したり、ウイルスが仕込まれたファイルを添付したり

    再び注目され始めた「送信ドメイン認証」
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    messiquo 2012/05/14
  • [会議編]会議のゴールを変更してはいけない

    議論が脱線したり過度に白熱したりして、会議の終了時刻になっても結論が出ないことがある。いくつかの議題が積み残しになることもある。あらかじめ議題ごとに、議論をするだけか結論まで出すかといったゴールを決めておいても、そこまで行き着けるかどうかは、議論の成り行きに大きく影響される。しかしどんな場合でも、会議のゴールを安易に変更してはいけない。このことを象徴する事例を以下に示そう。 PMのAさんは、開発チームのメンバー数人と利用部門の代表者であるBさんを集めて会議を開催した。この会議では、これまでに作成した20ページの要件定義書の読み合わせを行う。Aさんは会議のゴールを、要件定義書の内容について利用部門との認識のズレを洗い出すことだと設定していた。 会議の冒頭でAさんが「今日の会議は2時間です。要領よく認識のズレを洗い出しましょう」と切り出すと、Bさんは「時間に余裕はないからさっそく取りかかりまし

    [会議編]会議のゴールを変更してはいけない
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    messiquo 2012/05/11
  • Homeで勝てないのになぜAwayでは勝てると思うのか

    先日、香港で世界最大級のフードエキスポが開催された。世界30カ国以上の参加があり、日からも多くの品系企業や品加工機械系企業が参加した。私は支援しているクライアントに、顧客の反応を確かめそれを中国市場進出の足がかりとするため、そして、投資家に対してクライアントの製品を説明するために出展を薦めた。 日エリアの展示コーナーでは100を超す企業が参加していたが、その多くは宮崎、徳島、鳥取など日の県や市の支援を受けており、企業単独での出展は少なかったようだ。幾つかの企業に出展の趣旨などについて聞いてみたが、多くは「今回、仕事で香港に来たのは始めて」「中国大陸には何のツテもない」という状況で、「まず、香港で成功して、それから中国大陸に進出する」つもりなのだという。「あれ?」と思い片っ端から聞いてみたが、実は半分以上の企業が香港や中国仕事をしたことがまったくないらしい。 あるラーメン店のオー

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    messiquo 2012/04/03
  • [特別編]巨大展示会を(なるべく準備しないで)2日で制覇する方法

    こんにちは。アドリブの加畑健志(kabayan)です。今回Androidアプリコンテスト「A3 Together」シリコバレー特別賞の副賞として、アメリカ西海岸への旅をしてきました。投資家や起業家にアプリtoneconncetのプレゼンをしてきた話はこちらの回でご紹介しましたので、今回は「巨大展示会を(なるべく準備しないで)2日で制覇する」ノウハウを、ITpro読者だけに特別にお教えいたします。 アメリカ西海岸は以前に仕事で何度も(というか何十回も)訪れていたのですが、展示会はもう5年くらいご無沙汰の上、日数が実質2日というタイトな日程だったので、できるだけ効率的に制覇したいなと思っていました。 この記事は、これから(特に)海外の展示会を見に行こうと思っている方に、どうすれば短い日程でも自分の見たいものを見つけることができるか、あるいは「おお!」と思えるようなものに出会えるかというノウハウ

    [特別編]巨大展示会を(なるべく準備しないで)2日で制覇する方法
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    messiquo 2012/03/01
  • ゼンショー、ニトリ、ローソンストア100に「安さ」を創るこだわりを見た

    日経情報ストラテジーは2012年2月末に発行する2012年4月号をもって、創刊20年を迎える。この節目のタイミングで、同号の特集テーマに選んだのが「安さ」である。この20年で多くの商品やサービスの価格は大きく下がったからだ。ここでは特集で紹介した「安さを創る20の法則」のうち、特に筆者の印象に残った3つの話(法則)をしてみたい。 すき家の牛丼やニトリの家具、ローソンストア100の105円均一商品は、ITproの読者もよく知る安さの代表選手のような存在である。これらの企業の安さの舞台裏には様々なこだわりが垣間見られた。 すき家を運営するゼンショーホールディングスは牛丼店のイメージからは想像できないかもしれないが、材の調達や加工工場の生産管理にIT(情報技術)をフル活用して、コスト効率を上げている。ニトリホールディングスはリコールを起こさないものづくりをすることで、家具の販売後までを含めたト

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    messiquo 2012/02/29
  • いつまでも欠点が正されない理由(後編)

    危機管理というものは非常に間口が広いため、筆者もコラムで様々な案件を取り上げるようにしている。しかし、個別の専門分野に関しては、筆者の知識が浅薄であることは自分自身でよく承知しているところだ。今回も、専門外の防衛関係の話なので、あくまで筆者の放談として受け止めていただきたい。 1950年に警察予備隊として発足した陸上自衛隊は、米軍から供与された中古兵器を装備していた。そこで兵器の更新と国産化が課題とされ、64式小銃の開発を豊和工業に、62式機関銃の開発をN社にそれぞれ依頼した。 国産化を急いだために経験不足のメーカーが開発 N社はかつて大砲などを製造した旧海軍系の特殊鋼メーカーだが、陸戦用の銃器については試作品を開発した経験しかなかった。そのN社に依頼したのは、銃器メーカーの豊和工業だけでは小銃と機関銃を同時に開発できなかったためだろう。実は、更新用の銃器についても米国製を押しつけられそ

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    messiquo 2012/02/22
    自衛隊の62式機関銃の事例
  • 評価を高める仕事術(21)「説得力を高める」三つの視点

    この連載では、「ダメに見せないことで評価を高める」ための仕事術を扱っている。前回(「説得力を高める」3つのプロセス)では、ネガティブ特性の八つめである「説得力がない、納得感が得られない」について、「説得力を高めるには、戦略、戦術、戦闘の三つについて考えていかなければならない」ことを説明した。ネガティブ特性は以下の通りである。 先を読まない、深読みしない、刹那主義 主体性がない、受け身である うっかりが多い、思慮が浅い 無責任、逃げ腰体質 質が語れない、理解が浅い ひと言で語れない、話が冗長 抽象的、具体性がない、表面的 説得力がない、納得感が得られない 仕事が進まない、放置体質 言いたいことが不明、論点が絞れない、話が拡散 駆け引きできない、せっかち、期を待てない 「説得力がない、納得感が得られない」のネガティブ属性を取り上げるのは、今回が3回目であり、最終話となる。 話を振り返ってみよ

    評価を高める仕事術(21)「説得力を高める」三つの視点
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    messiquo 2012/02/22
  • スマートフォン向けのWebアプリを作ろう

    この特集では、現在利用者が急増している2大スマートフォン、iPhoneおよびAndroid端末向けのアプリケーションを作ります。と言っても、それぞれのOSにネイティブなアプリケーションではなく、iPhone/Androidが搭載するWebブラウザの上で動くWebアプリケーションです。具体的には、HTMLおよびCSSの最新バージョンであるHTML5とCSS3を使ってiPhone/Androidアプリケーションを作成する方法、およびその際のポイントを説明します*1。 iPhone/AndroidならHTML5とCSS3でアプリを作れる Webアプリケーションは、OSやプラットフォームに依存しないと言われています。確かに、Webアプリケーションの動作や見栄えは、OSやプラットフォームにはあまり依存しません。しかし、Webブラウザの種類やバージョンに強く依存します。異なるWebブラウザで同じように

    スマートフォン向けのWebアプリを作ろう
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    messiquo 2012/02/06
  • すわサイバー攻撃!で、誰に相談すればいいのか?

    サイトが突然DDoS攻撃でダウンした、サイトを改ざんされた、標的型メールらしき怪しいメールが来た…こうしたサイバー攻撃の被害は、大企業のみならず中堅・中小企業にとっても「当たり前の光景」になりつつある。残念な話ではあるけれど。 では、「今まさに攻撃を受けているが、社内にはIT技術者もおらず、対策ノウハウもなく、対処しようがない」という状況に陥った場合、企業はまず誰に相談すればいいのだろう? 幸いにも日には、サイバー攻撃の相談を受け付けている公的機関が複数ある。代表的な例を挙げれば、IPA(情報処理推進機構)、JPCERT/CC、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)、警察庁などだ。 2011年に防衛産業や政府機関で相次いだサイバー攻撃をきっかけに、「サイバー攻撃対策にかかわる公的機関を一化できないか」という議論があった。だが、私はこの考えに必ずしも賛同できない。それぞれの機関が独

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    messiquo 2012/02/06
  • AndroidとSQLiteで作るカレー店データベース

    図1●今回作るAndroidアプリケーション「CurryDatabase」。日経ソフトウエアのWebサイトでダウンロードできる 前回は、スマートフォン開発やクラウドコンピューティング環境におけるデータベース活用が、従来のクライアント/サーバー型システムのそれとどのように違うのかを説明しました。第2~3回では、Androidとリレーショナルデータベース管理システム(以下、RDBMS)「SQLite」を使って、実際にデータベースを活用したアプリケーションを構築します。 Android SDK(Software Development Kit)には、前回に紹介したSQLiteという組み込み機器向けのRDBMSが含まれています。SQLiteを利用すれば、簡単にRDBMSを使ったアプリケーションを実装できます。データベースを活用したAndroidアプリを一緒に作ってみましょう。Androidの実機が

    AndroidとSQLiteで作るカレー店データベース
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    messiquo 2011/12/06
  • あるある[1] 大事なことが伝わらない「本人だけが知っているプレゼン」

    プレゼンは、なかなか上達しないのが悩ましいもの。上達を阻む理由の一つが、「そんなこと自分はできる、できているはず」という願望を含めたプレゼンター人の勘違いだ。逆に言えば、この勘違いに気づいて変えようとすれば、プレゼンはすぐに劇的に進化する。 それを明らかにしたのが、復興をテーマに開催したアプリとアイデアのコンテスト「A3 Together」のファイナリスト10組の決勝プレゼンだ(関連記事「A3 Together 決勝プレゼン&表彰式レポート」)。決勝プレゼンの前日または当日朝、ファイナリストにリハーサルを兼ねてプレゼン特訓を受けてもらい、番に臨んでもらった。その結果、リハーサルに同席した誰もが驚くくらい進化し、見事なプレゼンとなったのである。 なお、リハーサルでプレゼンのコーチを引き受けてくれたのは、ベストセラー『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』に解説を寄稿したエバーノート日

    あるある[1] 大事なことが伝わらない「本人だけが知っているプレゼン」
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    messiquo 2011/11/21
  • 大事な声は要約しない/コクヨ

    社員の体感性を高める手っ取り早い方法の1つは、顧客の生の声が聞けるコールセンターに一時でも身を置いてもらうことだ。初めて受話器を持った時、激しい怒鳴り声で電話をかけてくる顧客の存在をリアルに想像し、体を震わせる人もいる。 こうした体感教育を実施している企業もあるが、体感できる人数には限りがある。皆がコールセンターに行けるわけではないし、業務時間中に受け入れるのは大変だ。声の録音を自由に聞けるようにするという手もあるが、全部聞くのは時間がかかるし、要点をつかみにくい。 そこでコクヨは黒田章裕代表取締役社長の発案で、お客様相談室にかかってくる電話の中で、全社員が知っておいたほうがいいと同室が判断した録音を一言一句漏らさず文字にし、全社に公開した。それが2010年1月に始めた「Voice Clipウィークリー」である(図)。録音を文字にするスタッフを3人確保したほどだ。 図●コクヨはお客様相談

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    messiquo 2011/10/27
  • 「危機管理に向いていない人」とは

    筆者は、これまでの職務経歴では、危機管理の仕事に比較的長くたずさわってきた。どういうわけなのか、そうしたポジションに就いた時に限って、とんでもない事件が起きたものだ。 例えば、まだ新米の時に出くわしたのが日航機の御巣鷹山墜落事故であった。外務省に出向した時には湾岸戦争が発生し、内閣安全保障室に出向した時には、ペルー大使公邸人質事件やナホトカ号重油流失事故の担当となった。そして愛知県警に勤務した時には、東海大水害に直面した。その意味では、まことに運の悪い男であるが、おかげで危機管理の実務経験はそれなりに積んだものと自負している。 このコラムでは、そうした危機管理・リスク管理に関する知見を読者の皆さんにご説明することにしよう。あらかじめお断りしておくが、決して体系的に整理したものではなく、具体的な事例を題材としたノウハウやものの考え方の紹介が中心である。対象とする読者は、世間に流布している危機

    「危機管理に向いていない人」とは
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    messiquo 2011/09/01
  • 第7回 サービスサイエンスでプロ野球のファン心理を解明

    プロ野球ファンに特定チームを好きになったきっかけを問うと「父親が応援していた」「生まれが広島だから」といった家族や出身地に起因する回答が多い。こうした答えは、球団の運営会社にとってマーケティング戦略上、有効な情報とはいえない。親のひいきチームや生まれ育った場所は変えられないからだ。 新たなファンを開拓し、観客を増やすには何に力を入れるべきなのか。北海道ハムファイターズ(札幌市)は2008年から3年間の計画で、その手がかりを見つける研究に取り組んでいる(図1)。この研究は経済産業省の委託事業として、独立行政法人産業技術総合研究所と提携して進めている。 日ハムと産総研の研究は、「サービスサイエンス」あるいは「サービス工学」と呼ばれるものだ。サービス産業の生産性を向上させるために、科学的な手法を用いてサービスの利用者や現場を調べる。製造業と比べて、勘や経験に頼りがちといわれるサービス業を進

    第7回 サービスサイエンスでプロ野球のファン心理を解明
    messiquo
    messiquo 2011/08/24