「ファンに自分のプレーを見せることが僕の誇り」 クレイ・トンプソンとウォリアーズの契約は最終年を迎えている。彼らが築いた『王朝』は耐用年数の限界に近付いており、いずれどこかでコアメンバーが抜けることになる。この1年はドレイモンド・グリーンがその状況にあり、契約延長に合意するまでは様々な噂が付いて回った。そして今、クレイに順番が回ってきた。今シーズンの年俸は、ステフィン・カリーの5200万ドル(約70億円)に続く4300万ドル(約60億円)で、すでにNBA30チームで最も多くの選手年俸を支払っているウォリアーズに大盤振る舞いの余裕はない。どこかで折り合いを付けて契約を延長するか、キャリア終盤を他のチームで過ごすか──。 それでも、クレイの考え方は至ってシンプルだ。『The Athletic』の取材を受けた彼は、「13年目のシーズンを迎えるという事実だけで僕は安心できる。お金ならこれまでで十分