紋切型辞典 作者: 山田 ジャク, G.フローベール出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1998/11メディア: 単行本(ソフトカバー) 言葉は、何かを伝えるためのツールだ。当たり前だけど。 だから当然、使い方が難しい。 自分の言葉があって、所属するコミュニティの言葉があって、そのコミュニティを包含するさらに大きなコミュニティの言葉がある。含まれる語彙と文脈がそれぞれ違うので、言葉が伝えられる意味も違ってくる。 だから、「水からの伝言」が生じさせている問題は、科学者側から提示されているものだけではない。江本が愚弄しているのは、言葉そのものだ。 紋切型は、通じやすい。 幾何学的に整然としたものは美しく、美しいものは道徳的に正しい。道徳的に正しい行動は、物理的に美しい結果を生む。——この発想そのものの極端な「分かりやすさ」と、信じがたい貧困さ。歴史の中で人が紡ぎ、重ね、いまも生きたものとして動
日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で 水村 美苗 筑摩書房 2008-11-05 売り上げランキング : 14 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools インターネット(というか、はてな界隈?)で話題になっていた本。水村美苗という耳慣れない小説家の書いた本だが、小説ではない。日本語、もしくは日本文学に関する評論書の模様。敬愛する江島健太郎さんまで もしあなたが本当に日本と日本語を愛し、この世界のゆく末がどうなるのかを知りたいと思っている、知的好奇心の旺盛な人であるならば、タイトルに騙されず一読して欲しい。その価値はあると申し上げておこう。 http://japan.cnet.com/blog/kenn/2008/11/10/entry_27017805/ とおすすめしていたので、読んでみた。娯楽ものではないし、著者の持つ偏りの強さを感ずるところが多く楽しくはなかったけど
超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー 【本の概要】◆今日ご紹介するのは、御大野口悠紀雄先生の最新刊。 野口先生と言えば、『「超」整理法』が有名ですが、本書は『超「超」整理法』ということで、『「超」整理法』をさらに超える本という位置づけのようです。 実際、本書の帯には『「超」整理法から15年。ついに、ミリオンセラーを書き直すときがきた!』との文字が(汗)。 確かに15年という時間の流れは、野口先生の考えをも変えてしまったようです!> 【目次】序論 『「超」整理法』を書き直す時がきた 第I部 デジタル・オフィスの作り方 第1章 Gメール 革命 1.Gメールのどこが革命的なのか? 2.人名をキーとしてメールを読む ほか 第2章 デジタル・オフィスはオンライン 1.なぜオンラインがよいのか? 2.個人データをオンライン格納 ほか 第3章 紙との共存 1.現実的になったデジタル・オフ
三省堂、ハリポタをセット割引する 三省堂が、ハリポタを全巻セットで割引販売しているみたいです。 三省堂書店/ハリポタを“セット割引”/3割安で在庫完売めざす(2面) 新文化2008年9月4日号2面 新文化によると、三省堂は、ハリーポッター1巻から7巻を豪華木製BOX(参考URL)に詰めてセットとし、自社独自の値段で販売しているみたいです。価格はセットで\20800。限定300セットです。在庫がだぶついている第4巻と第5巻を謝恩本価格本扱い*1にしています。 このハリポタセットは、普通に揃えると\24855*2になります。三省堂のセット販売価格は\20800ですので、通常の約2割引になります。新文化の記事と計算があいませんがorz 版元の反応 ハリポタの出版元である静山社は、この三省堂セット割引の報道に対して声明を発表し、「謝恩価格本として認めた事実」や「書籍本体の値引きを認めた事実」がない
人間、徳が極まれば聖人になりますし、精神を磨けば仏になり、自省を突き詰めれば仙人になります。であれば、思索を深めて人智未踏の領域に達した作家はいったい何と呼ばれるのでしょう。 スタージョンさんは、SF的思索を深めるとこまで深めちゃったせいで悟りの扉でも開いちゃったのではないでしょうか。だから、彼が作中で示す人間習慣の新しい仕組みは、それだけでSFに見えてしまいます。そして、人間存在の在り方にSF的アイデアを与えたお話がまるで寓話のような倫理的問いかけを持ってしまうのも、また道理なのだと思います。 今回私が一読したところの理解度は、せいぜいが30%くらいです。わりと長い『成熟』『三の法則』『そして私のおそれはつのる』あたりは理解しやすいですけれど、掌編となる『音楽』『ビアンカの手』『海を失った男』などは、正面から受け止めるのに一度失敗するとそのままどこかに流れ去って行ってしまう儚さがあります
眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎 スポンサード リンク ・眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎 なんじゃこりゃ、おもしろすぎる。年末になってこんな傑作と出会うとは!ノンフィクションだがミステリー小説のような趣もある第一級の医療ドキュメンタリ。 イタリアの高貴な一族が18世紀から現在まで原因不明の奇病に悩まされていた。50歳を過ぎたくらいになると、一族の中の何人かが異常な発汗と瞳孔縮小という症状を発症し、重度の不眠症になって死んでしまうのだ。遺伝性がある病気だったが、医師たちは長い間、ウィルスや遺伝子などの原因を特定することができなかった。 実はこの致死性の不眠症の正体は、ウィルスでも遺伝子でもなく、自己増殖する悪性のタンパク質が正体であった。ある形状を持ったタンパク質は”鋳型”を使って自己を複製して増えていき、やがて宿主の脳細胞を侵食して殺してしまう。殺人タンパク質の発見は
2007年10月01日:「匂い」と「臭い」 2007年10月02日:うとましいあとがき 2007年10月03日:素敵な部屋 2007年10月04日:歯の定期健診 2007年10月05日:連休の予定 2007年10月06日:「夢使い」「虚無戦記」 2007年10月07日:「呪われた村」 目次へ戻る 先週へ 次週へ 2007年10月01日:「匂い」と「臭い」 (以前も書いたような気がするけど、まぁいいや。[;^J^]) 日本語の語彙(というか漢字)への不満のひとつとして、「におい」の漢字表現が(基本的には)「匂い」と「臭い」しかないことが挙げられる。これは非常に不都合である。なぜなら、「匂い」には「良いにおい」というニュアンスがあり、「臭い」には「悪いにおい」というニュアンスがあるからである。つまり、なんたることか勧善懲悪善悪二元論の世界なのであり、「良い」「悪い」の意味づけを離れて「におい」
フェロモンボディのボディソープを買いました。 スリミング・セルライト対策のソルト系のボディソープとしてクチコミでも割と評価... 「美白フリークの愛用する6つの日焼け止め」で触れたイプサのプロテクター・デイシェルター・ブライトビジョンをまた買いました。 ...
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