[ロンドン 20日 ロイター] - イングランド北部の学校で、英語の授業中に自宅を「テロリストハウス」と誤って記したイスラム教徒の少年(10)が警察に事情聴取される出来事があった。英BBCが報じた。 少年は「terraced house(テラスハウス)」と書くつもりだったが、教師らが誤記だったことに気付かず、新たなテロ対策規則に基いて通報したという。規則はイスラム教徒のコミュニティーを標的にしていると批判されている。 BBCによると、警察は少年の自宅にあるコンピューターについても捜査。少年の家族は学校と警察に謝罪を求めている。 少年のいとこは「子どもにこんな思いをさせるべきではなかった。彼は物を書くことにおびえている」と話したという。 私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」