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ブックマーク / www.kyoto-u.ac.jp (13)

  • 3000年前にあったサメの襲撃 -岡山県の縄文貝塚から世界最古の記録-

    中務真人 理学研究科教授らの研究グループは、津雲貝塚(岡山県)から発掘された人骨の1体(約3000年前)について、骨格に残された無数の傷の成因をサメの襲撃と特定しました。 漁撈・航海の開始以来、サメによる被害は、稀であっても続いてきたと考えられます。サメによる被害は古代ギリシアより記録にありますが、先史時代の考古学的証拠は非常に限られます。これまでプエルトリコで発掘された1000年前の人骨が世界最古の直接証拠でした。 1919年に津雲貝塚から発掘され学に保管されている人骨のうち、1体(約3000年前)の骨格に無数の傷が残されています。傷の性状分析、全身に及ぶ損傷の位置分析から、成因をサメの襲撃と特定しました。骨の残存状況は良好ですが、右下肢、左手など複数要素は完全に欠落し、周囲の残存部位には咬痕も観察されます。襲撃によりほぼ瞬時に死亡したはずですが、死体は回収されて埋葬されています。縄文

    3000年前にあったサメの襲撃 -岡山県の縄文貝塚から世界最古の記録-
    mobanama
    mobanama 2021/07/01
    なんかの報道では釣りをしてて云々と書かれてたのを見かけてほんまかいなと疑問に思ったが、発表の方にはかかれていないような。
  • 「明月記」と「宋史」の記述から、平安・鎌倉時代における連発巨大磁気嵐の発生パターンを解明

    磯部洋明 総合生存学館准教授らの研究グループは、国立極地研究所、国文学研究資料館、総合研究大学院大学などと共同で、「宋史」や「明月記」などの歴史文献に残されたオーロラの記述と、樹木年輪の炭素同位体比を比較することなどにより、7世紀から13世紀にかけての巨大磁気嵐(地磁気が世界規模で数日間弱くなる現象)の発生パターンを明らかにしました。 研究成果は、2017年2月27日に米国地球物理学会の発行する学術誌「Space Weather」にオンライン掲載され、同誌のEditors’ Highlightに選ばれました。 研究者からのコメント 研究で得られた結果は、科学的には、将来起こりうる最悪の宇宙環境を理解、予測し、「宇宙災害」への具体的な対策を立てる上で重要です。また、人文学的側面としては、過去の歴史文献に記された天変の記録が科学的に裏付けられたことで、歴史文献の解釈の在り方も変わってくる、

    「明月記」と「宋史」の記述から、平安・鎌倉時代における連発巨大磁気嵐の発生パターンを解明
    mobanama
    mobanama 2017/05/17
    おんもしろーい
  • 日本の人と北米の人ではものの探し方が違う

    上田祥行 こころの未来研究センター特定助教、齋木潤 人間・環境学研究科教授、北山忍 ミシガン大学教授、Ronald Rensink ブリティッシュコロンビア大学教授らの国際共同研究チームは、視覚情報処理のみに焦点を当てたシンプルな課題を用いて、文化が視覚情報処理に与える影響を分析しました。北米と日で実験を行った結果、傾きに対する剌激を扱った課題では差がみられるなど、思考や推論といった高次の認知だけでなく、基礎的な視覚処理もその人が属する文化による影響を受けていることが示されました。 研究成果は、2017年3月25日午後1時1分に米国の学術誌「Cognitive Science」に掲載されました。 研究では、一見文化とは無関係に思われる「線分の長さ」のような、極めて単純な刺激についても視覚認知処理の文化差が存在することを見出しました。 この違いは、非常に基的な視覚認知の様式に文化が影

    日本の人と北米の人ではものの探し方が違う
  • 獲得形質は遺伝する? -親世代で受けた環境ストレスが子孫の生存力を高める-

    今回発見した現象は、環境変化を経験した個体が子孫に対して適応力を授けるという、種の生存戦略の一つである可能性が考えられます。また研究成果は、ブラックボックスが多かった「獲得形質の遺伝」現象のメカニズムについて、組織間コミュニケーションを介したエピジェネティック制御という新規の枠組みを提示するものであり、当該分野のさらなる発展に寄与することが期待されます。 概要 生物学では長らく、後天的に獲得した形質は遺伝しないと考えられていました。ところが近年になって、その通説を覆すような事象がいくつか報告されるようになりました。例えば、高カロリーにより肥満になった父ラットから生まれた娘ラットが、通常で育ったにもかかわらず糖尿病の症状を示すという報告が挙げられます。このように、親が生育した環境によって子供の表現型が変化を受ける可能性が示唆されているものの、それがどのようなメカニズムで生じるのかについ

    獲得形質は遺伝する? -親世代で受けた環境ストレスが子孫の生存力を高める-
    mobanama
    mobanama 2017/01/13
    "親世代に低用量ストレスを与えることで獲得されるホルミシス効果(ストレス耐性の上昇や寿命の延長)が、数世代にわたって子孫へと受け継がれることを発見"西田先生。
  • 学生の懲戒処分について(2016年7月19日) | 京都大学

    学は、工学部4回生2名、薬学部4回生1名、地球環境学舎修士課程2回生1名の計4名を、平成28年7月12日付けで、以下のとおり停学(無期)処分とすることを決定しました。 処分内容 工学部4回生2名、薬学部4回生1名、計3名を、京都大学通則第32条に定める「学生の分を守らない者」として、平成28年7月12日付けで同通則第33条に定める停学(無期)処分とすることを決定した。 また、地球環境学舎修士課程2回生1名を、同通則第53条の規定により準用する同通則第32条に定める「学生の分を守らない者」として、平成28年7月12日付けで同通則第53条の規定により準用する同通則第33条に定める停学(無期)処分とすることを決定した。 処分理由 当該4学生は、平成27年10月27日に、学吉田南構内吉田南1号館のバリケード封鎖に関与し、多くの学生の授業を受ける権利を著しく侵害し、教職員の執務を著しく妨害し

    学生の懲戒処分について(2016年7月19日) | 京都大学
    mobanama
    mobanama 2016/07/20
    "当該4学生は、平成27年10月27日に、本学吉田南構内吉田南1号館のバリケード封鎖に関与し、多くの学生の授業を受ける権利を著しく侵害し、教職員の執務を著しく妨害し、かつ、平穏な教育研究環境を著しく阻害した"
  • 「しびれ」による痛みのメカニズムを解明 -糖尿病や血流障害によるしびれ治療薬の開発に期待-

    宗可奈子 薬学研究科博士課程学生、中川貴之 医学部附属病院准教授、金子周司 薬学研究科教授らの共同研究グループは、マウスを使ってしびれのモデルを作成し、痛みの発生メカニズムを調べたところ、感覚神経にある痛みセンサ分子TRPA1が低酸素により過敏化し、しびれによる痛みを引き起こすことを明らかにしました。 研究成果は、英国科学誌「サイエンティフィックレポーツ」誌(電子版)に掲載されました。 今後は、TRPA1阻害薬が実際にこれらの症状を改善するかを調べます。また、人間で「しびれ」を起こす糖尿病、閉塞性動脈疾患、抗がん剤などの病態動物モデルを作ることで、さらに有効性の高い治療薬を見いだせる評価系を確立していく予定です。 なお、研究は2006年度に始まった6年制薬学教育制度の1期生が、続く4年間の大学院博士課程で実施しました。研究は6年制薬学科で約半年間、病院や薬局で学んだ実務実習の経験を活

    「しびれ」による痛みのメカニズムを解明 -糖尿病や血流障害によるしびれ治療薬の開発に期待-
    mobanama
    mobanama 2016/03/18
    Scientific Reports誌と。
  • http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2015/documents/150505_2/01.pdf

    mobanama
    mobanama 2015/05/17
    "光合成をやめてお辞儀をして自家受粉する新種のラン科植物"へー
  • がんと概日リズムの新たな関連の解明に成功

    三木貴雄 医学研究科特定助教らは、がん抑制遺伝子と、一日約24時間の生体に備わっているリズムである概日リズム(サーカディアンリズム)を制御する遺伝子との新しい関連の解明に成功しました。 研究成果が、英国科学誌「Nature Communications」誌に掲載されることになりました。 背景  近年のライフスタイルの多様化により規則正しい生活を送れない人々が増加してきています。 大規模疫学研究によると、不規則な生活とならざるを得ないシフト勤務者では、がんの罹患率が有意に上昇していることが報告されています(図1)。これにともない、シフト勤務は、国際がん研究機関(IARC)で、ヒトに対する発ガン性があると考えられるグループ(グループ2A)に分類されました。これは、子宮頸がんを引き起こすとされるヒトパピローマウイルス(31、33型)と同じ分類に入ります。このことから概日リズムの破綻とがんの発生

    がんと概日リズムの新たな関連の解明に成功
    mobanama
    mobanama 2013/10/29
    p53誘導がPer2抑制する話。これと"不規則な生活とならざるを得ないシフト勤務者では、がんの罹患率が有意に上昇"の報告でシフト勤務がIARC 2Aに分類されたことをリンク。
  • 「再生できるプラナリア」と「再生できないプラナリア」の謎、解明される

    阿形清和 理学研究科教授、梅園良彦 徳島大学ソシオテクノサイエンス研究部学術研究員(2013年3月まで理化学研究所)らのグループは、100年来の謎であった「プラナリアの再生の仕組み」をついに分子レベルで解明しました。さらには、プラナリアの再生原理を理解することによって、もともと再生できないプラナリア種の遺伝的原因を解明し、世界で初めて人為的に再生を誘導することにも成功しました。 研究は、2013年7月25日午前2時(日時間)に英国総合科学誌「Nature」のオンライン速報版で発表されました。 概要  体をどんなに切られても、再生できる不死身で不思議な生き物「プラナリア」。プラナリアには幹細胞が全身に存在し、体の位置情報に従って失われた器官や組織を正しく再生することができます。特にナミウズムシは再生能力が高く、例えば、体を前後に切られても、頭部からは首と腹と尾が、尾部からは頭と首と腹が再

    「再生できるプラナリア」と「再生できないプラナリア」の謎、解明される
    mobanama
    mobanama 2013/07/25
    おもろい
  • 藤原定家の超新星は非対称爆発をした-X線天文衛星「すざく」が明らかにした標準光源の「ゆがんだ」形状-

    内田裕之 日学術振興会特別研究員(理学研究科)、小山勝二 同名誉教授、山口弘悦 ハーバード・スミソニアン天体物理学センター研究員らのグループの共同研究で、藤原定家が「明月記」に記録した超新星SN1006が非対称にゆがんだ爆発をしたことが発見されました。 研究成果は米国の科学雑誌「アストロフィジカル・ジャーナル」(771号:2013年7月1日発行)に掲載されました。 概要  藤原定家は1006年に超新星爆発があったことを「明月記」に記録として残しました。その記録と現在の研究から、この超新星は史上最も明るく輝いた核暴走型超新星といわれています。この型の超新星はIa(いちエー)型と呼ばれ、明るさが一定のため、標準光源として宇宙の加速膨張の発見に寄与してきました。明るさが一定の標準光源であるためには、爆発がすべて一様、対称でなくてはなりません。ところが、藤原定家の超新星SN1006は、鉄などの

    藤原定家の超新星は非対称爆発をした-X線天文衛星「すざく」が明らかにした標準光源の「ゆがんだ」形状-
  • DNAが切れていないのに発生する染色体断裂の発見-ヒトの被爆線量を測定する手法に異議あり-

    ヒトの被爆線量を推定する最も確実かつ高感度の手法は、被検者の末梢血を染色体検査することであり、検査の原理は、染色体はちぎれている部分(染色体断裂と呼ぶ)の数と過去の被爆線量とが相関することによるとされていますが、このたび、藤田真梨 医学部6回生、廣田耕志 医学研究科准教授(現首都大学東京教授)、武田俊一 同教授らの研究グループは、この原理がいつも正しいわけではないことを世界で初めて証明しました。 研究成果は、2013年4月3日付けの「PLoS ONE」オンライン版で公開されました。 背景  染色体を光学顕微鏡観察する分析法(染色体検査)は、先天性の疾患(例、ダウン症)、白血病の診断そして過去の被爆線量の推定に広く使われています。被爆線量の推定では、染色体断裂(図1)の数を測定します。染色体断裂は2重鎖DNAが実際に切断していることだけが原因であるという命題は、放射線生物学のドクマです。放

    DNAが切れていないのに発生する染色体断裂の発見-ヒトの被爆線量を測定する手法に異議あり-
    mobanama
    mobanama 2013/04/05
    かなりレベル低いぞ、この紹介。内容も表記も。そもそも染色体で生物学的線量推定やる時の指標はフツーdicentricかtranslocationだ。大線量でPCC-ringとか。gapとかbreakとかで評価せんわい。異議も糞もあるか。
  • 癌幹細胞を特定するマーカー同定に成功 ~新世代の癌治療法開発に期待~

    千葉勉 医学研究科教授(消化器内科学)、妹尾浩 同講師、中西祐貴 同大学院生らの研究グループは、癌幹細胞を特定するマーカーとして「Dclk1」を同定しました。研究グループは、遺伝子改変マウスを用いた実験でDclk1発現細胞を障害することにより、正常組織への副作用がなく、癌のみを縮小させる理想的な癌幹細胞治療の可能性を示しました。 研究成果は、癌幹細胞を標的とした治療法開発の障害となっていた諸問題を解決するもので、新世代の癌治療法開発へ向けた大きな進展が期待されます。なお、この研究成果は英国科学専門誌「Nature Genetics」オンライン版に2012年12月3日(日時間)に掲載されました。 背景  癌幹細胞は、癌組織をつくる「親」になる細胞であり、癌の再発、転移などの原因になると考えられています。癌を根絶するためには癌幹細胞の排除が必須であるとの考えに基づいて、癌幹細胞のマーカー

    癌幹細胞を特定するマーカー同定に成功 ~新世代の癌治療法開発に期待~
    mobanama
    mobanama 2012/12/03
    "癌幹細胞を特定するマーカーとして「Dclk1」を同定""Dclk1-creERT2ノックインマウスを作成しました。同マウスを用いたリニエージ解析"
  • 寄生者(ハリガネムシ類)が駆動する渓畔生態系のエネルギー流の解明

    2011年4月12日 佐藤拓哉 次世代研究者育成センター特定助教(受け入れ機関:フィールド科学教育研究センター)、渡辺勝敏 理学研究科准教授らの研究グループの研究成果が、米国の著名な国際誌「エコロジー(Ecology)」に、4月8日に発表されました。 【論文情報】 SatoT, Watanabe K, Kanaiwa M, Niizuma Y, Harada Y. and Lafferty K. D. 2011 Nematomorph parasites drive energy flow through a riparian ecosystem. Ecology 92: 201-207 日語タイトル 「寄生者(ハリガネムシ類)が駆動する渓畔生態系のエネルギー流」  当研究は、佐藤特定助教が奈良女子大学共生科学研究センター在籍時になされ、その後、次世代研究者育成センターに特定助教として赴

    寄生者(ハリガネムシ類)が駆動する渓畔生態系のエネルギー流の解明
    mobanama
    mobanama 2011/04/22
    "本研究は、これまで見過ごされていた寄生虫が、森林と河川という異質な生態系をつなぐ大きなエネルギー流を駆動していることを明らかにした世界でも初めての研究です"exciting!!
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