今更文句を言っても仕方あるまい。今まで、あの時やってこなかった俺達が悪いのだ。後悔などしても時間の無駄だ。他人を羨み嫉妬し絶望してる暇があるなら足を前に出すのだ。何の取り柄も無い俺達が出来るのは何か。地べたにいた私がまずやってきたのは誰かの使いっぱしり、所謂「パシリ」を完璧にこなす事である。プライドだと?そんなものは我々のような頭の悪い人間に必要ない。それは何のプライドなんだ。自尊心か?それがあったら何か得をするのか?何も出来ない癖に一丁前の事を言うのが自身を守るのか?目の前の人間一人にすら認められないのに自分自身を肯定することなど出来んだろう。私は心を二つに分割し演技し、そして笑った。アイツらはいつでも自分の駒を欲しがってるんだ。使える駒を。俺は歯車なんかじゃない、駒なんかじゃないと叫んでいる意識の高い連中をよく見かけるが、私の考え方は逆だ。アイツらにとっての使える歯車、使える駒になるに