携帯電話向けの交流・ゲームサイトをめぐる環境が激変したのが、今年5月。課金収入を拡大する手法だったコンプガチャに関する違法性が指摘された。 コンプガチャはガチャという1回300円の「電子くじ」によって特定の数種類のアイテムを全部そろえると、ゲームで使用できる別のアイテムを新たに入手できる仕組みだ。射幸性が高く、消費者庁は「景品表示法上禁止される行為、つまりカード合わせの方法を用いた懸賞による景品類の提供に該当する」(松原仁消費者担当相、当時)と判断。7月1日から規制が始まった。 これを受けてソーシャルゲーム企業の業績は、どんな影響を受けるのか。世間の関心が集まる中、携帯電話向けの「モバゲー」を主力とするソーシャルゲーム大手、ディー・エヌ・エー(DeNA)が11月6日、2013年3月期9月中間決算(12年4〜9月期)を発表した。 売上収益は978億円(前年同期比41%増)、営業利益38