暗号資産は円やドルといった通貨と異なり、「仮想のお金」だ。交換業者が運営する取引所に登録して口座を開設、現金で購入すれば、保有できる。買い物や送金に使用でき、国内外で1万種類以上あるとされる。ビットコインやリップルなどがよく知られている。 日本暗号資産取引業協会(東京)によると、国内の暗号資産の取引総額は16年度は約3兆5000億円だったが、20年度は33倍の約118兆円に達した。国内の取引所の口座開設数は20年度末で約430万件で、利用者の約8割は20~40歳代という。 課税ルールは定まっていなかったが、取引の活発化を受け、国税庁は17年に取引の利益は雑所得にあたるとの見解を示した。暗号資産から円への換金だけではなく、別の暗号資産への交換や、商品・サービスの購入も課税の対象とされた。1年間の取引の収支で一定以上の所得が生じた場合には納税する必要がある。
【2月9日 AFP】米司法省は8日、2016年に暗号資産(仮想通貨)取引所から盗まれたビットコイン(Bitcoin)9万4000BTC(単位)超を押収したと発表した。時価36億ドル(約4200億円)相当で、司法省が押収した金融資産としては過去最高額となった。 押収されたのは、香港に拠点を置く大手仮想通貨取引所ビットフィネックス(Bitfinex)からハッキングによって盗まれた11万9754BTCの一部で、被害額は当時の価値で約6500万ドル(約75億円)相当に上った。 司法省によると、盗んだビットコインのマネーロンダリング(資金洗浄)を試みた容疑で、夫婦のイリヤ・リキテンスタイン(Ilya Lichtenstein、34)、ヘザー・モーガン(Heather Morgan、31)の両容疑者がニューヨークで逮捕された。最高で禁錮20年の刑に処せられる可能性がある。 リサ・モナコ(Lisa Mo
三井物産が、金(ゴールド)を裏付け資産とするステーブルコイン(暗号資産)を発行すると、日経が報じた。 日経の2月4日付の記事によると、三井物産は早ければ今月にも、金に連動する暗号資産「ジパングコイン(ZPG)」を個人向けに販売する。同社はすでに、セブン銀行などと暗号資産(仮想通貨)交換会社を設立し、ZPGを取り扱う許可を金融庁から取得した。 三井物産は、ZPGの発行額と同額の金(現物)をロンドン市場から調達して、トークンにひも付ける。将来的には、個人がスマートフォンのウォレットを利用して、コンビニやスーパーなどでZPGで買い物ができる仕組みを検討するという。 実現すれば、金にペッグする暗号資産の発行は国内初となる。海外では、Paxos社が金に連動するステーブルコイン「PAX Gold(PAXG)」を発行している。PAXGは、金を裏付けとするデジタル資産で、Paxos関連会社のPaxos T
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