ボーヌの旧市街を歩いていると、カフェやレストランでほとんどの人がワインを飲んでいるのに気づいた。パリから電車で2時間ほど。ここは、まさにワインの街。 ボーヌの人々は、ワインとともに育つ。子どもの頃からワインの香りを感じ、大人になると味わい、そして愛するようになる。生活とワインは、いつも一緒にあるのだ。 ブルゴーニュのワインには、少し難しいイメージがつきまとう。きっと、中世から続く歴史や文化がそうさせるのだろうし、実際に偉大で理解が難しいワインも存在する。でも、ボーヌであなたを待つのは、リーズナブルで気のいいワインがほとんどだから、気構えずにグラスを手にしたい。 地元っ子に人気のビストロでローカル食材を使った一品とともに、そしてカジュアルなワインバーでシャルキュトリーやチーズとともに飲む一杯は、旅を素敵に彩ってくれる。もっとワインを知りたくなったら、今年6月に待望のオープンを迎えた、楽しくワ