「反出生主義(はんしゅっしょうしゅぎ) 」というのは「生まれて来ないほうがよかった」という思想です。 そしてそれは「子供を産まないほうがいい」という主張につながります。 「生まれて来ないほうがよかった」という思想は、昔から世界中にある考え方です。 たまに、仏教を説かれたブッダも反出生主義だという人もありますが、本当でしょうか。 実際には、ブッダは反出生主義ではありませんし、それどころか反出生主義と正反対のことを教えられています。 それは反出生主義の人が見落としていることがあるからです。 反出生主義の主張と、それに対するブッダの反論はどんなものなのでしょうか? 反出生主義の2つの系統 「反出生主義(はんしゅっしょうしゅぎ)」とは、 「生まれて来ないほうがよかった」という思想です。 そこから派生して、 「子供を産まないほうがいい」という出産否定や 「死んでしまったほうがいい」という自殺肯定、