シリア人権監視団(英国)は7日、シリアの首都ダマスカス近郊にある反体制派の主要拠点、東グータ地区に対する7日の空爆で、子どもを含む少なくとも11人が窒息の症状を示したと明らかにした。救助活動を行うシリア民間防衛隊は、塩素ガス弾が使われた疑いがあると発表した。 一方、国営通信によると、アサド政権当局者は7日、化学兵器の使用を否定、政権軍の進軍を妨げるための偽情報だと主張した。 政権軍側は既に東グータの95%を制圧。反体制派「イスラム軍」との撤退交渉は決裂し、6日にイスラム軍が拠点とする区画ドゥーマへの空爆を再開、多数が死傷した。(共同)