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ブックマーク / fukushimak.iza.ne.jp (18)

  • ネットユーザーのゆる~い抵抗:北京東京趣聞博客(ぺきん・とうきょうこねたぶろぐ)

    中国版ツイッター(人民微博)に胡錦濤総書記が参加しているときいて、私もさっそくログインしてきたよ。でも、正直、宣伝色が強すぎて、いまひとつ、フォローしたい気分にならなかった。 ■しかし、中国共産党がインターネットをかくも積極的に利用する時代がこようとは。私はネットとは言論の自由の象徴と思いこんでいたので、その対極に位置すると言論統制の象徴みたいな中国共産党とはなじまないものだと思っていた。党中央政治局の集団学習会で、共産党はもっと積極的にインターネットを利用しろ、と初めて胡総書記から号令がかかったときから五年ほどしかたっていないのに、中国当局がこんな風にネットを使いこなすなんて、驚きだよ。 ■GoogleVS中国の決着はまだ、みていないが、これがたとえば、Newsweekの2週間前の特集が指摘するように一種の文明の衝突だとすると、ここでGoogleがひよると、ひょっとすると当にインター

    nicht-sein
    nicht-sein 2010/03/18
    "米国や、戦後ずっと背中を追うしかなかった日本が、最近は中国を大国、脅威とみなすことに、微妙に誇りをくすぐられる"なんか昭和末期のバブル期の日本と同じ雰囲気を感じる。弾けたらどうなっちゃうんだろうね
  • 成田空港でただいま籠城中:馮正虎さんかくかたりき①:イザ!

    ■11月30日午前中、まだ記者証をもっているうちに、最後の仕事をしたいと思って成田空港にいった。目的は成田空港の入国審査前の制限エリアで11月4日から1か月近くも生活している馮正虎さんに会うことだ。空港の制限エリアは旅客以外は記者証と腕章がないと入れないのだ。こういうのを考えると、記者の権利って大きい! というわけで、私の最後の記者証を使った仕事として、成田で中国の人権問題を訴え続ける馮さんのターミナル籠城ライフを紹介する。 ■映画「ターミナル」を地でいく! 中国人権活動家、馮正虎さんの成田空港籠城記 「これは日中関係の不平等性が背景にある」 ■まず馮さんとはいかなる人物か紹介しよう。 このブログの前の前のエントリー「日が米国にどうしても勝てない点」でもちょっと触れたが、彼は中国で著名な人権活動家。市再開発のために上海で強制立ち退きにあった住民に法律を教えたり、弁護士を紹介したりして、訴

    nicht-sein
    nicht-sein 2009/12/08
    全然知らなかった。やっぱり最近情報の収集元が偏ってきているなぁ
  • 行く川のながれは絶えずして…③:北京・平河趣聞博客(ぺきん・ひらかわこねたぶろぐ)

    ■このシリーズまだ続いているのか、と思われるかもしれないが、続いているのだ、じつは。更新亀のごとく。 ■鳩山政権発足1カ月あまり、まだこの政権がどこに向かうのか見極めがついていない。26日の所信表明演説をきけばわかるかも?でも「友愛社会」とか「経済合理性にかたよらない経済」とか定義の難しそうな言葉でケムにまかれるかもしれないなあ。 ■さて、さまざまな政策の中にあって、外交というのはいかに高い理念があっても、相手があるので、結局リアリストでなければつとまらない分野でもある。というわけで、鳩山政権の外交はどこに向かうのだろう、ということを私なりに考えてみよう、というのが今回のエントリー。正直言って、手あかつきまくっているテーマだな、ごめん。 ■岡田外相は原理主義者か現実主義者か アフガンでプレゼンスを強めて めざすは日主導で東アジア共同体って、 ほんとう? ■先日、夜勤で社編集局にいた。そ

    nicht-sein
    nicht-sein 2009/10/25
    本気でタリバン(その根源だとわたしが考えているアフガン/パキスタンの貧困問題)をなんとかしようと考えて、実行するのなら、すごいと思う
  • 細田博之幹事長グループインタビュー全文1:イザ!

    ■25日アップ予定だったMSN産経のネットプレミアムコンテンツ「福島香織のあれも聞きたい」政治家インタビューは休載です。当は自民党参議院議員の山谷えり子氏に廃案になった北朝鮮の船舶貨物検査法案などをふくむ北朝鮮問題や教育、女性問題なんかを聞きたいと思っていたのですが、解散前の〝なんちゃって政局〝〝なんちゃって権力闘争〟のごたごたのおかげでこちら側の時間がどうしてもとれず、せっかく入れていただいた取材アポをいったんキャンセルさせてもらいました。すみません!!というわけで山谷氏のインタビューは再来週に掲載の予定です。 ■しかし、日の権力闘争って、しょぼいですね。政治部の人から「政局が緊迫しているんだ!(だからお前もきりきり働け)」と大事件のようにいわれたものの、終わってみれば、勝者も敗者もなあなあ。何事もなかったような顔で握手してんじゃないよ、もうちょっと、命がけでやれや!! とヤジとばし

    nicht-sein
    nicht-sein 2009/07/27
    興味深い。なるほどなぁ
  • 同情するなら金をくれ、と突っ込みたくなるQT:イザ!

    ■きょうは党首討論(QT)。民主党が鳩山新代表になってから2回目ですな。ごらんになりました?なに、居眠りして覚えていない。ならMSN産経の速報にゴー。 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090617/plc0906171549009-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090617/plc0906171655010-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090617/plc0906171721011-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090617/plc0906171752012-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/politics/po

  • 中継ぎエントリー2:イザ!

    ■書きたいテーマは山ほどあるものの、腰がおちつかない福島です。きのうは、国会が55日延長なのか66日延長なのか、あんまり違いはないんちゃう、あと数時間でどうせ発表なんだし、とか政治部記者としてあるまじきことを考えながらも、朝から幹事長の後ろをおっかけまわしていました。きくところによると、優秀な政治部記者というのは、政治家のオン・オフの発言なり誰と誰があっただのとかいうところから、自分なりの政局観というのを読み取るものであり、そういうことができて始めて政治取材がおもしろいと思えるようになるそうです。まあ、福島にはまだ遠い道のりであることを思いしらされる日々です。 ■というわけで、あまりの忙しさのために、読むべきもまだ読みおわってません。6月4日用のエントリーのネタに趙紫陽の最後の回顧録「プリズナー・オブ・ザ・ステイト」を読み始めたのですが、う、挫折しそう。中国が出ているみたいなので、そ

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    nicht-sein 2009/06/05
    "高い本を躊躇なく(いやちょっと躊躇した)買ったとき、ああ、これを大人買いっていうんだなあ、私、大人なんだ、と妙に思ったり"この感覚はわかる。レビューも期待してます
  • 国内の「政治とカネ」の問題よりチベット問題が気になるわけ:イザ!

    ■あ~、寒かった、しんどかった。きょうは一日、雨のなか小沢番。住宅街の張り番はトイレにこまるし、ひまな時間があるから、いろいろ考えるし(私なんでこんなことしてるんだろう?とか)。こういうとき、同じ小沢番にかり出されている他社の総理番記者同士で協力して、30分ごとに交代して車の中で暖をとったりすると、読者から談合とかいわれるのだろうか。いいよ、談合で。こんな仕事で、私は自分の体力や気力を消耗したくない。 ■ところで、さる人から、こういう「政治とカネ」がらみ事件については、捜査の中身が見極められるまで、安易に見立てをいうべからず、といわれた。こういう事件のときに真っ先に逮捕される公設秘書というポジションの人が、果たして当に容疑に見合った罪があったかどうかというのは、起訴事実が明らかにならないと分からない。明らかになってもわからなかったりするけど。政治家の矢面にたって最初に逮捕されて、ときには

  • 雑談②いつまでたっても慣れない総理番のお仕事:イザ!

    ■麻生政権の成立にともない、私の番記者生活がスタートしたが、正直いうと、4カ月たったいまもまだ、番記者の仕事になれない。耳慣れない用語や習慣なんかも多い。「経読み」「壁耳」って何?オフレコといっているのに書いていいの?官房長官らの「慎重に考慮します」「前向きに検討します」という発言はどういう意味? ■ちなみに「経読み」とは法案の趣旨説明。お経を聞いているのと同様、眠くなるから。「壁耳」というのは、クローズドの委員会などのとき、会議室のドアの隙間に耳をあてて、中の話を聞くこと、もしくはその内容。それって盗聴やん。それを記事にかいていいんですかぁ?→いいんだそうです。でも、それなら委員会室に盗聴器しかけたり、その外で集音機(探偵さんとかがつかっているやつ)で、声をとって記事書いてもいいってことにならないのか?これはダメだそうだ。では補聴器は?ガラスコップを扉に当てるのはいいのか?疑問はつのる。

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    nicht-sein 2009/01/27
    "「口約束」「契約」というものに対する日本人の姿勢なのだろう"否定できないだけに泣ける。欧米がうらやましい(あれはあれで行き過ぎている、と思うけどそう思うのはやっぱり日本人だからなんだろうな)
  • 雑談:政治家って人気商売なんだ。:北京・官邸趣聞博客(ぺきん・かんていこねたぶろぐ)

    ■先日(1月10日)、産経新聞主催で開かれた全国学生論文大会・土光杯のトリテキ(テープ起こし)に動員された。22日の新聞に、優秀作品の要旨が載るので、詳しくはそちらを見ていただくとして、ちょっと印象に残ったのが賞外の「地方議員となって地域から日をかえる」という内容の論文を発表した池田裕文さん(東北文化学園大2年)。質疑応答タイムで、弊社の斎藤勉編集局長に「今の国会議員で誰が好きですか?」ときかれて、「麻生首相」と答えていた。 斎藤「なんで?」 池田「今までのようにただ座って人の話を聞いている首相より、批判されようと、こうしてみようか、ああしてみようかと、ちょっと意見が出せるところが憧れ」 斎藤「でも漢字よめないよ」…。 ■尊敬する政治家、優秀な政治家ではなくて、好きな政治家は?という問いがでてしまうあたり、そうか、政治家って人気商売なんだ、とあらためて思った。そう、選挙で誰を支持するか、

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    nicht-sein 2009/01/18
    "テレビやネットのチラ見で膨大な情報を摂取して消化不良のままものごとを判断しがちな匿名という名の大衆が、びっくりするほど影響力をもつ今の日本"orz
  • CHINA13億のお客様:イザ!

    ■カール・クロウの名著「支那四億のお客様」のもじりで「支那13億のお客様」というタイトルにしようと思ったのだけれど、支那と使えば差別用語だといわれかねないので、CHINAとあてた。これ、ポルトガル風発音だとシナとよめるよね。支那という言葉は、歴史的経緯から差別語的な位置におとしめられたが、もともとは清(チン)とか秦(チン)とか中国の王朝の音がフランスやポルトガル風に読まれた言葉に漢字が当てはめられただけの普通の言葉ではなかったっけ。 ■ちなみに、カール・クロウは、1911年に上海にいき、25年間滞在した、西洋式広告代理店の草分け的存在で、中国で石けんから自動車まで宣伝しまくり、ジャーナリストとしても活躍し、第一次大戦中、日の対華21箇条要求をスクープしたのも彼である。彼の見た当時の中国を描いた名著「支那四億のお客様(400 Million Customers)」は数年前に、連合出版から復

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    nicht-sein 2009/01/10
    "農民という被差別階級から脱するその唯一ともいえる方法が子供を大学に入れること"大学には入れても就職率75%という現実。きっついなあ。中流を目指すために子供の教育に力を入れるというのは日本にもあった、らしい
  • 総理番のお仕事⑨麻生さんと李肇星さん:イザ!

    ■前中国外交部長、つまり中国の前外相だった李肇星さんが先週、首相官邸を訪れ、支持率急落に気落ちしていた麻生太郎首相に「中国人民は麻生政権を支持しているよ!」とエールを送った。二人が会うなりいきなり熱い抱擁をかわし、背中をたたき合ったのには、ちょっと驚いたよ。え?そんなに仲よかったん?実は仲よかったみたいです。そういえば、この2人、ちょっと似ている。雰囲気とか、不適当発言で反感かってなんか損するところとか。というわけで、今回は麻生さんと李肇星さんの関係から、日中関係を考えてみたい。 ■李肇星さんが現役外相時代、私は全人代の会見現場にいったこともあるし、テレビで幾度となく彼の記者会見を目にした。ちょうど日中関係が「政冷経熱」(政治関係は冷え込んでいるが、経済・貿易関係は絶好調)といわれた小泉純一郎政権時代。山東なまりのべらんめぇ調で、日についても結構いいたい放題だった。 ■たとえば、小泉首相

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    nicht-sein 2008/12/14
    "数年後の結果はおそらく(中略)ときの総理大臣のものとなる""選挙や支持率や評価を意識することなく、持ち前の機知とユーモアを思い出し微妙な隣国と、よりバランスのよい関係を築く方向に日本を導く外交をしてほしい"
  • たまには、軽いエントリー②ウナギの話:イザ!

    ■卵の話が、けっこう受けたので、ひょっとすると、やはり日人はべ物の話が一番すきなのかも、と思って二匹目のどじょう、ならぬウナギをねらう。 ■中国産ウナギの偽装問題が日列島を揺るがしている(と中国からはみえる)が、今日は中国産ウナギの話。もともとウナギをべる習慣のない中国人だが、日ブームのおかげで、中国人も大好きな定番料理となった。ウナギチャーハンとか、オリジナルうなぎ中華もできて、これがなかなかおいしい。自分でもつくる。 ■中国産ウナギ偽装事件は、共同のクォートなどで、品安全ネットという専門サイトで紹介されているが、中国では公式に報道されていない(はず)。問題は日側にあるとしても、中国人からみると、面白くないニュースであろう。 ■で、素朴な疑問。中国産ウナギは、素人がべても日産ウナギと味の差が分からないくらいレベルが高いのか?北京の日料理屋さんでこんな話をきいた

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    nicht-sein 2008/07/05
    "ハレの日のごちそうの地位においておけばいいのではないか、と思う"
  • 北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ) - 蟄居解禁。:イザ!

    ■みなさま、お久しぶりです。しばらく、ブログ更新をお休みさせていただきました。前エントリーのコメントが250をこえていて、びっくりです。しかし、残念ながら中国からはアクセス禁止で、全部読めませんでした。たぶん一部コメントが、ワード検閲にひっかかるのでしょう。 ■さて、当ブログの稚拙な表現がもとで、とある複数の方面の激しいお怒りを買うこととなり、産経新聞社さまおよび中国総局のみなさまに、はなはだご迷惑をおかけいたしました。平に平にお詫びもうしあげます。 ■私も、この種の筆禍は2度目(しかも半年もたたぬうち)なので、さすがに、もはやこれまで、と閉門蟄居にて、お上からのお沙汰をまっておりました。ブログお取りつぶしはもとより、北京所払い、遠島、あるいは切腹申しつけられるか、とそれなりの覚悟はして、辞世の句なども練っていました。 ■が、先日、東京社よりお沙汰が下りまして、なんとブログは継続

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    nicht-sein 2008/04/07
    "この世の中でバイアスのかかっていない報道・言論などありえない。すべて、記者や発言者の思想、経験、人間関係などを反映しているという点でバイアスがかかっている、と読者の方々にも認識してほしい"
  • 北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ) - 胡錦濤主席にノーベル平和賞を!(マジ):北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ)

    産経新聞中国総局記者。平成13年に香港支局(すでに閉局)勤務、14年から北京駐在。北京の銀座と呼ばれる王府井近くに一人暮らし。趣味は美読書旅行、観劇。目下、中国の人口、女性、貧困、環境、ネット、言論問題などが取材上の関心事。好きな言葉。「逃げない、はればれと立ち向かう」(岡太郎)

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    nicht-sein 2008/03/21
    "中国が本当に恐れているのは、凶暴なチベット族の暴動でもチベット独立分子の決起でもない。もちろん欧米諸国の五輪ボイコットでもない。13億人民の党に対する求心力が失われ、党への批判が表面化すること"
  • プンツォク・ワンギェル氏はかつてこういった…。:イザ!

    ■日に暮らす中国人の友人からメールがきた。日中文学の仕事をする彼女は著名チベット女流作家の唯色さんの親友だ。「彼女と電話で話ながら泣き崩れた」。私も。きのうはさすがに涙がでた。 ■青海省にくらす日人学者・阿部治平さんからもメールがきた。彼はチベット族の中にどっぷりはいり、チベット族革命家のプンツォク・ワンギェル氏の伝記を日人としては初めて書いた人だ。このについては、回を改めて紹介する。良書だよ。 ■その彼は、この騒乱(暴動)について、ダライ・ラマ14世とまったく関係ない、との見解だった。完全同意。デモの最中に「ダライ・ラマ万歳」と叫んだりする僧侶がいたという話しだが、「ダライ・ラマは最高位の活仏のことであり、南無阿弥陀仏!と叫ぶのと同じ」だそうで、この僧侶が特に過激な独立派だとは思えない。 ■「チベット独立!」というスローガンを掲げる僧侶もいたそうだが、彼らはむしろ、ダライ・

  • 明けましておめでとうございます。というわけで新年小ネタ特集!:イザ!

    ■明けまして、おめでとうございます。年末は例の騒動にかさなって、ウイルス性胃腸炎で3日くるしんだあと、のど風邪、気管支炎と病がかさなり、さらにパソコンは壊れるわで、大変でした。福田訪中も、ちょこっと手伝っただけでスルー。大晦日になってようやく気管支の中から、小鬼を追い出し、普通に呼吸できるようになりました。ああ~疲れた。とにかくこれで厄ははらわれた。新年はよい年でありますように。そして、読者の皆様にとっても、産経新聞にとってもよい年でありますように。もちろん北京にとっても。 ■というわけで、2008年最初のブログは、基にもどって小ネタからスタート。 ■ひさびさですね、小ネタニュース! 日社会にとっちゃどうでもいいニュース集めてみました。 ■公安省からの情報によると、中国で姓が元、名前が旦という〝元旦〟さんは618人、名前が元旦というのは5659人、1月1日生まれは554万712

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    nicht-sein 2008/01/05
    "家庭年収6万~50万元の中産階級は8000万人、7・7億人あまりの農民の平均年収は3600元"人数多い国はすごいなぁ
  • 中国の女性人身売買:イザ!

    ■民衆の期待する民主の話を書こうと思ったのだが、理屈っぽい話ばかりだと嫌われるそうなので、ちょっと横道にそれる。最近、李楊監督にインタビューした。中国映画好きなら、知っているかもしれない。2003年ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した「盲井」を作った監督だ。(MSNでは金熊賞になっているけれど、銀熊賞だよ。紙の新聞は治っているはず)。「盲井」は、ヤミ炭坑の中で行われる殺人をドキュメンタリータッチで撮影、中国の暗部をえぐった問題作ながら、あまりのありのままの中国だったため、当局の逆鱗に触れ、上映禁止になった作品。この監督は、06年まで中国国内での映画制作を禁止される処分を受けていた。 ■しかし昨年、ようやく禁がとけて今回、「盲山」を完成させた。四川省成都の女子大生が誘拐され、農村にうられてきたあと、逃げだそうとしては何度も捕まってしまう、そういうストーリーらしい。制作費480万元のローコス

  • 民主の臨終:イザ!

    ■7月1日になり、香港が中国に返還されて10周年となりました。今、立法会大楼(議員会館みたいなもの)にいって、帰ってきたところです。午前零時にあわせて、李柱銘(マーティン・リー)氏はじめ民主派議員たちが大楼のベランダにでて、1日午後に予定している民主化要求デモの決起を呼びかけていました。 ■ ■ ウィウォントデモクラシー!ウィウォントデモクラシー!とマイクで音頭をとります。しかし、シュプレヒコールになりません。写真でもおわかりのように、人がほとんど集まっていませから。メディアをいれて50人くらいでしょうか。 ■1997年7月1日の同時刻、この立法会大楼の2階ベランダで、同じように李柱銘氏は、臨時立法会反対の演説を行い「民主の危機」を訴えました。あの日、土砂降りの雨にもかかわらず、多くの人がこのベランダの下に集まり、香港の自由を奪われることへの危機感にふるえ、李氏の演説に共感したのでし

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