福島第一原子力発電所の事故を受けて、広島大は放射能について正確な情報を発信するため、「放射能対策基本情報ポータルサイト」を開設した。 これまで同大学や同大学緊急被ばく医療推進センターの各ホームページには、放射線被曝(ひばく)に関する項目を掲載していたが、新たな情報を加え一元化した。 放射能の基本情報では「大人と子供のどちらが被ばくの影響が大きいか(回答・子供のがんリスクの方が高い)」など、Q&A形式で22項目を載せた。放射性物質の除染が必要な基準や、食べ物の安全性についてもまとめている。 また、被曝医療の情報では、体に付着した放射性物質の除去方法を紹介。甲状腺を守るため、安定ヨウ素剤の服用は「イソジン、ルゴールなどの消毒用ヨード剤にはアルコールなどが含まれているため危険。内服用の安定ヨード剤の服用を」と注意を呼び掛けている。 広島大は「長年の研究に基づいた正確な情報なので活用して、少しでも