25年前の今日、1994年4月6日。アフリカ大陸中部に位置するルワンダ共和国で大統領が暗殺されました。同国キガリ国際空港に着陸する直前に何者かに撃墜されたのです。そして時を同じくして、「千の丘の国」と呼ばれたルワンダを血で染めるジェノサイド(民族抹殺)が始まりました。 ルワンダ地図(作成/筆者)80万~100万人が犠牲になったその悲劇は、映画「ホテル・ルワンダ」をはじめ様々な形で語り継がれるとともに、「なぜ国際社会は防げなかったのか?」という課題も投げかけています。 ルワンダの首都キガリ(撮影/筆者)(2018年)一方、終戦から四半世紀が過ぎた現在のルワンダは、2010年以降7~8%の実質経済成長率を示し、「アフリカの奇跡」と呼ばれる復興を遂げています。旅行でルワンダを訪問した人はみんな、まずゴミ一つ落ちていない道の美しさに驚き、モダンなビルが建ち並ぶ首都キガリ市の中心部を見て、さらに驚き