珍果物ポポーたわわ 味はバナナ＋リンゴ＋桃、香りマンゴー - 山陽新聞ニュース県内に流通していないという果物・ポポーが、長尾の武部則子さん(８１)方で実をつけている。独特の甘い香りとクリーミーな味わい。珍しさもあって近所の人たちの人気を集めている。 半田山植物園（岡山市）などによると、ポポーは北米原産の落葉小高木。９月中旬から１０月上旬にかけ、黄緑色をした楕円（だえん）形の実（１０―１５センチ）がなる。 珍しい植物が好きだった夫の高章さん（故人）が１５年ほど前に種をまいた。今では高さ約３メートルの樹木３本に育ち、「７、８年前から実がなる。今年は“豊作”で、２００個ほどとれた」と武部さん。 口に入れるとマンゴーのような香りが広がり、甘みは濃厚でまろやか。近所に配ったところ「バナナとリンゴと桃をミックスしたような味」と好評だ。 全農岡山県本部などによると、ポポーは収穫後すぐに黒く変色するため市場に出回りにくく、「県内で市場流通も一般販売もしていない」という。 茨城県日立
