男子マラソンで世界選手権3度出場の川内優輝(31=埼玉県庁)が2時間15分58秒で制した。 日本勢では1987年の瀬古利彦以来31年ぶり9度目の頂点で、過去の優勝者は65年の重松森雄や66年の君原健二ら。122回目を迎えた伝統のレースで、公務員ランナーの川内が名選手に肩を並べた。 気温約4度の厳しい冷え込みに大雨、強風の悪条件下で終盤に真骨頂の粘りを見せた。昨年の世界選手権王者で2連覇を狙ったジョフリー・キルイ(ケニア)を40キロすぎで抜いてゴールした。 大会は国際陸連が定める条件を満たさない片道コースで、公認記録にはならない。 雨の中、ゴールへ向かって力走する男子優勝の川内優輝(AP=共同) 雨の中、力走する男子優勝の川内優輝(AP=共同) ゴールする男子優勝の川内優輝(ロイター=共同) ゴールする男子優勝の川内優輝(AP=共同) ボストンマラソンで初優勝した川内(AP) ボストンマラソ