Benoit(ブノワ)東京に行ってみた。 結論からいうととても気に入りました。 Benoitはもともとパリの老舗ビストロで、それをアラン・デュカスが買い取って経営している。ので、いわゆる伝統的ビストロ料理を出す。 それを東京に持って来る場合、どういう戦略があるか。 まずは「パリのBenoitをまるごと完全に持って来ました、どうぞ本場のビストロ料理をお楽しみ下さい」という方針。 もうひとつは「東京都心で、しかもテナントビルの10階でBenoitをやるということはどういうことなのか。お客は何を求めているのか、を考えてコンセプトを立てる」という方針。 で、Benoit東京はまさに後者の作戦をとって成功しているのではないかと思った。必ずしもBenoit本店をそのまま再現することにはこだわっておらず、インテリアも比較的軽快に作ってある。料理にしても、日本人が食べやすいようなものをうまくバランスさせて