ちょっと一服。「今年は禁煙かな?」と心が揺れている人も多いのでは(写真と本文は関係ありません)(写真:産経新聞) タバコの葉にニコチンを蓄積させる働きを持つ遺伝子を、京都大学生存圏研究所の矢崎一史教授(植物分子生物学)らの研究チームが初めて突き止め、研究成果が、20日発行の米国科学アカデミー紀要電子版に掲載された。この遺伝子の働きを抑えることで、ニコチンのないタバコの葉を栽培することも可能になるという。 ・図表でみる:ニコチン依存度チェックと禁煙の心得十か条 研究チームは、ニコチンが蓄積される細胞内の液胞の膜に存在する「Nt−JAT1」という遺伝子に注目。この遺伝子を酵母に組み込むなどの実験を行ったところ、酵母がニコチンを運び、ニコチンが植物細胞内の液胞に蓄えられることが判明。この遺伝子がニコチンの輸送・蓄積にかかわることがわかった。 ニコチンはタバコの葉に2〜8%含まれ、根で作られ