AP通信によると、タイの警察当局者は6日、未成年者と性的行為をした疑いで、ロシアの著名な指揮者でピアニストのミハイル・プレトニョフ氏をタイ中部のリゾート地パタヤで逮捕したと述べた。 一方、インタファクス通信によると、在タイ・ロシア大使館の当局者は、同氏は警察に連行されて聴取されたが、間もなく釈放されたと説明。警察はパタヤにある同氏の家を捜索したが、疑わしい物は発見されなかったと指摘した。同氏が率いるロシア・ナショナル管弦楽団は、逮捕を否定している。 警察当局は、同氏が少年にいたずらをした疑いがあり、少年と一緒に写った写真も押収したと説明しているという。 同氏は、1990年にロシア初の自主運営オーケストラとして同管弦楽団を創設し、芸術監督に就任。日本でも公演している。(共同)