【ソウル時事】韓国の金星煥外交通商相は12日の記者会見で、日本海の表記問題について「現在、東海と日本海の併記を推進しているが、これは1次的な目標であり、究極的な目標は東海の単独表記だ」と述べた。 同問題は、来年4月に開かれる国際水路機関(IHO)総会で協議される見通し。最近、米国務省副報道官は日本海の単独表記を支持する考えを表明しており、韓国内で高まった政府の外交力に対する批判をかわすため、金外相は強い姿勢を示したもようだ。 金外相は「東海の表記問題は、日本の植民地支配の名残を清算する作業の一環」と強調。その上で、日本海を「東海」ではなく「韓国海」などと呼ぶ考えはあるかとの質問に対し、「以前に検討したこともあり、多様な方策を検討する」と含みを残した。 【関連記事】 日本海が国際表記=「東海」併記退ける−米国務省 防衛白書めぐり抗議=竹島の領有権記述で−韓国 〔写真特集〕韓国陸