2022年は、日本の鉄道開業150年周年。新幹線も1964年10月に開業してから60年近くが過ぎた。出張に、帰省に、旅行に、欠かすことのできない交通手段だが、よくよく考えてみると、さまざまな謎が次から次へと浮かんでくる。 時速300キロで走る新幹線の窓は、小石が当たってもなぜ割れないのか? 北海道新幹線の先頭車両が長い理由は? そんな新幹線にまつわる謎の数々を解説した『最新版 新幹線に乗るのがおもしろくなる本』(著・レイルウェイ研究会)より、1カ月にわずか3回だけ走る新幹線の正体などを紹介する。 1カ月にわずか3回だけ走る新幹線の正体とは? 一般的な新幹線のイメージは、白やシルバーなどの淡いボディカラーで、青か緑の細いラインが車体の横を走っているといったところだろう。ところが、東海道・山陽新幹線を走る、車体が目も覚めるような濃い黄色に塗装された珍しい列車がある。それは「ドクターイエロー」の